ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
全98件中、61~80件目を表示
これぞミステリー!!
最近ミステリーもので外れを引いたので(ミステリーを銘打った屍〇荘の殺人とかいうゾ〇ビ映画の邦画)それを塗り替えてくれた偉大な作品に拍手!!
これは間違いなくミステリーです。
ストーリーのテンポが良く、観てる側も驚く展開が用意されており、探偵が前口上を述べる鉄板のミステリー!!
こういうのが観たかった!
お茶目な探偵が一見すると迷探偵に見えますが、彼は間違いなく名探偵!!
0.5引いたのは、助手役(?)の看護師の彼女が嘘をつくと吐いてしまうという正直過ぎる体質が一番ミステリーだったので笑。
ミステリー最高!!
祟りじゃ〜
思っよりひねりが効いていて面白かった。
探偵はもっとアクティブかと思ったけど
別の映画の印象だから…まさかの安楽椅子探偵とは。そう見えただけで足繁く調査してたかも知れませんが、短時間で色々調べるには限界が。むしろ嘘を見抜く天才なのかも。
事情聴取の時に真実と嘘を連続で流す手法は斬新に感じました。つまり最初の時点から皆嘘をついておりそこから紐解くのはある意味効率的で皆信用できない人物と印象付けました。
一癖も二癖もあり財産渡したく無いっすね。
色々突っ込みたい所もあるけどね。今頃ビデオテープとかそれを消磁して消すとか前時代的。
それにスマホ持ってるんだからもっと使いようもあったろうに…事件が自殺って前提だから本気で捜査してなかったんだろうけど科学捜査すれば証拠は一杯見つかるし直ぐに証拠だけで犯人?を特定できたのでは…と言い始めるとトリックが難しくなり過ぎますね。現代科学の前では完全犯罪は難しいですね。何の関係も無い第三者が犯人の場合を除いて。
しかしボンドがコロンボに転身したような感じがとうしてもしてしまう(笑)。
それにしても横溝正史は天才かと思い知らされた。
極上のミステリー映画、というのに嘘はない
世界的ベストセラーを連発しているミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)。
高齢の彼は、85歳の誕生日の家内パーティの翌朝、豪華な自宅の屋根裏寝室で、喉元も切った状態の死体で発見された。
警察は、情況から自殺と判断したが、そこへ高名な探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が現れる。
彼は、匿名の人物から事件の調査依頼を受けていたのだった・・・
といったところからはじまる物語だが、早々にブランと捜査主任の黒人警部補とが関係者への聞き取り再調査を行う。
そこで、尋問される面々はスロンビー家の怪しい面々たち・・・
と、豪華な屋敷での殺人事件、胡散臭い登場人物、事件現場とは相いれぬ文化圏(米国南部出身、フランス語圏からの初期移民のような)の探偵・・・とアガサ・クリスティ風のお膳立てであるが、それ以上にクリスティ風味なのは序盤。
尋問で、関係者が答える画と、その裏に秘められたパーティでの怪しいやり取りの画のカットバックは、『オリエント急行殺人事件』でシドニー・ルメットが演出した手法(ルメットの映画では、前半と後半に分けられているが)に似ているし、それよりなにより、被害者の看護人マルタ(アナ・デ・アルマス)が語る内容で、事件のおおよそは描かれている。
このマルタが語る内容と、すぐさまブランが彼女を事件捜査のパートナーに指名する件は、クリスティの『アクロイド殺害事件』を彷彿とさせる。
あの有名な著作では、犯人は〇〇なので、それを隠して映像化したドラマ(ポワロ=スーシェ版など)ではその面白さが出ず、やはりここは倒叙ものとして映像化するしかないのか・・・と思った次第。
とすると、犯人は・・・となるかもしれないが、それだと映画は1時間ぐらいで終わってしまう。
この映画は、最終的にはフーダニット(犯人当て)映画。
決着点がわからず、ハラハラドキドキとして展開していくことになる。
そのような枠組みもさることながら、クリスティ・ファンにはニヤっとするシーンが多々ある。
ひとつはクリスティもので図らずも出ている階級意識。
クリスティものでは、だれも使用人の顔など憶えていない・・・というトリックが使われるが、この映画では人種差別として描かれており、マルタの出身地を、エクアドルであったり、パラグアイであったりと、関係者のだれもキチンと憶えていない。
これは探偵役にも踏襲されていて、南部なまりのブランを、関係者のだれもが「胡散臭いオヤジ」としかみていないし、ブランも時折「ヴォワラ」というようなフランス語も使ったりする。
もうひとつは、見間違い、聞き違い。
このちょっとした勘違いは、クリスティものでは多用されるが(ま、ほかのミステリでも多く使われるが)、この映画でも「出たぁ」と思うほどの上手さである。
ということで、最後の最後まで、落としどころがわからない展開、さらに、マルタが嘘をつけないという設定(これはミステリでは、かなり珍しい)が活かされて、ホント、面白かったです。
極上のミステリー映画、というのに嘘はないです。
l’ll recommend it to you
According to the film,
I saw a different image of Daniel Craig from that l’ve ever known. His this time roll is a bit comical and there is no James Bond.
It’s a fresh but l don’t think he needs to be a this roll.
In the middle of the story, a criminal person seems to be cleared, but the tale still goes on. The story changes several times. It’s really really amazing.
This isn’t a comment about film,
a person sitting behind me kicked my seat many times during movies. First few times I could stand it but at last I turned back and sent a warning look at him. Unfortunately it’s still going on. I supposed it’s not intentionally but disappointing me because here is the small theater where film lovers join.
ムードとキャストだけ
面白そうだなと思って鑑賞
キャストも豪華だし監督は…
あのライアン・ジョンソンかという感じでしたが
アナ・デ・アルマス好きだし
感想としては
やたらひねくろうとしてミステリーなのかすら
怪しくなってしまっている感じでした
有名ミステリー作家ハーランの屋敷で
当人が死んでいるのを家政婦が発見
前日にパーティーで一通りいた作家の家族親族
専属看護師まで容疑者として聞き込みから始まり
謎の人物から依頼を受けた私立探偵ブノワも一緒に聞き込みを行います
家族は金策をハーランに依存している有様で
遺産相続などにしか興味が無い雰囲気
事件の真相自体は中盤までにアッサリ出てきます
事件に関わる重要人物が早々にハッキリするため一見
コロンボや古畑のようなブノワが追い詰めていく形式
なのかと思ったらもう一つ陰謀があり
事件はそちらに向かっても進んでいきます
ただその追加された部分がちょっと無理やりでした
薬剤を注射器で中身を入れ替えたと言いますが
注射器1本で2つの薬瓶の中身を入れ替える?
類推する薬物の知識は?など粗が目立ちます
何より序盤に提供される情報では後半の展開は
全然読めませんから後付け感が余計にします
キャラごとにウソを隠せず嘔吐する、ネトウヨ(本当に字幕にこう出る)
であるなどの設定もあんまり活かされている感じはしませんでした
ミステリーと言うには偶然に依存しすぎな印象もありましたし
あまり豪華キャストを生かし切れている感じはしませんでした
ダニエル・クレイグもボンドのイメージから離れたいけど
あんまり離しすぎることも出来ないみたいな感じの
この人でなければ本当にいけないわけではない役どころ
アナ・デ・アルマスが一人で頑張ってる感じでした
ただゲ○まで見る羽目になるとは…ごほうび
あわわライアン・ジョンソンと言う人は意表を突けさえ
すれば何でも良いと思っているのかな
今思えばテレビの火曜の2時間サスペンスって
しっかりミステリーしてたんだなと思ってしまいました
うーーーーん!!!???
なんか難しい。(笑)
最後は結局この人みたいな。(笑)
うーーーん。
俳優は濃いけれど。
うーーーん。
展開は良くわからないし、頭に入ってこない。(笑)
アクションが観たかった。(笑)(笑)
なんかセリフが多くて。(笑)
ウトウトしながら、時は経って。
よくわからないけれど、観た感でなんとか。
アクションやくだらないギャグや(笑)がほしいかも。個人的には。(笑)
展開も遅くて、映画的にはちょっときつめ(笑)。
好きな人は好きなんだろうとか、思いながら。(笑)(笑)
やられた。定番をぶっ壊した痛快作
最高のミステリー。
定番をぶっ壊した痛快作!
名探偵がさっそうと登場しない。
いつの間にかひっそりそこにいる!
なんと、殺人の種明かしが中盤に!
ほんとにあの人が犯人なのか!?ヤキモキヤキモキ
ゲロゲロゲロ
嘘をつくと吐いてしまう可憐な看護師が、事件の中心!!
正直、犯人は、まさかの看護師(アナ・デ・アルマス最高)か、なかなか登場しないドラ息子(やたらセーター姿が話題のクリス・エバンス)なのではと思っていたら、中盤で殺人の顛末を早々に披露!
あれあれと思っていつつ、怒涛の展開。
個人的に一番ツボだったのは、(笑いどころはいくつもあったけど)
事件の種明かしをしようって緊迫の中、探偵が刑事を呼んだだけなのに、可憐な看護師が「彼が犯人??」と大ボケをかます。
未だかつてこんな三文劇のようなボケ、ありましたか!?
家族全員怪しいというミステリーの中、定番を裏切るプロットが痛快。
かといって気をてらいすぎてるわけではない。
うっかりしてると置いてけぼりにされる、物語から振り落とされそうになる爽快感。
各キャストも個性的で、素晴らしい。
探偵役のダニエル・クレイグが、いい。
ちょっと前に出たローガン・ラッキーでも楽しそうにコメディックに演じていたけど、
今回は、その中間?
というか、名探偵なのかポンコツなのか最後までわからない。
靴についてた小さな血痕を見逃してなかったんだから、名探偵だね。
ちょっと惜しいのが、撮影。
狙いなんだろうけど、ちょっとスモーク炊くとか、せっかくだからもうちょっと華麗にして欲しかった。
けっこうよかった
ちょっとごちゃごちゃしてよく分からなかったのだけど、犯人が薬のラベルを貼り替えていたけど、結局ちゃんとした薬を注射していて、騒がなかったらおじいさんは自殺する必要はなかったということなのかな。犯人がちゃんと悪者でよかった。
睡眠薬でモルヒネを使っていいのか。もし80代になったらそんな生活がしたい。
Gravity's rainbow. 久々ヒットの探偵映画!
本作は観る前から内容も知らない状況でキャストだけ見て「ダニエル・クレイグが探偵なら犯人はクリス・エヴァンスかアナ・デ・アルマスかな?最近の知名度的に。」っと邪推してたら本当にそうだったので逆にビックリしました。別に当たらなくって良かったんですが・・・まんまでした。
本作はなんと言ってもアナ・デアルマスですよね!こっちが犯人じゃなくって良かった。嘘付いたら吐いちゃう体質でも、真っ直ぐで人に優しいマルタを好演しています。観てると途中でマルタの秘密を知っちゃうじゃないですか?そこからは犯人探しより、マルタのやった事がバレないように応援してしまう気持ちになってしまいます。そうなるようにマルタをメッチャ良い子にして好感を持たせ、観客を上手く誘導してるライアン・ジョンソン監督。なかなかやりおる!
ダニエル・クレイグのポンコツっぽい探偵も面白かったですね。セリフ回しだったり、車で1人カラオケだったりちょっと自分に酔ってる感じのキャラクターも面白かったです。ダニエル・グレイクって渋い顔のわりにけっこうコメディいけますね!
近年ディテクティブ系の作品ってドラマにすっかり持ってかれてて、映画では少なくなってる感じがするだけに、久々の探偵映画存分に楽しめました。個人的にアガサ・クリスティーはあまり読んだ事がないのですが、ライアン・ジョンソン監督からのラブ・レターはしっかり伝わってるに違いない!
新発明「嘘をつくとゲロを吐く」ドキドキ
プライドが高く、嘘が平気なキャラばかり。画面いっぱいにどアップで傲慢に話す。一癖もある顔芸演技派の役者達に、騙されないぞ!と言う用心深さが必要な気が、前半はずっーとする。
「嘘をつくとゲロを吐く」と言うびっくり設定である唯一の良心であり正直者の看護師さん。彼女は真剣であり必死なのに、探偵さんはニコニコ呑気。看護師さんに付き纏いながら、傲慢な金持ちが、嘘でしくじらないかを楽しそうに見ている。この設定構造は、推理映画にはよくあるなぁ。「嘘つき」「隠し事」だらけの話なので、確かに何かが、しっくり来ない。
ここで、「怪しさ」でヒントを出し、観客に真犯人を推理させる脚本は、よくある。
しかし、この映画は、核心のトリックや数々の証拠、犯人までもわざわざ中盤で観客に提供する仕掛けで、観客を困惑させる。
「えっ、この映画、答えを教えて、あとは謎解きスッキリ回収劇なの?」と思わせようとするが、「そんなはずは無い」(だって自殺したミステリー作家のプランがこんなに稚拙なハズはない)と観客が更に推理を働かそうとする。まさに監督の用意した「迷宮」に連れ込まれていく感がいい。
しかし、途中途中に「間抜け」感が漂い、どこまでもサスペンスに有りがちな、シリアスな背景や人物の深刻さは香って来ない。上品面した面々の化けの皮が剥がれる下品な言葉のオンパレードに麻痺したころ、
なんと観客はいつのまにか「真実はゲロが知っている」と思い始めているのである。笑。
そして、残された謎に連れて行かれる。「自殺事件」の解決を頼む探偵依頼人は誰なのか?。なんと真実を語るゲロは、真犯人に浴びせられる武器となるのである。
自殺凶器はナイフであり、冒頭切れ味が印象的に描かれ、ナイフで最後にドキッとさせるジョークに引っかかって笑わせる。
このジョークとと本格的ミステリーを絶妙にブレンドするために007やキャプテンなど、本格的俳優陣の魅力は、意外と必要不可欠だったかも。
浮気
解雇
教育費
認知症
マリファナ
移民
ヲタクといった社会問題もサラリと触れながら、人を想う良心が勝つ。
マイハウス
マイルール
マイコーヒー
の逆転劇も痛快である。
つまりこの映画、現代社会風刺の痛快劇なのだ。
映画は、脚本が命です。
まず何と言っても、シナリオの緻密さと完成度がすごいです。最初の聞き取りシーンで関係者の二枚舌振りを描いた後、早々と事件の真相を観客に明かして、倒叙ものへ展開を切り返すあたりは鮮やかです。これだけ入り組んだ構成なのに、ストーリーが破綻することなく最後まで緊張感が途切れないサスペンスは久しぶりです。アメコミやリメイク、シリーズものばかりのハリウッドの中で、これだけレベルの高いオリジナル作品は珍しく、悪評名高いSWのEP8の監督とは思えない腕前ですが、むしろミステリーが得意分野だったのかも。主演のダニエル・クレイグも飄々とした感じで楽しそうに演じているのが愉快でした。
遺志を引き継いでくれるのは誰なのか問題
しまったーー!マグカップの言葉、覚えて無い…
と、己れの迂闊さを呪いつつ。ラストショットで、ベランダから一家を見下ろすマルタの手に、あのマグカップが両掌で抱えられてる場面で全てが氷解。
遺産を誰にどの様に相続しようが、それは今まで自分が子供達と孫にして来た事と同じ。むしろ最悪の結果を招く。遺志を引き継ぎ、管理しながら分配出来るのは、マルタだけ。マルタなら、自分自身の良心に従い、家族の事を考えながら使ってくれるはず。
それがハーランの狙いで、その通りになる訳で。
全ての遺産を相続した彼女は、ハーランの権威を継承した事をマグカップで象徴。
いやー、面白かった。早々のネタバレも、マルタの医療パックに細工したヤツが居るはず!なんで、サスペクトは継続。アナ・デ・アルマスをたっぷり見れたし、かなり満足です。豪華キャストの単純な犯人探しを予想してたので、得した気分だす。
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2/3 追記
「~に大失敗した」「映画が大ゴケした」なんて時にスラング的に使われる英語で「Bomb Out」ってのがあるんです。「Knives Out」は「鞘から出された裸の刃物」なんですが、あの、「最後の歓迎すべき大失敗の事を引っ掛けてたりして」、と思う次第。タイトル、ネタバレですやん。全然気づかないけどw
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2/4追記
コメディと言うよりも、なんか、ギャグ。単発的な。これが笑いを誘います。
呪いのビデオだよ、7日目に死ぬんでしょ、とか。貞子ーの世界進出を裏付けるギャグでエヘヘ。ひとりカラオケですよ、しかもハマってます。何なの、この人ホントにポンコツやん!
ウソを付くと戻す設定も、あの場面で、ちょっと汚過ぎひん?あれだけの数のナイフから、タマタマ手に取ったナイフだけが"Out"なんて出来過ぎでしょ?もしかして、全部"Out"?だから、"Knives Out"なん?嘘でしょ?笑ってええですか?いや笑えるw
Gagです。コメディって言うよりも、絶対、Gag!
このメンツで、こんなGagかます度胸には恐れ入りました。
よくぞお集まりいただきました🌠
豪華過ぎる俳優陣に胸が踊る!
これぞ!エンターテイメント娯楽ミステリー!!
古めかしい大屋敷に訳あり家族がすったもんだする・・
王道のアガサクリスティ作品臭(笑)漂うストーリーが懐かしさと嬉しさを感じさせてくれました!!
移民問題に絡めるところを現代的キーにしているのには心痛もありだが結末は実に爽快!
すったもんだ家族に「ざまぁみろ~」
・・と、意地悪な私😁
すっとぼけた名探偵役のダニエル・クレイグがハマってた~✨
続編?シリーズ化?多分・・きっと・・絶対あるな!!
アミューズメントミステリー
人気俳優が複数参加。
ミスリードも巧みでテンポ良く、物語は二転三転。
そこら中に配された細かなピースをまとめ上げる手際の良さ。
鬱憤を晴らす結末。
これだけで入場料分は十分にモトが取れる映画だと思う。
まあ、ミステリーのご都合主義をいちいち指摘するのは野暮だとは思うが、現実として大好きなハーランじいちゃんを最終的に自殺に追い込んだのは彼女とも言える訳で、その本人が「私が殺した」から真犯人が明らかになり「私はハメられた」と変化したからと言って、(罪の有無はともかく)すんなり財産相続を受け入れる…ってラストに関しては、彼女の善良さを示す葛藤なりもうひとドラマあって欲しかった気もする。
これは好き嫌いだと思うけど、ちょっとダニエル・クレイグ扮する主人公ブランに「語り手」的要素ばかり強く、冒頭でビアノ「ボン♪」でなかなか気になる登場をした割に、鋭い推理で解決に導くクレバーさがある訳ではなく、かと言ってポンコツ・棚ボタ型推理でもなく、特に変人めいた部分もない…という辺りがキャラクターとして若干物足りなかったかな。
いや、それでも最後までダレる事なく展開要素が次々とやってくるストーリーは観ていてワクワクした。
劇場の入りはイマイチの様子。
「名探偵コナン」であんなに毎回記録更新するくらいみんなミステリ好きなんだから、もっとたくさんの人に観て頂きたい。
理由とか動機とか
探偵ものの王道だ。
いつも思うことだが、物語であっても、犯罪にはきちんと理由と動機があってほしい。
単なる偶然の事故や出来事が理由だったり、
えっ!?そんな第三者がいたのとか、
そんな理由で、そんな大それたこをするのかなとか、
挙げ句の果てには、〇〇ビまで登場したり、
サスペンスものや、探偵ものには、このところ王道の力強い作品が少なかったように思う。
この映画は、遺産を巡る家族の愛憎劇の中で、途中の展開は、上記のようなパターンかと思わせながら、実は…という物語の進み方だ。
ポーカーフェイスで妥協のない推理を展開する探偵ブラン、
客観的であろうと努める警部と巡査
個性的かつセルフィッシュなスロンビー一族とランサム、
自分の一族を翻弄するハーラン、
そして、吐き気がたまに傷のマルタ。
登場人物の多くは、どれもクセモノだが、善人を決して犯人にしないところも、途中のドキドキの反動で、最後に観る側をホッとさせる。
これも、みな王道だ。
面白かった。
海外ドラマの探偵物か好きだった方は、是非おすすめします。
ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス。言わずと知れた二人ですよね。
ジェイミー・リー・カーティス。私、映画の途中で、この女優さんが、ハリー・タスカーの奥さん役の人ではないか?と気づいて、謎解きよりも気になってドキドキしてしまいました。映画館出たらすぐに調べて間違いないとわかって、ほっこりしました。この女優さん、私の大好きな映画のアーノルド・シュワルツェネッガーのトゥルーライズで素晴らしい演技だったんですよね。久しぶりに好きな映画に出ていた人を見つけたら、嬉しくなってしまいます。
え?!ドン・ジョンソン。ジェイミーのキャスト調べてて、後で気づきました、、。
マイアミバイスのソニー・クロケットです。よく観てたのに!知っているのに気づかずに帰ってきてから、あの人でてたのかー!というパターンです。
劇中に、テレビを観るシーンがあります。タイプライター打ってます。作ってる人、わかってるなーと思いました。
ジェシカおばさんの事件簿。毒殺トリックのドラマを観てたというのが、それです。まさかのアンジェラ・ランズベリーには、探偵物のファンはニヤリとしたんじゃないでしょうか。笑
往年の海外ドラマのジェシカおばさんや刑事コロンボような観た後に、少しホッとするようなエンディングなんですが、その影響を間違いなく受けているように思えました。
お茶目でおとぼけで頭脳明晰な探偵の話は面白いと決まっている
とても爽快な気分だ。
コメディタッチな推理映画。キャラがたってる。展開が分かりやすい。素晴らしい脚本だ。
序盤で事件の全容が大体わかるなかで、裏切りを持ってくる術は非常に作り込んだ愛を感じる。
それにしても、探偵がいつもお茶目なのは、シャーロック・ホームズの偉大な功績だろうか。
探偵がこんなにもお茶目でお洒落であれば、俺も探偵になりたい。求人探そう。
全98件中、61~80件目を表示










