劇場公開日 2020年9月11日

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「10人の候補者が選挙というキャンバスに描いたもの」れいわ一揆 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.510人の候補者が選挙というキャンバスに描いたもの

2020年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

女性装の東大教授、元コンビニ店長、公明党に反旗を翻す創価学会員、元ホームレスのシングルマザー、北朝鮮に弟を拉致されていた兄、ALSの身体障害者…などなど、個性あふれる怒れる10人の候補者が挑む令和元年参院選の全容。
そんな彼らを統括する山本太郎は、元芸能人だけあってメディア対応やアジテーション力に長ける。
いみじくもメイン被写体の東大教授が言う。「選挙というキャンバスの上にアートを生み出す」。彼らを通じて描かれるのは、選挙自体が自己表現の場となってしまった現代日本だ。
17日間しかない選挙戦ゆえに、せっかく撮ったのだからとことん使おうという意図が働いたのかもしれないが、4時間8分というランニングタイムは、やっぱり無駄と思われるカットが多く冗長に感じた。
それでも何とか完走できたのは、ひとえに候補者たちへの興味が持続したからに他ならない。

選挙結果はすでに知られていることだし、候補者の中にはすでに党を離れてしまった者もいる。彼らが打倒を掲げていた安倍政権は、思わぬ形で終わりを告げたが、次回の選挙に彼らがどう挑むのか。
乗り掛かった舟として、原監督には是非とも続編を撮ってほしいもの。

regency
matsui yukijiさんのコメント
2020年9月17日

日本のあちこちにバラパラと地理 も判らぬところへ、選挙戦、を闘いの為、行った、この人たちを、
私は抱きしめたい
人のために、命かけて、
暑い中、声高らかに、幸せにしたいんだ、ってのが伝わった
杖つきあちこちに、時々
車椅子で、手伝った、書き物、電話☎️かけ、ビラ配り、家族が私の心を読み、助けて連れてくれた
死にいように、この人たちの、行く先に、私も行くのが、生きがい

matsui yukiji