劇場公開日 2022年6月25日

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「遅れてきた責任感と自分本位との間で」どうしようもない僕のちっぽけな世界は、 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0遅れてきた責任感と自分本位との間で

2022年6月26日
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悲しい

働きもせず親に金を無心して暮らす児童相談所に娘を保護されている男の話。

どういう経緯かはイマイチ明確では無いけれど、子供の脳に異常がみられたとの診断から、虐待を疑われて娘を児相に引き取られて1年、実家の母親の力を借りて、娘を引き取れることになり、ようやく働きはじめて…。

自分の遊びを最優先し面会にも行かない元嫁は問題外だけど、自分もモンク言える立場じゃ無いだろうにと感じるクソ野郎な主人公に嫌悪感が高まりまくる。

彼女とのことはクソ野郎っぷりをみせているとはいえ、この男にしてはまだ言い分もわかるけど、折角改心したのかと思いきや、子供を育てるというのは衣食住を与えることだけではないからね。
そしてやらかしからの母親の登場までは良かったけれど、結局その行動は自暴自棄な自分に悦に入っているように感じてしまい生ぬるかったかなと。

とりあえず、胸クソ悪さはしっかりと堪能できた。

Bacchus