「ブレ無い単調さ・・・」わたしの叔父さん odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ブレ無い単調さ・・・
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酪農王国デンマーク、両親を亡くし叔父と暮らす若い女性クリスの牧場生活を只管、淡々と描写、セリフも少なくまるでドキュメンタリーのような映画だが、二人を気遣う周りの人々も温かい、ヒューマンドラマと言う点では昔の小津安二郎監督の作風を彷彿とさせるので日本でも東京国際映画祭のグランプリを受賞するなど受けたのでしょう。
感心するのは同じことの繰り返しをブレずに描き続ける作風、映画ならもっとドラスティックな事件とかロマンスを絡めて山谷を付けそうなものだが、迷いはするが芯の強い女性、クリスの生き様にリスペクトの念さえ起こさせるから恐れ入りました。
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