「映像美で語る家族の物語」わたしの叔父さん エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美で語る家族の物語
デンマークの農村で家畜の世話をしながら体の不自由な叔父と暮らす若き女性クリス。二人の淡々とした日常の暮らしをとらえる序盤。
クリスは幼いときに両親を亡くしたようで、叔父さんが唯一の肉親なのだろう。
獣医になるという夢や胸がときめく男性との出会いがあるものの、叔父さんのことをほっておけない。叔父さん優先のクリスにイラつく瞬間があったのだが。
これは家族の物語だった。育ててくれた叔父さんは正に父親だった。本物の家族愛がありました。
実はチラシを見て絶対に観ようと思った作品。北欧独特のあやうい光に包まれた田舎の風景・空・海がえも言われぬ美しい映像として刻まれた。
ちなみに監督・脚本のフラレ・ピーダセンは小津安二郎を師と仰ぐとのこと。ここには笠智衆さん、原節子さんがいました。
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