「最優先事項」わたしの叔父さん Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
最優先事項
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すデンマークの田舎の農村で、足の不自由な叔父と二人、酪農と麦作の農家を営む20代後半の女性の話。
あらすじには27歳とあるけれど、両親を亡くし14歳で叔父さんに引き取られ15年?言葉を交わさず共ナイスコンビネーションで日常生活を送る二人。
介助をしつつ働き続ける主人公と叔父さんのやり取りは、ちょっと口煩く心配性な娘と、好きな様に生きて貰いたいと願う父親という、本心で互いに想い合う本当の親子の様。
感情表現があまり得意ではなく、極端に感情が振れる主人公が、変化を恐れつつも、思いを行動に起こす方法を模索したり、それを察した叔父さんが背中を押したり、すっ惚けた様なやり取りを時々ぶっ込みつつみせられて笑ったり、もどかしくも胸がほんのり熱くなったり。
フラット、というか振り出しに戻る的な終わり方で、もう少し兆しでもみせてくれたらとは感じたけれど、欧州映画らしいといえばらしいのかな。
牛舎の牧草の上で電話をするシーンがなんだかわからないけれどお気に入り。
そして、モブキャラだけど猫のかわいさが神がかっていて、声が漏れそうになったw
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