「見るものなし…。」大地と白い雲 caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
見るものなし…。
エンドロールの最後に、「この映画を亡き妻に捧げる。彼女がいなければ、この映画は無かった。」とテロップが出る。
そうであるならば、この映画は無くてよかったんじゃないだろうか。
友達でも家に呼んで上映会でもしたらいい。美談を装い、良作を装った、駄作と言える。
今、中国は中国共産党による民族浄化とも言える弾圧が行われている。ウイグル、チベット、そして、内モンゴルしかりだ。
映画というものが、中国共産党の検閲を受けず公開される訳もなく、この映画も内モンゴルで人々は普通に暮らしているというプロパガンダ的な意味があるのだろう。
東京国際映画祭で賞をもらってますか。
遊牧民を続けるか、都会に出るかというテーマに終始するが、雰囲気でなら見れるのか、つまらないと思うのか、このあたりは見る人次第なのかもしれない。
中国の映画界では、第6世代と呼ばれているのだろうか。個人的な思想はわからないが、結果的には中国共産党の一翼を担っているところに悲しさを感じずにはいられない。
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