ミセス・ノイズィのレビュー・感想・評価
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浅はかな自分を戒める
モチーフとなった事件はもう15年も前だけど、SNSが凶器となることが認知されている今だからこそ、見ごたえがある珠玉の作品になっていると感じました。
自分を信じる強さは生きるために必要だけど、自分が間違っているかも知れないと疑い続けるバランス感覚はもっと必要だと考えさせられた。
自分のことだけしか考えていない、そして他人のことは表層しか見ていない、浅はかな自分を戒めるような映画でした。主演2人&オチビちゃんの演技は素晴らしかった。
こういう映画に、ちゃんとした興業成績を残してあげたいと切に思います。
(PS.今日見た回のラストで拍手をしていた観客がいて、すごく嬉しかった)
ちょっと苦手
171本目。
韓国映画っぽいのかな?
再現VTRみたいな感じ?
など思い、観る前に思ってた事が観始めて全くの逆だった事に気付く。
してやられた感じはあるんだけど、スクリーンでのストレスが、こっちに迄伝わってきて不快モードで。
あと生理的にあの声が苦手で、ほぼ眉間に皺寄せ観賞。
だからこの評価にしたけど、評価以上にいい作品だと思う。
視点が変わって、悪が善に、善が悪に的な展開は個人的に好きな構成だっ...
視点が変わって、悪が善に、善が悪に的な展開は個人的に好きな構成だったが、細かい部分は少しあらが目立った印象。俳優も芝居の上手い下手ではなく、少し物足りなさを感じてしまったのは否めないかなと思った。
人それぞれ理由がある
小説家の奥さんが引っ越先の隣人の布団を叩く音に悩まされて、喧嘩して、それをネタに小説に書き・・・てな話。
迷惑おばさん役の大高洋子は最初憎らしく、途中からはなるほど、って納得させる演技が良かった。
自分の感じた事だけで判断せず、相手の立場になって理由を聞いてみないといけないな、って改めて思った。
キャバ嬢ユナ役の藤丸千が可愛かった。
奥深さあああああああああああ…
過去に大ヒットを飛ばしたがスランプ真っ只中の主婦で小説化の主人公が、引っ越した先のアパートで、15年前に奈良県で事件になった騒音おばさんを彷彿とさせる隣人と、バトルを繰り広げることになる話。
そんなタイミングで?という締切間近の状況でお引っ越し。
からのまだ部屋も片付かない中徹夜で執筆に励んでいると、まだ薄暗い朝6時にフトンを叩く音が鳴り響くは、やっと原稿が仕上がって、気気付くと娘が…!!!と展開していくストーリー。
主人公にもちょっと引っ掛かるところはあるものの、隣人の無神経さに不快感を憶える序盤。
旦那も良い感じ?にイラつかせるキャラですね。
ところがその後視点を変えたら、今度は隣人の方も問題はあるけれど、寧ろ…。
まあ結果、どっちもどっちなんですけどね。
コミカルな描写はあるにはあるけど、案外少なく、昨今の動画サイトやSNSのバカ騒ぎに炎上騒ぎや、「隣人を小説の悪役に」と謳い主人公を悪役に仕立て上げるマスゴミの矛盾や偏向的で異常な騒ぎに掌返しを揶揄してみせつつ、多面的に立体的に人や物語をみましょうね、という話でとても面白かった。
そういえば昨日もどこぞの芸能人が吊し上げられてたな。
隣人のおばちゃん役の方の演技力不足か、演出の問題かわからないけど、結構な頻度で台詞を発するトーンに違和感があったのが気になった。
役柄的には凄くハマっているところもあっただけにちょっと残念。
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