「よく出来た作品だと思った。 コメディ、という感想もあったりしたけれ...」ミセス・ノイズィ スシブリトーさんの映画レビュー(感想・評価)
よく出来た作品だと思った。 コメディ、という感想もあったりしたけれ...
よく出来た作品だと思った。
コメディ、という感想もあったりしたけれど、笑えるところはひとつもなかった。
ひどい被害妄想にも、今時なりの危機意識からくる隣人(世間)不審にも、どちらにも身に覚えがあり、終始居心地悪かった。
特にそう思ったのは、前半の子供ワンオペにも関わらず仕事の成果を求め、どんどん自分を追い詰め、四面楚歌の思い込み視野狭窄になっていくシーン。緊急事態宣言中の自分と重なった。
だから、後半の主体交代以降の、相手の立場と背景が明かされていくにつれ、今までの自分の行いを振り替えざるを得ず、いちいち自省的になってしまう作品だった。
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