「お二人とも狂気過ぎて、」ミセス・ノイズィ ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
お二人とも狂気過ぎて、
映画が始まってしばらくすると何とも言えない不快な気持ちが胸に広がり(あー観るんじゃなかったな)と後悔したほど。
だけどいわゆる「羅生門形式」のように視点が変わると一気に物語に引き込まれてました。構成はほんとお見事!
人に対しても物事に対してもその一部だけを見て判断したり決めつけてしまうことの怖さ。自分こそが正義だと確信してしまうことの愚かさ。声の大きな者が主流となりそれに乗っかれば誰もが加害者になりうるネット社会の恐ろしさ。
現代の日々を振り返り、いろいろ考えたり自らも反省したりする機会となりました。
それにしてもー。今年は篠原ゆき子さん大活躍でしたねぇ。「相棒」も絶妙なタイミングでキャスティングされましたし。これからどんどん個性的な役をやってほしいな。
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