「傑作。身につまされました。ただ、パパが傍観者すぎませんか?」ミセス・ノイズィ あっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作。身につまされました。ただ、パパが傍観者すぎませんか?
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事前情報を仕入れずに観ました。
隣家のおばちゃん目線の場面になって、不器用なところはあるものの、優しい人であることがわかったところで、非常に悲しくなりました。
こういうスレ違い、よくありますよね。
ママの仕事が忙しいときに、隣の家で子どもを預かってもらえるなんて、働くママにとって、こんな天国みたいな環境ってないはずなのに、逆にいがみあっているなんて、不幸すぎます。
私自身も、ちょっとしたことで、人を嫌いになることがあるのですが、一部分だけで判断しないよう、注意しないといけないと感じました。仮に、その人が嫌いでも、話し合ってみるぐらいはしないといけませんよね。
非常に示唆に富んだ映画でした。
ただ、1つだけ。パパが傍観者すぎる上に、上から目線でムカつきませんか?
子守を頼まれていた日に仕事を入れて、ママがテンパる原因を作ったのはパパだし、テンパっているママの代わりに、隣人と落ち着いて話し合うことだって出来たはずなのに、何もしないまま、ママには「自分のことしか考えていない」と偉そうなことだけ言う。ひどくありませんか?
最近の時流に無頓着な男性脚本家なんだろうなと思ったら(こういう一方向な決めつけがダメなんですよね)、女性の監督・脚本の作品でした(笑)。実は、わざとなんですね。
次は、続編「ミスター傍観者」として、夫婦のスレ違いを映画化して欲しいです。
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