「《2020年に1番「必要」な作品!》」ミセス・ノイズィ 邪悪ばうあーさんの映画レビュー(感想・評価)
《2020年に1番「必要」な作品!》
・誰もが自分の「正義」を持っている
自分のことを「悪」だと思っている人はほとんどいない。それぞれ自分が「正義」だと思っている。それは家族内の喧嘩も、ご近所の揉め事も、戦争も一緒だ。
争いを終わらせるには、相手の正義は何かを考えることが必要なのだと感じました。
・見え方、聞こえ方、感じ方はそれぞれ
穏やかに接しているつもりが、相手には怪しい表情に見えたり、申し訳なさそうに話していても、相手には不満そうに聞こえたり、当たり前だと思っていても、相手には非常識に感じたり… 同じ場面でもそれぞれがどの様に見え、聞こえ、感じるかが見事に表現されています。
自分は周りからどう見えて、聞こえて、感じられているのだろうか? ちょっと怖いですね。
・SNSは「ツバ」
一度吐き出せば二度と飲み込めない。
天に唾を吐けば、自分の顔に戻ってくる。
人を助ける武器にもなるし、人を傷つける狂気にもなり得ます。
・篠原ゆき子さんの左目上の「浮き出た血管」
感情の振り幅が大きい役者さんが好き。スクリーンでドアップになった篠原ゆき子さんが感情を最大限に表していたのが、左目上の「浮き出た血管」です。グッときました。
良い意味で予想を裏切る作品でした。
多くの人に観て欲しい!!
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