約束のネバーランドのレビュー・感想・評価
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大人でも楽しめる
昔は、昔話を使って子供たちへの教育にしていた。この作品はその昔ばなしの手法で新しいおとぎ話を普遍的な観点で描き出している。
昔話は大抵恐ろしさによって子供を教育する。あれもダメこれもダメ、言うことを聞きなさい云々だ。
しかしこの作品はその手法を用いながら、子供たちに新しくも普遍的概念を教えている。その言葉が散りばめられている。
そして戦後教育がもたらした現実に対する嘘の恐怖と、「私の本心」からやってくる直感、真実とは何かを子供たちひとり一人に考えさせる機会を与えている。
西暦2045年 鬼が人間と対峙していたがお互い疲弊し、お互いの世界を侵害しない協定が結ばれ、そのために鬼の食料となる人間を育てる農場を作って、定期的に食用児を出荷する。
いかにも子供が怖がりそうなこの設定は、子供心を掴む。
やがてそれに気づいた子供たちが脱走の計画を立てて行動するが、ママと呼ばれる管理者によって作戦が失敗に終わる。
子供たちは「世界」を知らない。だからそこに行ってみたい。
しかし、昔は同じように思った大人たちはかつての夢をあきらめ、見えている世界で、見えている将来に沿って生きることを選択した。まるで現代日本と同じだ。
この大人たちがかつてした「あきらめる」という決断によって、なんてことない世界に住むことが「幸せ」だという基準を作り、それを子供たちに強いる。本当に日本社会の縮図だ。
そしてちょっと失敗した子供にこうささやく「あなたは何もできなかった。騒いでも無駄よ」
子供たちには次々と絶体絶命的事態が起きる。なかでもノーマンの死は絶望的内容だった。
このような危機を子供たちに疑似体験させて、同じように絶望感を覚えさせながら、それでもまだ打つ手はあると、奥の手を差し伸べる。
それがノーマンが松坂桃李くんから聞かされた言葉だ。「世界にはまだ食用児を救いたい人々がいる」
視聴している子供たちが何度もあきらめてしまうように窮地を作りながら、それを乗り越えるための希望を伝えている。
レイの言葉「僕は勉強も本も好きじゃなかったけど、この世界の秘密を知ったから一生懸命考えた」
「世界は変えられない」 ママのセリフは、家族が子供たちにしている話と同じだ。
でも子供たちはあきらめず、自分の信じた道を行く。これは大人への第一歩であり、親離れであり巣立ちを意味する。
勇気 自分を信じること。
子供たちに伝えたいメッセージが詰まったこの作品は美しい。
また伏線の張り方やトリックの方法も面白かった。
何が幸せで、何が違うのか? 子供たちが自分で考え自分で答えを出すような社会になって欲しいと思った。
まあわかるけど…
人間農園
期待値下げていても無理
漫画の実写化は酷い物が多いと分かっていても私には無理でした。
子供達の演技が下手。
名前と見た目のギャップと否めないコスプレ感が無理。
ワイヤー使ってるなぁというアクションも気になる。
ハリウッドに作ってもらった方が良かった。
無理に良い点を挙げるなら
鬼。
景色。
大人組の演技。
以上です。
愚作かと思っていたがまあまあ見られた。 北川景子の悪役が新鮮だった...
主人公の前向きさに感動した
鬼の餌
学芸会w
もうね、冒頭での子どもたちのセリフ回しが学芸会、舞台演劇そのもので、ありゃりゃとなりました。ま、最後までそれが続くんですけどね。
物語 漫画が原作ですが全く知らない状況で鑑賞。いや、なかなかに面白い設定だし、実は現実もそれに近いのかもしれない。ママと子どもたちの智略の対決は面白かった。
配役 まあいいでしょう。浜辺美波が相対的に年食いすぎているのを除けば。
演出 冒頭書き出しの通り。子役がたくさんだからそっちに寄せたのかなあ。と思わないでもないですが、あまりにあまりで笑っちゃいました。
映像 可もなく不可もなくですが、「鬼」の軽さはなんとかならなかったのかなあ。。。
音響 悪くなかったです。
キャスティングと演出さえどうにかすれば続編はみたいです。彼らの進む先に興味はあります。
アニメの実写化って。。。
実写版のレビューでよくある原作漫画やアニメとの乖離話を排除したくて、アニメを最初の2話だけ見てから鑑賞。
冒頭のシーンでアニメの世界観を損なっていないなと思う。
15分くらい経つと北川景子はママにしか見えないし、エマもレイもノーマンも憑依したのかよってくらいアニメの世界をトレースしている。
そういう意味では、見て損はない。
北川さんの怒った顔はこわ〜。
そもそもこの映画を選択したのは浜辺美波さん推しだからで、たっぷり彼女を鑑賞できて何より。
でもね、ちょっと引いて考えてみた。
漫画とアニメが発表されている作品をコンパクトにまとめた実写版を撮る監督のモチベーションって何なのかな。
今夜は監督になったつもりで妄想してみよっと!
原作を読んでなくても楽しめる
悪くない
人気作品だから、製作発表当時から色々キャスティングでも設定でも言われてたけど
昨今の原作どこいった?まではひどくない。
ただ浜辺美波は演技は悪くないけどさすがに年齢的にミスキャスティングかなと思うし、
レイ役の子も一人だけ子役芝居に見えて気になった。
変声期とか言う話だったけどそういう問題じゃない気もする。
子役特有の一つ一つ言葉をはっきりいうし、セリフ言い終わるまで顔の表情や
体の表現が固くてぎこちない感じ。
設定も別に海外の名前にこだわらなくてもいいのにと思った。
実際に子供たちは国際色豊かにしてるんだから日本名の子がいたって
見てる方は別にそこまで違和感はないと思う。
日本人顔なのにノーマンとか呼ばれてる方が違和感。
良かったのは北川景子。
演技ヘタと言われがちだけどこの役は意外とハマってたし
すごく物語を引き立てていた。
まずまず、、
三大美人
脱走計画にハラハラ、ドキドキ!
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