劇場公開日 2020年12月18日

「思った通りでそれ以上でもなく以下でもなかった。」約束のネバーランド asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0思った通りでそれ以上でもなく以下でもなかった。

2021年4月1日
iPhoneアプリから投稿

国内線の飛行機の中で鑑賞。
海外便減少のせいか海外仕様の便だったので割と大きめの画面で映画を見られた。

渡辺直美の特筆すべきシーンは既にCMで見ていたものが全部と言ってよく、ただしストーリーに対する噛み方はやや予想外。

今まであまり上手いと思ってなかった北川景子が、かなりのはまり役で浜辺美波ともに好演していた。

ストーリーは予告程度でも予想出来るタイプのもので
カズオイシグロの「私を離さないで」(2005年)との比較がよく言われているんだけど
私にしてみれば遡る事20数年 (調べたら1993年)清水玲子作品「輝夜姫」という漫画があり設定の発明(?)においてはそれこそが1番乗りだ。

輝夜姫はイシグロさんのものの設定の方により近く、
世界の著名な人大富豪の子弟の 未来起こるかも知れない病気に備えて臓器を移植できるようにクローンを作って 日本の伊豆あたりのどこかの離れ小島で育てておくというストーリー。
ただ残念な事にストーリーが散漫になって行き結末はいったいどうなったのか記憶にない。

連載という中で、うまくまとめ切れなかった感がある。

それと比較すると最後までストーリー展開が明暗切り替わり良い出来だと言える。

舞台に向いてる。と思ってしまったのは出て来る子役たちがこぞって舞台風にセリフを言ってくれちゃうから。

まあそれにしても松坂桃李の金髪は似合わなさ過ぎて不気味この上ない、のも成功なのか?

asica