イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路のレビュー・感想・評価
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こういうのがいいんだよ。
ネトフリ加入してすぐくらいに観たのだけど、他作品検索すると必ず上がってくるし内容忘れてるな〜と思って再視聴。
B級好きにはたまらんですわ。
特にスティーブキングのB級好きには好きなものが詰め込まれた安いのり弁食べてるみたいな。←最大の褒め言葉。
背丈より高い草、べちゃべちゃの足元、羽虫の音。
これだけで不快感MAX。
そして妊婦!混ぜるな危険。
2回目のジャンプで全然違うところにいたやつはゾワッとポイント。
原因解明とか別にいいんです。
謎は謎のままで。キモいままで。
ギリギリ状態での秘密の打ち明け話が結果ハッピーエンドに繋がる。
クライマックスはやはり胸熱。
改めて観ても良かった。
巨大迷路とかミラーハウスとか怖いよね。
キング好きさんにはとうもろこし畑もトラウマでは。
トラビスの存在は?
以前 カリフォルニアで、とうもろこし畑に造られた迷路を体験したことがあるけど・・背が高く、密集してて、何も見えず、自分の位置を確認できず難儀したのを思い出した。
で、トラビスはこっちには存在してるの?いなくなちゃってるの?
初のNETFLIX作品
NETFLIXに加入して初めに観たのが本作。
「クローバーフィールド・パラドックス」目当てだったのが思わぬ脱線だ。
正直ネット配信限定という概念がどうしても邪魔をしてしまい、劇場未公開の「そういう」作品だという偏見を持っていたが、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督と聞いて「えっ?」と思い鑑賞した。
アメリカ人は周りに高い草(トールグラス)が生い茂った一本道には何となく恐怖を感じるものなのか。過去にも似た設定のホラーを何作か観て思ったのだが、確かに不気味といえば不気味だ。ましてや中に入ろうとは絶対に思わない。だが、登場人物らはこぞって中に入っていく。
本作には決してチェーンソーを持った殺人鬼や、案山子さんは出てこない。本作の恐怖はタイトル通り植物の生えるその環境そのものが恐怖なのである。その土地にはある物があり、それが生み出す異質な何かを巡るホラーとなっている。映像的には地味だが、それがかなり怖いのである。広い土地なのに閉所に対する恐怖感がひしひしと伝わる。スティーヴン・キングの短編が原作との事だが、やはり明確に何がこうなって・・・という答えは残念ながら得られない。だがその反面得体のしれない何かに侵食されていく描写が中々の恐怖感であった。好みは分かれそうだが、個人的には満足出来る作品だった。NETFLIXはかなり寒暖差の激しい作品になっているが、これは当たりだと思う。ソフト化されたらコレクションに加えたい。
消化不良気味
背丈ほどの草が生い茂る道路を車で走るカルとベッキー。少年の助けを求める声を聞き2人は草むらへと入るが…。
Netflix独占配信作。自動で移動する上に時間すらも逆行する理不尽迷路の恐ろしさに全振りした作品で、考察ありきな部分が多くやや消化不良。
合理的に理解できないからこそ面白い
面白かった。場所が限定されていることや殺人が絡むこと,そして自分がもうひとりいるかもさらに時系列が乱れてループしているところなどは,『トライアングル』を連想させる。なんとも不可解で理解しがたい展開に引き込まれてしまった。観終わった後で本作の監督がかのカルト的傑作『キューブ』の人と知り,納得。
評価低すぎる!
評価低すぎるけどおもしろかった!
登場人物が6人しかいないのに
あそこまでの展開ができるのもすごいし。
子役の子も演技うまかった。
自分はホラー映画あんまり好きじゃないから
ちょうどいい作品。
怖さを求めてる人にはおもしろみに欠けるかも。
タイムループものなんだけど
ラストシーンのことを考えると
パラレルワールドものっていってもいいのかな。
というかタイムループするからこそ
パラレルワールドの存在を否定できない
っていうところがあるのかも。
あとこういう映画って
バットエンドなイメージ強いけど
結果ハッピーエンド?だった気がする。
予想以上の人数が、助かったし。
それはそれでいいことだけど
バットエンドの方が私は好きだ〜。
面白すぎて収集がつかなくなった作品
スティーヴン・キング原作に釣られて鑑賞。出だしからミステリー全開で超面白かったんですけど、面白すぎて収集がつかなくなったのか、わけがわからなくなりました( ┯_┯)。
出だしだけ良かった!!
最初と最後のシーンだけだとループものっぽいですが、その間はつまらないので考察する気にはなりませんでした。有史以前の何かがあるなら、先人が祠を建てていると思います。
死んでも出られぬ緑の地獄
Netflix独占配信作品。ホラー作家スティーヴン・キング
とその息子ジョー・ヒルが共著した同名の短編小説を、
『CUBE』などの不条理スリラーを得意とする監督
ヴィンチェンゾ・ナタリが映画化したホラー作。
人里離れた直線道路をドライブするカルと、妊娠中の
その妹ベッキー。ふと車を止めた時、二人は道路脇の
高い草むらから、幼い子供が助けを求める声を聞く。
子供を助けようと草むらに入る二人だったが、
人の背丈よりも高い草むらをいくら掻き分けても、
その子供の元に辿り着けない。おまけに、大して
間を置かずに入ったはずのお互いの姿も見えない。
声を頼りに近付いても、なぜか出会えない。
携帯電話もつながらず、道路にも戻れない。
この草むらは何なのか?
一体どうしたら抜け出せるのか?
...
「高い草むらからどうしても出られない」
という超シンプルなアイデア。
僕はこの手の奇怪な話が大好きでワクワクするのだが、
さすがにそのアイデアのみだとせいぜい『世にも奇妙な
物語』の一篇ほどの長さしか持たなそう。だが本作は、
そこに様々な要素を絡めて90分間飽きさせない。
方角も時間もトチ狂った迷宮のような展開、
草地の中心に鎮座する謎の黒い巨石、
その巨石を御神体として太古から
引き継がれてきたと思しき土着宗教、
そして草むらに潜む、旧く邪悪な何か――
S・キングのファンの方なら、同じくキング著
『トウモロコシ畑の子供たち』を連想するだろう。
『IT』『ペットセマタリー』等と同じく、
有史以前から存在する邪悪な存在が絡む
恐怖譚と思っていただければ良いと思う。
...
海のように広くうねる草地が人を呑み込む様、
砂で曇ったステンドグラスから鈍い光の射す廃教会、
虫・草露・鴉の瞳の接写、空に混じる血煙、泥穴から
覗く無数の◯◯など、インパクトのある映像が良い。
泥を踏み締める音、草が肌を擦るざらりとした音、
謎の巨石の唸りなど、不穏さを掻き立てる音も良い。
出演者は6人だけだが、
ミステリアスなトービン少年は物語が進む
につれてその役割や思いが見えてくるし、中盤
から登場するあの人物の選択には胸が熱くなる。
あと『死霊館』のエド・ウォーレン役で
知られるパトリック・ウィルソンが最高だ!
何が最高かって? そりゃもうあのにこやかな
笑顔で色々と……最高だ!!(答えになってない)
いきなりビックリさせるような演出はほぼ無く、
血や肉がモシャーッとなるグロテスク描写も少なめ。
だが心理的にエグイ方向での描写が多めで、
終盤では相当におぞましく不快な残酷描写
があるので注意。特に女性の方は注意かも。
上記の残酷表現が人を選ぶ他は、
中盤あたりから映像表現がしつこく間延び
して感じてしまう所があるのが不満点かな。
あとは最後の決着もややアッサリ。
草むらに潜む“何か”ももっと見たかったなあ。
まぁあんまり見せ過ぎるのも興醒めなので
そこは難しい塩梅なんだろうけれども。
...
以上です。総合的には、面白かった!
パトリック・ウィルソンが最高だ!!(うるさい)
個人判定は3.75くらいなのだが……最近で言えば
『アナベル:死霊博物館』と同じくらいに楽しめた
と思うんで、ちょいと厳しめかもだが3.5判定です。
<2019.10.06鑑賞>
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余談:
“スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒル”と
聞いて「はいはい親の七光り」とか考えた貴方、
狂犬病のセントバーナードと墓から甦った
灰色の凶悪にゃんこに追い掛け回されなさい。
彼は'05年発表の短編集『20世紀の幽霊たち』で
ブラム・ストーカー賞と英国幻想文学大賞を受賞
した新鋭で、映画『ホーンズ/容疑者と
告白の角』やAmazonPrime制作ドラマ
『NOS4A2:ノスフェラトゥ』の原作者。
父譲りの筆致に加えて瑞々しさも
感じさせる文章で面白いです。
ま、そんな偉そうなこと言って、自分もまだ
『20世紀の幽霊たち』しか読んでないんすけどね!
アハハ失敬失敬!(背後に迫るセントバーナード)
スティーヴン•キングかぁ…。んーーー。
ある場所へ向かっている道中、具合が悪くなり車を止めると、草むらの中から子供が助けを求める声が聞こえてくる。
声の方へ向かおうとするが、辿り着けず やがて日が暮れてしまう。
草の中で出会った男に連れられた場所には大きな岩があり、男の様子が変わってくる……。
観ていて、一所懸命に理解しようとしました。
んー、なんだかループが起きている?でも、草むらの中だけで起きている訳でもなく…。
死んだ人間も生き返ったり…。
本当に不思議な空間でしたね。
スティーヴン•キングの作品って、「え〜っ?!」(←悪い意味で)ってなる様な展開の作品を良く見掛けるので、キングらしいと言えば、そうなのかも(笑)。
まぁ、「ミザリー」なんかは大好きですけど。あれは恐ろしかったー( ºДº; )
……結局、あの岩は何だったんだろう?
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