「何が真実か分からない興味で最後まで見れますが…。」フラクチャード Fate number.9さんの映画レビュー(感想・評価)
何が真実か分からない興味で最後まで見れますが…。
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感謝祭の帰り道、レイ(サム・ワーシントン)が運転する車内には、険悪な雰囲気で充満していた。妻ジョアン(リリー・レイブ)と口論が絶えない。6歳の娘ペリはヘッドホンで音楽を聴き口論を聞かずに済んでいた。途中でペリがトイレに行きたいといったため、近くのガソリンスタンドに寄るが、隣の工事現場で犬に驚いたペリが高所から落ちて怪我をしてしまう。レイは車を飛ばし病院へ向かうが…。
暗くていかにも怪しそうな病院側が嘘をついているのか、サムワーシントン演じる主人公の妄想なのか、どちらが正しいのか分からないように色々と証拠が出てくるので、最後まで飽きずに見ていられます。ただ、やっぱりラストは主人公の妄想でしたオチだったのは残念。いくら耐えがたい現実に直面したとしても、普通の人間があんな自分に超都合の良い妄想というか幻覚を見られるものなのかなと。サスペンスホラーというジャンルだからまだギリギリ許される内容。無難な落とし所かとは思いますが、やはり最後のスタッフロールにもうひと捻り「何か」があれば傑作になり得たかも知れないだけにもったいない。
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