「久しぶりに魂が震える映画を観た気がします。」ランボー ラスト・ブラッド DrFager-1964さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに魂が震える映画を観た気がします。
まさにジョンランボーという一人の戦いに生きた人間のフィナーレを飾る映画でした。
内容は単純明快です。どんな人が観ても楽しめるように製作されていると思います。
それがたとえランボーの事を何も知らない人が観たとしても・・・。
映画の内容が単純明快と聞いて、皆さんはどのようなイメージを抱きましたか?
奥行きが無い、考える必要が無い、深みが無い、
人によって感じる事はきっと様々でしょう。
わたしは少年の頃からシルヴェスタースタローンさんの大ファンなんですが
彼の作る映画ってどの作品にも一つ共通するものがあるんです。
それは、観る人にとって分かりやすいって事。
おそらくその事を彼は誇りにしているとさえ思っています。
観る人に伝わること。それは映画にとって結局のところ最重要のテーマだと思うんですよね。
やたらと説明や解説が付いたり、長々と台詞を聞かされる国内の映画やドラマばかり観ている昨今だと尚更彼の映画は痛快でした。
彼の映画のなかにいちいち解説したり無駄に長い台詞は無いのです。
伝えたいことは演技で姿で伝えるんです。
私は時が経っても変わらず恐れずひたむきなスタローンさんの姿勢は本当に素敵だなぁって思います。今作を観てまた惚れ直してしまいました。
カメラワークも素敵でした。映画の最初からグイグイと引き込まれるあの感覚をわたしはずいぶんと長い間忘れていたんだなぁ…と。映画を観ながら思い出していました。
少年の時に初めてジョンランボーを知ってから今作まで。
物語の最後では思わず涙が溢れてしまいました。
私には忘れられない作品となりました。
よき作品はいつの時代も良いものですね。
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