「ファースト・ブラッドから」ランボー ラスト・ブラッド カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
ファースト・ブラッドから
『First Blood』を知っていますか
1982年の最初の『ランボー』の原題です
「先に仕掛けてきたのは奴らだ、俺じゃない!」
そう、ランボーはいつも先に手は出さなかった
ただ街にやって来ただけ
ただそこに居ただけ、そして理不尽なことが身に降りかかり理不尽なままやり過ごすのがごく一般人の弱さであり悲しさでもある
彼には反発する知恵と力がある
押さえきれない感情が爆発するのだ
『ランボー』で思い知っている
山から降りて来て保安官事務所を破壊する
仕返しをしなければ気が済まないのだ
自由を愛し愛するものを力の限り守る
それがアメリカなのだと思います
その精神は開拓時代から変わらず正義の為には法も守らずそれの何が悪いんだとなるのです
若い頃は見ていて胸がスカッとしたものですが歳を取るといろいろ考えさせられます
悲しみや苦しみの気持ちが分かるようになったのも歳のおかげ
そしてやっていいこと悪いことの分別もそこそこ身に付いて映画の中の話ではありますがどうにもやるせない
人を売ったり買ったりする世界も現実にあるのでしょうね
自分の子供にと思うと仕返しする術があるのならきっとそうしているのではないだろうかととも思います
いやいや考えたくもない
年老いて尚強いランボーのあのセリフにシリーズでの全ての悲しみが詰まっていたように思えてなりませんでした。
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