「ランボー史、完。」ランボー ラスト・ブラッド Ⅳ-ヨン-さんの映画レビュー(感想・評価)
ランボー史、完。
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予告編を観て思った事がある。
ランボーが短髪なのか…。と
自分的には勝手にランボーというキャラクターは長髪のイメージがあった。
しかし本編を観て思った事がある。
冒頭からランボーの短髪が全く違和感なく馴染んでいた。家族とも。
これも自分の勝手な解釈でしかないが、長髪は孤独の象徴だったのかもしれない。家族を持てたランボーにとって、髪を切り整えて生活することは、過去との決別だったのかもしれない。
そんな大切な存在を得た男が、それを奪われたらどうなるか。
変わったわけじゃなく、蓋をしているだけ。
怒りと悲しみが頂点に達した時、その蓋が外れた時、皆が知るランボーになった。いや、戻った。
今回はジャングルや軍隊は一切出てこない。
しかし、ラストの人身売買カルテル達はもはや犯罪組織というよりは小さな軍隊に見えた。
前作同様、殺しのリアルな描写は凄まじいものの、敵のクズぶりから狩られていく奴らを見ても同情は無く、むしろ爽快感と高揚感がある。
アクションシーンはほとんどラストに集約され、前半はさほど派手なシーンは無いものの、穏やかなランボーを楽しめる。
個人的にランボーシリーズは、それぞれ一つの映画というよりは、一作目から今作まででジョン・ランボーという人生を描いてるように感じるから好きだ。
だからこそエンディングも凄く好きだった。
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