「やるな、スタローン」ランボー ラスト・ブラッド shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
やるな、スタローン
最近の「ロッキー」シリーズでは、脇に回って茶を濁すことばかりやって、ガッカリさせられていた往年のアクション俳優だった爺様スタローンだから、大して期待もしていなかったのだが、これは大間違いだった。よりハードに、よりエグ味を増した作品に思わず興奮してしまった。ランボーの凄味は些かも衰えていないどころか、有終の美を飾るにふさわしいタフな内容だった。ラストシーンの「俺の痛みはこれだ!」っと叫んでナイフを突き立てた後の凄まじいカットは映画史に残るだろう。それほど、強烈だった。この作品であらためてスタローンというアクション俳優を見直した。今回、1作目で着ていたM-65フィールドジャケットを衣装に使ったのは「ランボー」物語の円環が閉じられたようでとても良かった。しかし、敵のアジトで激しいリンチを受けた後、殴られた悲惨な顔がアップになったのだが、思わず「エイドリアーン!」って叫びそうな目頭が腫れたメイクになっていたのには笑ってしまった。スタローンはまだまだ健在だ。
そうです。心臓をえぐり取るところは爽快でしたね。あんな超悪は簡単に殺しちゃだめです。見た後の今日は気分が良かったです。有難う乱暴。
先週はエジソンゲームの封切りを見に行きましたが、観客はまばらでしたが、今日の封切りは沢山入っていました。やはり乱暴は日本人にとって寅さんのように、国民的英雄なのでしょうか。このあたりの事は海外の方にも意見聞きたいところですね。
この頃、スターロンちゃんも歳とって間抜け顔になっていましたが、やはり乱暴を演じる時はシャッキとしていい男でした。
今回を最後にせず、また何かをきっかけに暴れて欲しいですね。
客が飽きない間は、何回も新作作って頂きたいです。
乱暴は日本のヒーローです。