光を追いかけてのレビュー・感想・評価
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典型的な予告詐欺映画です
タイトル通り、典型的な予告詐欺映画です
たまたま見た予告が面白そうだったし、生駒ちゃんや期待のティーン俳優もいたから釣られて見てしまいましたが、本編が予告編を上回るところは何一つありません
秋田県在住者に限定したコンペで一番マシだった脚本を、CM作りのプロが結集して作った秋田県プロモーション映画かなと思いました
ロケーションとか撮り方とか、画になる役者がいるので雰囲気はすごく良いんです
ですが、脚本が悪い意味の自主映画レベルです
説明セリフが多すぎ、たまたま遭遇する・たまたま目撃するなど偶然が多すぎ、記号的なぽっと出の悪役、不要な回想とフラッシュバック、ピークすぎたのにエピローグシーン多すぎ長すぎ……
あと、ラストに主人公がドローンカメラに目線送ったのがイラっとしました
この内容の映画で第四の壁を突破する意味ある?
視聴者に向かってタレントが商品名語りかけるCMのやり口ですよね?
きりたんぽとか、秋田の郷土料理はしばらく食べないでおこうと思いました
都会人から見る秋田
光を追いかけて
顔を上げて、それから…。
のどかに見える田舎の町も、中を覗けば不安が満ちている。
圧倒的に美しい田園風景の中で、それと対極のような煮詰まった小さな世界でもがく中学生。と、大人たち。
どの人物に感情移入してもヒリヒリと痛む。
もう嫌だと映画ながら思ってしまうまで徹底的に描き、ついに爆発したその先には…。
きっかけは小さな一言や一歩でも、十分にまぶしく温かい「光」になるのではないか。
ままならない日常の中で、それに気付けることが「光」なのかもしれない。
この映画を観て、そう感じました。
主題歌(湯木慧 さんの「心解く」)とともにラストで流れる映像は、みんなで見上げた空にあった?「何か」からの眺めだったのかな。
自分の力でぐんぐん進む彼の微笑みがとても印象的で、温かい気持ちが残る素敵な映画でした。
光を望むな。光となれ。
光があることを忘れかけていた。
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