光を追いかけてのレビュー・感想・評価
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「ちゃんと見た方がいい」 きりたんぽ鍋を作る時に鳥をつぶし逆さに吊...
「ちゃんと見た方がいい」
きりたんぽ鍋を作る時に鳥をつぶし逆さに吊るしたシーンで真希が彰に言った言葉。
秋田の美しい風景の中で疲弊する農村の姿を私は「ちゃんと見なければ」と思った。
1年間育てた田んぼの収入が80万円。これでは村を出る人が続くのもやむを得ない。そんな大人社会の影響をそのまま被るのが子どもであり、閉校祭に向けて中学校生活を送る彼らには胸が締め付けられた。
東京から転校してきた彰が一人で書いた全員分の似顔絵を真希が破ったことによって、生徒一人ひとりが自分で描くことになる。
これがこれからの時代を生きて行く可能性だと思った。地産地消に代表されるように、その土地の人々の中で循環する社会。エンドロールで写し出されていた風力発電こそがその大きな象徴だろう。きりたんぽ鍋や民謡など、土地で受け継がれたものがまだ多く残っていることも救いであり、それら全てが彼らの「光」となって行くことを願いたい。
典型的な予告詐欺映画です
タイトル通り、典型的な予告詐欺映画です
たまたま見た予告が面白そうだったし、生駒ちゃんや期待のティーン俳優もいたから釣られて見てしまいましたが、本編が予告編を上回るところは何一つありません
秋田県在住者に限定したコンペで一番マシだった脚本を、CM作りのプロが結集して作った秋田県プロモーション映画かなと思いました
ロケーションとか撮り方とか、画になる役者がいるので雰囲気はすごく良いんです
ですが、脚本が悪い意味の自主映画レベルです
説明セリフが多すぎ、たまたま遭遇する・たまたま目撃するなど偶然が多すぎ、記号的なぽっと出の悪役、不要な回想とフラッシュバック、ピークすぎたのにエピローグシーン多すぎ長すぎ……
あと、ラストに主人公がドローンカメラに目線送ったのがイラっとしました
この内容の映画で第四の壁を突破する意味ある?
視聴者に向かってタレントが商品名語りかけるCMのやり口ですよね?
きりたんぽとか、秋田の郷土料理はしばらく食べないでおこうと思いました
都会人から見る秋田
光を追いかけて
顔を上げて、それから…。
のどかに見える田舎の町も、中を覗けば不安が満ちている。
圧倒的に美しい田園風景の中で、それと対極のような煮詰まった小さな世界でもがく中学生。と、大人たち。
どの人物に感情移入してもヒリヒリと痛む。
もう嫌だと映画ながら思ってしまうまで徹底的に描き、ついに爆発したその先には…。
きっかけは小さな一言や一歩でも、十分にまぶしく温かい「光」になるのではないか。
ままならない日常の中で、それに気付けることが「光」なのかもしれない。
この映画を観て、そう感じました。
主題歌(湯木慧 さんの「心解く」)とともにラストで流れる映像は、みんなで見上げた空にあった?「何か」からの眺めだったのかな。
自分の力でぐんぐん進む彼の微笑みがとても印象的で、温かい気持ちが残る素敵な映画でした。
光を望むな。光となれ。
光があることを忘れかけていた。
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