「ドキュメンタリーとはなんなのか」さよならテレビ mrkc7さんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーとはなんなのか
結局、ドキュメンタリーも現実の一部を切り取ったもの。
それは現実なのか?!制作者の意図に従って「真実」として見せられる怖さを痛感する作品だった。
澤村記者の「ドキュメンタリーは現実ですか?」の問い、ラストシーンへの導入も同じ問い。この作品は、この問いに集約されるのだな。
そしてラストの編集シーン。編集マンの雑談にドキュメンタリーも受けを狙った作品と気付かされる。これが現実だと見せられたが、それも編集されたもの。もう何が正しいのかわからなくなる。
局の事故、不祥事の件にも触れる中、また大きな事故が起こる。混乱、蒼白のアナウンサー。仕込みかと思うような展開も。
日本映画専門チャンネルで観たので土方監督のインタビューが観れたのはよかった。一部、ネタばらしもあり納得できた。
面白かった。観てよかった。
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