悪人伝のレビュー・感想・評価
全27件中、1~20件目を表示
警察と893が手を組んで・・。
悪人伝と言うタイトルから、たいした映画じゃないな、と思った。しかし、観ていくと思いもかけない展開があり、面白かった。
猟奇殺人事件がある地域で多発する。しかし、狙われた相手の一人が893の親分だったのが犯人にとっては運の尽き。
893はの親分は犯人と闘い、瀕死の重傷を負うが、助かり相手を探す。一方、警察も動き出すが、上層部から人を出してもらえず苦戦する。
主人公の刑事たちは「それなら人数が多い893と手を組んで見つけ出そう」と893の親分と手を組む。
格闘の末、親分が犯人を殺そうとした時、刑事が止めに入り犯人は逮捕された。当然、おさまらない親分。で、刑事と親分は取引をするのだった。その取引とは・・。
「肉を切らせて骨を断つ」とも言うべきものだった。
裁判では状況証拠しかなく、犯人を追いつめられない。そこで、被害者で唯一、生き残った親分に証言してもらい、自分が犯人に刺された傷を法廷で公開したり、犯人を刺した傷を指摘し、犯人である決定的な証拠を出すのだった。
しかし、その代わり親分は証言後、自分が犯した罪の裁きを受け、裁判所で逮捕され、刑務所行き。
親分が刑事に上記の取引で出した条件とは「犯人と同じ刑務所に入れてくれ」だった。
つまり、893の親分の目的は、犯人と刑務所でタイマンを行うことだった。
ある日、犯人がシャワーを浴びていると、親分がやってきて決闘を申し入れるのだった。
親分は「男が命がけで戦ったゲームだ。ケリつけようぜ」と言い、二人とも不気味な笑みを浮かべるのだった。
決闘の結末は不明。
ヤクザと刑事の共同戦線、悪が悪を討つ!
この作品、大好きな一本です!
ホンッと最高!
無差別に殺人をくりかえす男にヤクザが襲われた。(このヤクザがマ・ドンソク)何とか一命を取り止めたヤクザは復讐のために犯人を探す。 既に連続殺人を疑っていた刑事は、このヤクザと共同して犯人を捕まえようとする話。
マ・ドンソクさんに魅せられて、いろんな作品を見漁った中でも、特に大好きなこの作品。
ヤクザになったり、刑事になったり、その強面な表情で、色々な役を演じてくれますが、その中でも優しさを匂わせる素晴らしい男優さんです。
本作でも、殺人や人を傷つけることも難なくこなすヤクザを演じていますが、根っからの悪じゃない。女子高生に傘を譲るようなオチャメな優しさを見せてくれます。(この後で悲惨な出来事も待ち受けてるんですが)
そして、このヤクザとガッツリ組むチョン刑事がまた良いですね。活気盛んな熱血漢でマ・ドンソクのヤクザに真っ向から取っ組みます。
同じ殺人鬼を追いかけながらも、犯人を殺そうとするヤクザと、捕まえようとする刑事。この二人の間で、それぞれの想いがぶつかり合う。
さすがの韓国映画。容赦ないストレートなバイオレンス描写にワクワクしちゃいます。
【ネタバレ】
その心理を深く追求するようなところはないんですが、この連続殺人犯もなかなか魅せてくれます。
容赦ない上に悪びれない。
ヤクザに捕まり、殺されそうになっても恐れる様子はない。結局、刑事に命を助けられる形となり、逮捕されてしまう。
しかし、いざ裁判が始まると、状況証拠のみで物的証拠がない。このままでは、こいつを法で裁くことが出来ない。
唯一の生き証人であるヤクザは別事件で指名手配中であったが、出頭することによって証人台に上がり、死刑判決にこぎ着けた。
この裁判あたりもドキドキさせてもらったんだけど、死刑判決の結末にスッキリしてたら、さらにその続きがあった。
自らの手で締め括りたかったヤクザは、連続殺人犯と同じ刑務所に収監されるよう、刑事に頼んでいた。
最後の最後までドキドキが止まらない。それでいてちょっと抜ける笑いどころがあったり・・・
ホンッと、韓国映画の面白さを改めて実感させてもらった最高の一本です!
犯人を何としてもぶちのめしたい、マドンソクの執念がハンパない
最後がめっちゃスッキリ!マドンソクが証人に立ってからの犯人死刑の流れが気持ちい。あのまま証拠不十分で死刑免れてたらモヤモヤしてたわ。
刑務所にて、マドンソクと目が合った犯人の「え、なんでコイツがここに...!?」って表情好き。あのあと犯人はマドンソクにボコボコにされるんだろうなぁ。ざまあ笑
最初から最後まで犯人を何としてもぶちのめしたい、マドンソクの執念がハンパない映画だった。
三巴アクションヤクザ映画
マドンソク目当てで鑑賞。
はじめは警察とヤクザの癒着的な話で進む。サンドバッグに人が入ってるシーンはインパクトな絵になる登場。
マドンソクが刺されたタイミングで、なんとそう来たかと意外な展開へ。コメディにあるようなそんな馬鹿なな展開を、「実話を基にした」という口実のもとシリアスに進めていく。
そこからは
・血の気の多い警察
・筋肉もりもりヤクザ
・サイコパス殺人鬼
の三巴。
ちゃんと最後まで三巴を活かした展開があったのは案外見たことがないような気がします(なんだかんだで三巴って誰かが脱落して一対一になるか、どれかしらが合体して一対一になるか。今回は後者のようでありながら最後までちゃんと三巴をしていた。ただそれが多少無理矢理感があってプラスになっているかは微妙)
何があるわけではないけど、求めたものは見れた
犯人追走撃の凝ったストーリーは気にしてなくて、とにかく暴れるマドンソクが観たくて。
まぁ少し暴れが足りない気はしたものの、何発もパンチはもらったのでヨシ。
意外性とかは特に何もなく。殺人鬼役の俳優さんは結構良かった
猛毒を似って、猛毒を制す。
原題
악인전
感想
本国No.1大ヒット!ハリウッドリメイクも決定!
極悪組長×暴力刑事VS無差別殺人鬼
世界が熱狂した凶悪ヴァイオレンス•アクション!
実話をベースにした作品らしいですね。
ゴリゴリヤクザ役のマ•ドンソクかっこよかったです!
暴力刑事は鈴木亮平に似てますかね笑
ゴツゴツとしたアクションシーンではドンソクのパンチは重そうですね、ヘビー級です笑
刑事×ヤクザ×殺人鬼の終盤のカーチェイスはハラハラしました。車降りた時はドンソク絶対追うの無理じゃんと思いました笑
殺人鬼は本当にイカれてますね。演技もよきで胸糞悪かったです。女子高生の乗ったバスにいた時は鳥肌ものです。
裁判ではどうなるかと思いました。余裕を見せてたもののドンスが出廷して万事休すです。
法で裁かれず、殺されればよかったのに思ったのですがドンスと同じ刑務所って殺されるよりも地獄だなって思いました。
ドンスの刑務所入りの時の笑顔が怖いです。
※男が命懸けで戦ったゲームだ ケリをつけようぜ
※誰かが俺のナイフでホ•サンドを殺した
ドンソクパンチ!
連続殺人犯に命を狙われたマフィアの親分マ・ドンソク兄貴。当然、組織を使って犯人を捜し出そうとしますが、捜索は難航。
一方、この犯人は最近起こっている殺人と同一犯という事に気付き、捜査する暴力刑事。
復讐を誓うマフィアと法による裁きを目指すデカ。利害が一致した2人は手を組み、犯人を追う・・・というストーリー。
以下感想。
テンポ良く物語は進み、韓国映画にしては作りも丁寧。あっという間に話も終盤に入り、引き込まれます。
ただ、あれだけの大物であるマ・ドンソク兄貴が、連続殺人鬼に復讐を果たすため自ら刑務所に入ると言うのが違和感を感じました。部下に行かせる方が自然かなと。
あと、連続殺人鬼のキャラクターをもう少し深掘りして欲しかったというのが残念。
マ・ドンソク兄貴の強面演技が好きな方にはオススメの映画かなと思います。個人的には、人柄の良さがどうしてもでてしまう兄貴には、不器用なカタギの役が似合うと感じていますが。
by TRICKSTER10
見てて飽きない
飽きないです、悪役顔だけど主役ができるかっこいいです。
梨泰院クラスの会長が、若返ってました。
同じ俳優さんとは思えない、雰囲気と顔つきでびっくりしました。
犯人のことを、刑務所の中で再復習ってところが、いかついですね。
犯人はサイコパスすぎてついていけませんでした。
飽きずに見れました。
主人公の警察官の方、ドラマなどでも見たことがありますが、こんなワイルドな役を見たことなかったので、ギャップでかっこよかったです!
初マ・ドンソク
韓国だからか分からんが、警察がガバガバすぎて全然リアリティがなかった
殺人鬼はホントにサイコキラーすぎて魅力がないし、あんだけ適当に人殺してるのに証拠がないってどういうこと?
でもそれらのガバガバ設定を吹っ飛ばすマ・ドンソクの暴力と演技力がすごい
発想が面白いけど…
ラスト終わり方が少し残念。マ・ドンソクが刑務所に入り、不敵な笑みを浮かべるシーンで終わった方が良かったし、あるいはもっとすっきり終わっても良かった。しかし、刑事とヤクザが協力し、殺人鬼を捜査するという発想が何よりも面白かった。グロいシーンもコミカルなシーンもあり、飽きさせなかった。殺人鬼演じたはキム・ソンギュは凶気バリバリだし、マ・ドンソクはやっぱり中田翔に似てる。
マ・ドンソクの悪そうな顔をを愉しむ作品
体も顔も雰囲気もコワモテ。
でも韓国ではマブリー(マ・ドンソク+ラブリー)という愛称で呼ばれてるってことを知ると、なんだかシルバーのスーツと金キラアクセも可愛く見えてくるから不思議。
話のテンポも、場面のトーンもコロコロ変わって、全然飽きない展開。
犯人も計画性がないようで捕まらない様に徹底して計画的に動いてるから、雲を掴むように全然捕まらないのもあまり不自然ではない。
ずっと通り魔犯行を貫いてたのに、なんで最後誘拐して身代金もらうようにしたの?
通り魔だけやってればまだ全然捕まらなかったんじゃ…??
誰かおしえてーーー!
漢(マ・ドンソク)伝
兄貴。漢。
昨今、その言葉に相応しい人物が乏しくなって久しい。
…いや、突出した人物が居る。お隣の韓国に。
マ・ドンソク。
本作は、彼の漢気魅力が100%たっぷりと濃縮された、さながら“マ・ドンソク・ムービー”である。
敢えてマ・ドンソクではなく“兄貴”と呼ばせて貰う。
兄貴が演じるのは、ヤクザの組長ドンス。
初登場シーンで丸太のような太い腕でサンドバッグを叩き身体を鍛えているかと思いきや、その中には人が…!
極悪過ぎでしょ…((( ;゚Д゚)))
でも、子分や一般人には情を見せる一面も。
兄貴が実際はヤクザな人物ではないけれど(当たり前だ!)、本当にハマり役。言うまでもなく、腕っぷしも強く、アクション・シーンもド迫力!
が、ある雨の夜…
ドンスの車と相手の車の軽い衝突事故。
突然背後からめった刺しにされ、重体になるも、奇跡的に一命をとりとめる。
刺した相手は、巷を震え上がらせている連続殺人犯であった。
その殺人犯を不良刑事のチョンも追っていた…。
標的は無差別サイコキラー。
警察の威信を懸けて逮捕したいチョン。
子分を使った警察以上の捜査力で、自分の手で始末したいドンス。
一応目的は同じ。仕方なく共闘。
が、先に見つけたら、捕まえたら…
法の裁きか、殺すか。
ヤクザの組長と刑事が手を組むであり、ヤクザの組長vs刑事でもある。
ユーモアとシリアスのバランスも絶妙で、快テンポ。あっという間の110分。
アクションやバイオレンスの迫力や痛々しさはさすが韓国映画!
話も至ってシンプル!…と思っていたら、兄貴の腕のような骨太な作品になっていく。
ヤクザ組長&刑事vsサイコキラーだけでなく、敵対ヤクザ組織との抗争、警察内部の複雑な事情、さらにドンスとチョンより前に警察とヤクザの繋がり…この機を利用して消そうとしたり、出し抜こうとしたり。
チョン視点からの捜査サスペンスとしても見応えあり。いや、ズバリ、ここから犯人に辿り着いたと言っていい。
ドンスは漢だが、チョンもなかなか熱い。
いよいよクライマックス近し。
警察/ヤクザ一緒になっての犯人捜し。(尚、映画だから面白いのであって、現実だったら大問題!)
犯人が潜伏している小さな町。狭い路地裏、小汚ない店をしらみ潰しに捜す。ハラハラドキドキスリリング、緊迫緊張の時…。
そして、遂に…!
犯人を捕まえたのは…!?
ラストは犯人の裁判。
犯人は不敵で決定的な証拠も無く、法を縦にする。
証人として現れた人物の身体を張った証拠もあり、犯人は刑務所へ。
しかしそれでは、ドンスは復讐出来ない。
犯人へは法の裁き。
…が、ドンスは思わぬ手段を厭わぬ方法で!
表向きは法や警察の面子を保ち、裏では二人の漢が取引。
俺は俺のやり方でケリを付ける!
とにかくこのラストが激しいほど怒涛の展開で、法の事も含め私の頭ではついていくのはやっとだった。
でも、ラストシーンの兄貴の姿と台詞にメチャ興奮しびれた~!
邦画だったら往年の『仁義なき戦い』『県警対組織暴力』、近年だったら『孤狼の血』を彷彿。
本格派のヤクザ・ムービー。
安定の韓国バイオレンス・アクション。『チェイサー』や『新しき世界』を見た時の興奮を思い出した。
エンタメ性も抜群。
そして、兄貴。漢。マ・ドンソク映画なのである。
そしてそして、兄貴マ・ドンソクで、レビュー3000本目!\(^^)/
拳で語り合う、武闘派の美学
マ・ドンソクは、髭をたくわえればマサ斎藤(故人=プロレスラー)だ。
刑事とヤクザが共同で無差別殺人鬼を追うという、B級劇画調のA級アクション。
ヤクザのボス役マサ斎藤は、登場場面からド迫力のインパクト。そういえば、越中詩郎というプロレスラーは人間サンドバッグと呼ばれたなぁ…
かつてゾンビたちをバッタバッタとなぎ倒した豪腕は、今度はヤクザどもをぶちのめす。得意の乱闘でマサ斎藤の肉体が躍動する。
主人公の熱血はみ出し刑事テソク(キム・ムヨル)は警察の捜査方針から逸脱して犯人を追いたい。もう一人の主人公ヤクザの組長ドンス(マサ斎藤)は自分を襲った殺人鬼を始末したい。
刑事側は非公認の捜査で、ヤクザ側はボスの号令一下の公式ミッションだから、ヤクザの組織力が発揮されることになるところが非常に面白い。
この両者には利害が一致する面と対立する面がある。逮捕して法で裁きたい刑事に対して、自分の手で殺したいヤクザ。連携して捜索はするが、先に捕らえた方がその処分を決める約束が成立する。
犯罪者と刑事がコンビを組む他のバディームービーとは、一線を画すところだ。
この対立点の決着のさせ方が、また秀逸。
反体制の刑事と、堅気衆には手を出さない極道。
男心を鷲掴みにするシーンが連続する。
殴り合って友情を固めるなんてできっこない、ひ弱な男が憧れる世界だ。
調査の結果をテソクとドンスが聞く場面は、まるで合同捜査本部のようで面白い。そこで、無礼な部下を殴り倒すテソクをドンスがニヤリと見やる。仁義を通す流儀が自分と同じだ(似てきた?)と感じたからだろう。
一斉ゲリラ捜索が開始される時、「情報を刑事さんに報告しろ」という指示が組員に出されるあたりも痛快だ。
そして、いよいよ殺人鬼を追い詰めるシーンが圧巻。狭く入り組んだ路地を使って逃げる殺人鬼と、追うテソクとドンスとその側近。夜の暗い路地をそれぞれが全力で走る。待ち伏せに合ったドンスの側近が致命傷を追う。駆けつけたドンスに自分のことよりも殺人鬼を追ってくれと言う。男の涙腺を刺激する演出だ。
殺人鬼の私生活がほんの少し見せられるが、人物像が分かる訳ではなく意味がないように思ったし、なぜ営利誘拐を起こしたのか(金が欲しいからだろうけど)唐突感は否めない。
一方で、対立ヤクザに二人が襲われた大乱闘の後、テソクが相手が死んだことで慌てるエピソードはリアリティがあった。後は任せろとドンスが死体処理をするが、大抵のアクション映画は殺しっぱなしだ。
スタローンがリメイク権を得たとか。
自身が演じるかどうかは知らないが、アメリカが舞台となると、銃撃戦を避けて肉弾戦中心にできるだろうか…手腕に期待したい。
もう、邦画では作れない映画!
じぶんの中では、まだ邦画の方が優れてると思ってた。
いや、韓国映画が嫌いなわけじゃない。
JSAなんて大好きだし。
パラサイトを見ても、まだそうだった。
しかし、この映画では、もう負けを認めざるおえない。
ストーリーもまだ日本で作れる。狂気の殺人鬼も、暴れん坊の刑事もまだ日本人の俳優で作れる。
だが、「マ、ドンソク」!
この迫力ある演技!
ゴツい身体!
垣間見せる優しい顔!
なんか悔しいが、裁判所の上半身裸の仁王立ちの姿。
この場面で、なんだか知らないが、
負けた。と感じてしまった。
素直な気持ちでもう一回見たいと思う。
ドンソク親分、ついていきます!
タイトル通りの看板に偽り無しで、出てくる連中はどいつもこいつも悪党ばかりで、いやはやなんとも豪快な極道ものでした。連続殺人犯に刺されたヤクザの親分とはみ出し刑事が手を組むのも痛快だけど、やたら血の気が多い刑事軍団と子分軍団もいがみ合いながら共同戦線を張るのが笑えます。主演のマ・ドンソクの強烈なキャラに負うところが大だけど、ストーリーも結末が二転三転、一捻り工夫があるのも楽しいです。
見応えのあるバイオレンスムービー
韓国映画はあまり積極的に見る方ではないが予告で引き込まれ、設定に魅力を感じ、ここのレビューさんのレビュー内容で背中を押されて鑑賞。
とにかく面白い。最初から最後までバイオレンスなシーンは続くがこれがたまらなくエキサイトし最後まで魅了されるわけだ。
内容も今まで見たことありそうな感じはするが特に似た作品を思い出すことはない。つまり特別新鮮味があり頭を使う訳ではないため戦闘シーンを一つ一つ丁寧に見る事ができるのがまた良い。決して良いことではないんだろうけど途中から犯人をマドンソクの手で残忍に捌いて欲しいと願ってしまいなが見てしまってる自分もいる…
最後の方は少し早足な展開になったが、最後の刑務所で再開するところは興奮する。プリズンブレイクの世界を思い出しこの後犯人は苦しむ事を想像し、その想像にエキサイトしながら劇場を後にする事ができた。
凶暴なマ・ドンソク最高
マ・ドンソクのヤクザ姿にテンションがあがる。今回はわりと悪役よりなので今までマ・ドンソク映画では観たことがない暴力的なシーンがあります。例えば、相手の歯を指でつまんで抜くシーンはめちゃくちゃ痛そう。他にも、食事会でグダグダ文句言ってくる奴にビンタ喰らわして失神させるシーンも最高。
個人的には、もう少し刑事とのバディ感がある方が好きでした。あまりバディ感はなかったけど、待ち合わせして一緒に食事会をするシーンがツボです。
ストーリにやや唐突感があったり、途中刑事の会議のシーンなど間延びする感もあるけど、マ・ドンソクの暴れっぷりに満足です。
強い男のバイオレンスはもはや美
観る前はもっと怖い映画かなと思って、少々恐れていたが、マ・ドンソク観たさで鑑賞。
ストーリーも込んでいて最強のアクションムービーだった。
ヤクザの組長と悪徳刑事が同じ相手をターゲットに手を組むのだが、
これが巧く行ってるのかなんだかわからないというのがこの映画の最大の見どころ。
お互いに疑ってはいるんだろうけど、互いの部下や手下を、自らの手下のように扱ったり、
一緒に酒を酌み交わしたり、そしてラストはあの刑事の分捕り方。思わず失笑した。
暴力シーンの多い映画は、やはり観る前はグロテスクなのではないか、とか
恐れを抱いてしまうのだが、何というか強い男たちの殴り合いはもはや美でした。
これは往年のシルベスタ・スタローンやアーノルド・シュワルツェネガーなどが、
圧倒的なマッチョを見せつけて圧倒的に強いアクション映画に似てるような気がする。
こういった感じのマッチョむき出しのアクションは、昨今にはあまりないような気がする。
そんな筋肉お化けのマ・ドンソクだから、アクションシーンはやはりかっこ良い。
やはり迫力がある。
強面だし、アクションシーンも迫力あるが、一瞬見せるコミカルな動きは健在。
さすがマブリー。
刑事役のキム・ムヨルも狡猾ながらもたまに抜けた感じのところがまた面白い。
また個人的にはサウンドも迫力があり、至近距離でのアクションシーンの撮影や、
マ・ドンソクを筆頭に組織がずらっとピラミッド型に闊歩するシーンなどを、観る側が"欲しい"絵をわかっているなあ、と感じた。この辺が本当優れている。映画館で観てこその迫力。
あと、一つ疑問に思ったのはラストシーンで
組長と死刑を言い渡されたサイコキラーが同じ刑務所に入るというオチだが、
韓国って死刑囚は他の服役囚と同じように過ごすのですかね。
そこだけがよくわからなかった。
みんなが元気でよかった。
・登場人物が元気で感情的なのがとても良かった。
・カーアクションも良かった。
・犯人の男が追突して刺し殺すというのが怖かった。
・違法改造のスロットマシーンで儲けているというのが興味深かった。
・都合の悪いことは暴力で解決っていうのを久々に観たので面白かった。自分がされたらたまったもんじゃないけど。
・サンドバッグの中に入れてリンチしていたのが面白かった。
・犯人の包丁を持ってDNA鑑定して車内の血痕と一致した辺りのやり取りが少し混乱した。包丁2本あったっけとかそこまで大事にしてたっけとかあと、アルコール消毒してもダメなのかな?とか。
・犯人の男の包丁を使って面倒くさい男を殺して罪を着せようとしていたけど、映画を観ている側からのせいか傾向が違うから犯人違うってわかるだろって思った。でも、そこまでちゃんとしてないのかもしれないからいいのかなとも思った。
・犯人の男がなぜ誘拐事件を起こしたのかが不思議だった。金がなかったにしても、何か捕まりにいってるような気もした。
・最後、マ・ドンソクが犯人を捕まえて殺そうとしたところに警察官が車で体当たりしてマ・ドンソクが倒れた姿が綺麗にうつぶせになってて面白かった。
・裁判でそういえば証拠がないなと思った中で、証言だけでいけるのかなと疑問だった。でも、実際そうしたんだろうからそうなんだろうなぁと思った。
・犯人の男がずっとフルーツポンチの村上に似てるなぁと思った。
・最後の最後、マ・ドンソクが刑務所で倍返ししてやる感じで終わったけど、何となくマ・ドンソクが殺されるんじゃないか?大丈夫か?と思った。
とてもよかった
ヤクザの親分のマ・ドンソクが魅力たっぷりで、ヤクザに対する憧れは全くないにも関わらず、あんな親分ならついて行きたいと思わずにいられない。犯人は佐々木蔵之介風でひどく憎むべき対象でいい。主人公の刑事は武井壮に似ている。とにかくよく殴り合いをしていて、それでいて仲が良くて、70年代の少年漫画のようだ。殴り合いで友情を深めるようなことが人生でなかった、というか殴り合い自体の経験がないので、ファンタジーかもしれないがとても素敵だった。
カーアクションや、犯人を走って追いかけるところなど、迫力があったのだけど、完成度が高いせいなのか何なのか、見ていてあまり興奮しなかった。期待しすぎたせいかもしれないが、もっとハラハラしたかった。
全27件中、1~20件目を表示