悪人伝のレビュー・感想・評価
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マ・ドンソクの破壊力が心地よい
英語のタイトルは「The gangster, The cop, The devil」というらしい。ヤクザと刑事と悪魔。物語そのままである。どいつもこいつも悪人だ、という日本でのタイトルよりわかりやすい。
ヤクザと刑事が手を組んで連続殺人犯を追うというストーリー。頭を空っぽにして楽しめて、何よりマ・ドンソクの存在感と破壊力が楽しく心地よい。
ウィキペディアを見るとマ・ドンソク、韓国でのニックネームはマ・ドンソク+ラブリーでマブリーというらしい。愛されてるな。
ヤクザ+警察+連続殺人犯の題材をどう描くんだろうと楽しみにしてたん...
ヤクザ+警察+連続殺人犯の題材をどう描くんだろうと楽しみにしてたんだけど、バディ感とスピード感、そしてキャスティングと最高な内容でした。
バリバリに展開する内容なのに、ちょっとしたシーンの演出がたまらない。
酒を交わすシーンとか、傘のところとか。。
気付けばバスに乗ってるとか。
マブリーはもちろん、キム・ムヨル、キム・ソンギュもよかったなぁ。
しかしあんな顔されたら生きた心地しないけど、最高なニヤリでした😏
最後まで目が離せない。
[こんな人にオススメ]
映画はストーリー重視の人。
やられたら、やり返す。がモットーの人。
中だるみ無しの展開に、終始目が離せない脚本でした。きっと最後にはスカッとするはずです。
マ・ドンソクの出演作を見るのは今回が初めてですが、マブリー兄貴の唯一無二の魅力にどっぷり浸かってしまいました。
マ・ドンソクの極道っぷりに痺れるぜ
新感染でブレークしたマ・ドンソクがヤクザの親分を演じる韓国ノアール。ハリウッドのリメイクが決まってるくらいだから韓国映画独特の陰鬱が思いの外少ない。ドンソクは見てくれも仁侠ソノモノ。仁義なき戦いの梅宮の辰っあんのように感じる。
グロさ、エロさは控えめだが久々の韓国ノアールとドンソク親分の立ち振る舞いに痺れっぱなしだったぜ!
ハリウッドでリメイク決定の血みどろ韓国バイオレンスアクション
久々の映画館…
ヤクザと刑事で殺人鬼退治って内容で面白くない訳ない
法で裁こうとする刑事と暴力で報復しようとするヤクザ
釣り合わない二人だが関係性が面白い
2005年が舞台なので携帯やカメラなどちゃんとその時代のものを使っていた
マブリー組長、怖かわいい…
バス停のトトロシーン良かった笑
マブリーのほくそ笑むとこ良いわぁ
おもしろかったー!
全くストーリーに関しては、事前に情報を入れていかなかったので、
マ・ドンソクの、ストーリーの関わり方がとても新鮮でした。
しかもそこから、痛快バディムービーになるかと思いきや、
ストーリーは2転3転、一筋縄ではいかないところも見事。
途中、主人公たちのちょっとよくわからない行動があったり
(これは私の理解力の無さなのでしょう)、
少々説明くさいカットや、ラスト数カットが必要ないんじゃないか、
とかいろいろ思うところはありますが、
脚本や俳優、撮影、編集などすべて世界に通用するクオリティでした。
菅原文太と松方弘樹でリメイクを希望します(無理)。
拳で語り合う、武闘派の美学
マ・ドンソクは、髭をたくわえればマサ斎藤(故人=プロレスラー)だ。
刑事とヤクザが共同で無差別殺人鬼を追うという、B級劇画調のA級アクション。
ヤクザのボス役マサ斎藤は、登場場面からド迫力のインパクト。そういえば、越中詩郎というプロレスラーは人間サンドバッグと呼ばれたなぁ…
かつてゾンビたちをバッタバッタとなぎ倒した豪腕は、今度はヤクザどもをぶちのめす。得意の乱闘でマサ斎藤の肉体が躍動する。
主人公の熱血はみ出し刑事テソク(キム・ムヨル)は警察の捜査方針から逸脱して犯人を追いたい。もう一人の主人公ヤクザの組長ドンス(マサ斎藤)は自分を襲った殺人鬼を始末したい。
刑事側は非公認の捜査で、ヤクザ側はボスの号令一下の公式ミッションだから、ヤクザの組織力が発揮されることになるところが非常に面白い。
この両者には利害が一致する面と対立する面がある。逮捕して法で裁きたい刑事に対して、自分の手で殺したいヤクザ。連携して捜索はするが、先に捕らえた方がその処分を決める約束が成立する。
犯罪者と刑事がコンビを組む他のバディームービーとは、一線を画すところだ。
この対立点の決着のさせ方が、また秀逸。
反体制の刑事と、堅気衆には手を出さない極道。
男心を鷲掴みにするシーンが連続する。
殴り合って友情を固めるなんてできっこない、ひ弱な男が憧れる世界だ。
調査の結果をテソクとドンスが聞く場面は、まるで合同捜査本部のようで面白い。そこで、無礼な部下を殴り倒すテソクをドンスがニヤリと見やる。仁義を通す流儀が自分と同じだ(似てきた?)と感じたからだろう。
一斉ゲリラ捜索が開始される時、「情報を刑事さんに報告しろ」という指示が組員に出されるあたりも痛快だ。
そして、いよいよ殺人鬼を追い詰めるシーンが圧巻。狭く入り組んだ路地を使って逃げる殺人鬼と、追うテソクとドンスとその側近。夜の暗い路地をそれぞれが全力で走る。待ち伏せに合ったドンスの側近が致命傷を追う。駆けつけたドンスに自分のことよりも殺人鬼を追ってくれと言う。男の涙腺を刺激する演出だ。
殺人鬼の私生活がほんの少し見せられるが、人物像が分かる訳ではなく意味がないように思ったし、なぜ営利誘拐を起こしたのか(金が欲しいからだろうけど)唐突感は否めない。
一方で、対立ヤクザに二人が襲われた大乱闘の後、テソクが相手が死んだことで慌てるエピソードはリアリティがあった。後は任せろとドンスが死体処理をするが、大抵のアクション映画は殺しっぱなしだ。
スタローンがリメイク権を得たとか。
自身が演じるかどうかは知らないが、アメリカが舞台となると、銃撃戦を避けて肉弾戦中心にできるだろうか…手腕に期待したい。
敵の敵は…奇妙な敵
今までインファナルアフェアの相互ダブルスパイやレザボアドッグスの三角四角関係で描かれた善やら悪やら悪の悪やらのややこしい話がどの立場でも人間臭く、最強傑作と思ってましたが、これまた違うアングルで奇妙な関係を描く好作品に出会ったと言っていいでしょう。
通常なら対立する力の強い奴同士が組むとこうも恐ろしいことかと思い知る。
最後の最後まで食えない歪な関係が、勧善懲悪とか変な友情とか気持ち悪い綺麗事物語になっておらずむしろ妙に現実味を帯びた複雑で感情の置きどころに困るいい映画でした。
ドンソク祭り‼︎
『ヤクザと刑事 vs 悪魔のようなサイコパス』という構図。
まあ、みんな悪い奴なんだけど、何の感情もなく無差別殺人を繰り返すサイコパスが一番恐いわけで、彼に襲われて瀕死の傷を負ったヤクザの親分・ドンソクを応援することに。
サイコパスの心の闇を深掘りするわけでなし、難しい話は抜きにして『ドンソク祭り』を楽しむべきかと。どこまでが筋肉でどこまでが贅肉かわからないファットな肉体から繰り出される重いパンチに拍手を送った。
どぎついバイオレンスは観る人を選ぶが、このジャンルではよくできた作品だと思う。
韓国アクション面白い!
全然前情報無しでの鑑賞でした。
バディ物だったのね。
全く意外な事にシリアルキラー物でもあったのね。
このどこまでが、実際の事件と同じなのかしら?
オープニングは「タクシードライバー」を彷彿とさせる、だけど極彩色が韓国らしさを出していていい感じ。
その後は展開が早いし、話が二転三転して目が離せません。
寝不足で映画館に行くとつい眠ってしまう事が多々ありますが、この作品は全く寝せてくれませんでした。
韓国映画あるあるですが、今回は
チョン刑事って「百獣の王」武井壮をもちょっとイケメンにした感じだよね。
兄貴!!
さすが兄貴な映画でした!
ヤクザな兄貴と1人の刑事が手を組み、悪魔のような連続殺人犯を追うクライムアクション
ヤクザと刑事、相反する2人が共通の目的の為に協力するバディモノっぽさを出しつつも、報復と逮捕という違う結末の為にお互いをどこまで利用し出し抜くのか、どちらが先に犯人を捕まえるのかというスリリングさと犯人がいつ捕まるのかという緊張感、兄貴が魅せる重量感溢れるアクションの数々は見ごたえ満載。
サイコな犯人の佇まいも不遜かつ不気味でとても良い味を出しており、猟奇的犯人+兄貴+奇妙なバディものという近年の韓国映画の良い要素を合わせたような作品で満足度は十分!
…あと皆言ってるけど、刑事が武井壮に見えて仕方ない(笑)
冒頭では人間サンドバッグをボコボコにする兄貴という武闘派な一面、悪な一面を見せ、刑事は命令無視な粗暴な刑事という一面、さらに犯人の猟奇的な一面を見せ、それぞれの特徴を見せてくれる。
そして、兄貴の元に犯人の魔の手が…と言ってもただではやられないドンソク兄貴はモチロン反撃しその重量級の拳を犯人に叩きつける。だが、犯人には逃げられ、ヤクザの面目も潰れてしまう兄貴…一方連続殺人と睨んでいるのに上司に相手にされなり粗暴な刑事は、生き残りであるドンソク兄貴に情報を聴きにくるが…お互いに相手の情報や設備、人手が必要な彼らは奇妙な共闘関係を結ぶことに…もちろんお互い脅しあったりしながらという形ではあるものの、共通の敵に対して協力する相反する2人というのは見ていてワクワクする。しかも友情で結ばれるみたいなそんな結末にもならないし。
敵対するヤクザとの駆け引き、それによって引き起こされる抗争、そこで炸裂するのはドンソク兄貴の重量級の拳、平手、拳!この一発一発が響くのがこれまたドンソクアクションの魅力ですねぇ。
そこでの二人の背中合わせでの格闘戦や
女子高生に傘をあげる兄貴とそこに突っ掛かる刑事とのやり取りなどコンビっぷりを発揮する部分もチラリと見せてくれるのもまた良い。
犯人捜しでの小気味よいBGMとスピード感のあるカット割りで捜査が進んでいく様や夜の街での人海戦術なヤクザと刑事の協力聴き込みでの次々と場面が切り替わる様は捜索の物語を加速させるスピード感が出ていて良かったなと。
殺人犯は何を考えているのかワカラナイ得体の知れない犯行の数々と不気味な笑い、不遜な態度がかなりムカムカさせてくれる熱演で素晴らしい!
終盤でのカーチェイスもスピード感と迫力があって見ごたえがあるし、犯人を捕らえるために見せてドアごとのぶちかまし&連打にスカッとしたりもしましたねぇ~
最後は刑事が犯人逮捕するものの証拠は無く…という処で兄貴のご登場!タトゥーに染まった肉体を見せ、犯人に刺された傷や証言をして犯人を死刑へと追い込む!しかし兄貴は刑務所へ…ヤツと同じ刑務所へと収監される兄貴のニヤリ顔がこれまたニクい!
兄貴が無双するような映画とは少し違うけど、連続殺人犯の狂気、重量級アクション、奇妙なバディの協力と出し抜き合い、スリリングなカーチェイス、ニヤリとする結末まで楽しめる韓国映画の良いところを詰め合わせた傑作!
もう、邦画では作れない映画!
じぶんの中では、まだ邦画の方が優れてると思ってた。
いや、韓国映画が嫌いなわけじゃない。
JSAなんて大好きだし。
パラサイトを見ても、まだそうだった。
しかし、この映画では、もう負けを認めざるおえない。
ストーリーもまだ日本で作れる。狂気の殺人鬼も、暴れん坊の刑事もまだ日本人の俳優で作れる。
だが、「マ、ドンソク」!
この迫力ある演技!
ゴツい身体!
垣間見せる優しい顔!
なんか悔しいが、裁判所の上半身裸の仁王立ちの姿。
この場面で、なんだか知らないが、
負けた。と感じてしまった。
素直な気持ちでもう一回見たいと思う。
ドンソク、本領発揮
マブリーという可愛らしい愛称で親しまれてるドンソクが、愛くるしさを封印し役に徹した今作。(まあでもやっぱりほっこりするシーンもあったりはする。ほんと少ないけど)
いつものように気が優しくて力持ちの兄貴を予想していたら少々面食らうかもしれない。
しかしそういう人は今一度ドンソク兄貴の身体や面構えを見直してみてほしい。どうみても、悪人の方がシックリくる部類の見た目なのである。普通に兄貴が街を歩いてたら、近づく人はまずいないだろう。
そんな兄貴が、満を持して悪人を演じた。今までも悪人を演じてこなかった訳ではないが、今回は殺人鬼を叩きのめそうとする極道の首領!そのビジュアルの説得力たるや、正に圧倒的! ほっこり人情ものに主演しているマブリーも好きだけど、やはりホームグラウンドはノワール!むさ苦しい漢たちの中で、血みどろになりながら己の欲望の道を突き進む姿に観客は爽快感を覚えるのだ。
ストーリーは娯楽度MAX🤩
ドンソクパンチの威力もMAX👊
エンディングの後が気になる度MAX😧
今作のもう一人の主人公の刑事さんを完全に食ってしまっている 。
今年10月から日本でも公開される「スタートアップ!」ではおかっぱ髪の中華料理屋のおやじを演じ、
公開を来年に控えるのMCU映画「エターナルズ」にギルガメッシュ役で出演決定と、マブリーの快進撃はまだまだ続く。
今、めちゃくちゃホットなナイスガイ、マ・ドンソクを要チェックだ!
マドンソク〜チェゴ〜!!
組長があまりにも強すぎてちょっと笑えたけれど最高に面白かった。
とにかく次の展開が気になり、目が離せない。経過時間が気にならない!
しっかり卑怯だし、しっかり悪人だけれど、いい人ぶってるときでもやっぱり怖い。
刑事もいい感じ。
部下たちも怖い。
それでも仲間になってる瞬間すき。
殺人鬼もとにかく怖い。彼がどうしてそういう人物になったのかちょっと触れるけれど詳しく描かず、ただただ最悪のサイコパスに徹していたのも良かった。
殺ってしまおうか
マ・ドンソクが格好良すぎました。映画の大半を彼でもっていったと思います。
PGやR指定がついていない時点でそこまでグロくはないんだろうなと思っていましたが(パラサイトもグロもエロもそこまでではないのにPGついてましたから)非常に楽しめるハードボイルドな作品でした。
警察とヤクザがタッグを組んで事件を解決していく流れですが、デコボコな感じの雰囲気が愛おしくて、だんだん形が出来上がっていく流れも好きです。マ・ドンソクの殺りたそうにしている目がたまらなかったです。
アクションも重厚感があってよかったです。刃物や銃ではなく、パチンコ台と自らの拳で制圧していく姿が格好よかったです。
少し物足りないなーとも感じましたが、満足できた作品でした。
韓国映画の持ち味爆発!
暴力シーンの血生臭さ、生々しさは韓国映画ならでは!
ヤクザの親分・過激派刑事・無差別殺人鬼、とそれぞれ暴力の世界で生きてる連中が主体なので、もうその迫力と痛々しさと言ったら!
韓国映画は本当に暴力とラーメンの描写が上手い!笑
ストーリーも分かりやすくはありながらも、他の関係者がちょいちょい出てきて引っ掻き回すので、最初から最後まで飽きずに見られました。オチも秀逸!
難点は、主体となる3人のうち、マ・ドンソク演じるヤクザの親分の存在感だけ飛び抜けてデカすぎること。
あまりに圧倒的なので、他の2人が霞んでしまった感があり。もったいない。
極道、警察、悪魔。悪魔!?
原題見て吹き出しちゃいましたね(笑)。もう人ですらないという。でも、「セブン」程は悪魔じゃなかったし、韓流創成期に視た「カル(?)」の方がえげつなかったような…。まぁ、それよりも何よりも、極道&警察コンビが序盤から角田信朗&武井壮に脳内変換されてしまい、今一つ集中出来なかった。ごめんなさい。そんな調子なので、劇場を後にする頃には、「悪魔は三浦春馬だなぁ…ホント勿体ない。てか、そうなると主人公が悪魔になって別の映画になるな。」等とどーでも良い事が頭のなかを占めておりました。
但しコレだけは言いたい。画面もキャラも音楽も濃くて面白かった!と。
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