「グラフィックをやっている人には必見」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 七星 亜李さんの映画レビュー(感想・評価)
グラフィックをやっている人には必見
文字のレイアウト、画角、色のコントラスト、このセンスはすごく好きな世界観。
映像になった雑誌というべきか、あえての2次元の美しさが際立つ。
日々、目に入るもので、その人の美意識とかセンスは生み出されるように思う。
パリには、パリの、イタリアにはイタリアの、北欧には北欧の独特な色合わせがあって、
それは、日本にもあるのだけれど、その世界を意識して目に入れていかないと、感覚がずれていくような気がする。
ミシェル・ドラクロアの版画が好きなのだが、この映画もあのちまちました可愛らしさとユーモアが感じられる。
ストーリーを追うというより、アートを見にいく感じ?
でも途中、ちょっと眠くなったりもするので、映画館で見る方がおすすめかも。
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