「グラフィックをやっている人には必見」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 七星 亜李さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5グラフィックをやっている人には必見

2022年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

文字のレイアウト、画角、色のコントラスト、このセンスはすごく好きな世界観。
映像になった雑誌というべきか、あえての2次元の美しさが際立つ。

日々、目に入るもので、その人の美意識とかセンスは生み出されるように思う。
パリには、パリの、イタリアにはイタリアの、北欧には北欧の独特な色合わせがあって、
それは、日本にもあるのだけれど、その世界を意識して目に入れていかないと、感覚がずれていくような気がする。

ミシェル・ドラクロアの版画が好きなのだが、この映画もあのちまちました可愛らしさとユーモアが感じられる。

ストーリーを追うというより、アートを見にいく感じ?
でも途中、ちょっと眠くなったりもするので、映画館で見る方がおすすめかも。

七星 亜李
talismanさんのコメント
2022年2月13日

まさにアートを楽しむ映画でした!

talisman