「1925-1975」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
1925-1975
フランスのとある街にあるアメリカの新聞社の支局から発行される雑誌The French Dispatchの最終号のお話。
雑誌や街の歴史を紹介をする自転車レポーターのプロローグに始まり、刑務所の精神科病棟にいる芸術家と女性看守の話、記者と学生活動家の男女と青春のお話、警察署長と誘拐犯と料理人の話、そして訃報のエピローグ、と編集長が心臓麻痺により死亡し、彼の遺言により廃刊になることが決まったThe French Dispatchの中味と校閲等をみせていく。
ギャグみたいなものもあるにはあるけれど、ストーリーそのものが基本的にはちょっとシュールでシニカルなコメディで、様々な手法を用いて映像の美しさや愉しさをみせつつ展開して行く。
ある意味おふざけ満載で楽しくはあったけれど、深いね~と唸らされたり爆笑をさらう様なものはなく、ストーリーを求めて観たら全然足りないオシャレな作品という感じかな。
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talismanさんのコメント
2022年2月2日
こんばんは!雑誌そのものでしたね。特集があるようなないような。それぞれバラバラてそれぞれが気張っておしゃれだったりインテリチックだったり。変な映画!多分、フランスが変だから?愛するベルモンドの若い時の映画を見るの楽しみでもあり、ヌーベルなんとかってなんじゃらほい?と不安もいっぱいです!