「奇想天外であり、静かなドタバタ劇。」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
奇想天外であり、静かなドタバタ劇。
いつもどおりの独特のセット、奇想天外なストーリー展開。
何が言いたいのかは、わからないが、これがウェス・アンダーソンのスタイルとして確立されている。
全体を貫くストーリーはないため、静かなドタバタ劇が延々と続く。
アニメはいらない。グランド・ブタペストホテルの時のミニチュアセットはパロディーとして成立していたが、アニメでつなぐのはつまらない。
コアなファンがいるので、高評価連発になっているが、それほどの出来てはない。
普通に観た人はレビューを書かないと思うので、評価は表に出てこないが、居眠りした人も、かなりいたのではないかと思う。
グランド・ブタペストホテルは、ミニシアターの映画だったから良かったが、犬ヶ島あたりから、人気が出たためにシネコンの映画になってしまった。
しかし、そんなジャンルの映画てはない。好きな人が足を運んで観るような類いの映画だ。
低評価ではあるが、セットや衣装、そして映像は完璧。しかし、犬ヶ島あたりから、ストーリーはないに等しく、何が言いたいのか、さっぱりわからない。
とはいえ、ウェス・アンダーソン監督の10作目ということなので、劇場でお確かめください。
延々とセリフが続くので、居眠り注意!
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