劇場公開日 2020年3月6日

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「既視感の正体は」仮面病棟 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0既視感の正体は

2020年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

心構えを間違えました。
まったく気付かずに劇場へ行ったのですが、冒頭のあたりで設定がなんか既視感あるなー…と、思ってたら蘇って来ました。そういえば、原作読んでました。ホラー系かと思ってたらミステリだし。

この時点でこんがらがってしまって、ストーリーを思い出しながら映画のストーリーを追うという、よくわからない苦行になってしまい、落ち着いて見れなかったのが残念。大まかには覚えているのだけど、肝心なところは抜け落ちてたりで、ますます混乱して面白味は半減かな。これは自分が悪いんですけど。

原作読んだことがあれば、ある程度記憶を整理して臨むか、あえてそこを封印して出来るだけまっさらな視点で見ようと心の準備をするのだけど、不意打ちのように記憶が襲って来たので、そのまま終盤まで落ち着かず。

まあ、最後まで原作はうろ覚えなままなのだけど、原作と違うアレンジがあった(はず?)ので、印象としては、映画の方が深みがあったような気がします。原作はトリック一辺倒だった印象で、あまりドラマチックに感じなかったので。映画の方もあまりトリックにこだわると、実は面白くないかも。見えているのに見ていない系の仕立てなので、伏線と回収を楽しみましょう。

坂口健太郎、永野芽郁の2人は、ポスターの印象とは違ったハードな役でしたが、なかなかの好演でした。

AMaclean