街の上でのレビュー・感想・評価
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田舎モンが描く、夢みる、これがシモキタ
下北沢のための映画だ。下北沢に住んだり、もしくは友人が住んでいたり。たまに遊びに出かけると(俺いまシモキタにいる!)なんてどうにもテンションが上がってしまうような人にとっては最高の映画だろう。つまり私のような田舎モンのサブカル好きには最高の映画なのだ。
今泉力哉監督は、そんな田舎モンの母校の後輩。我らがスターです。ゆるゆると淡々と若者の群像を描く今泉監督のスタイルは相変わらずで、その緩い時間の流れにまぐわう、有りそうで無さそうなのにシモキタなら何か在りそうな「事件」の展開が心地よい。
観る人の現状や過去や未来によって面白かったり詰まらなかったり意見が異なる代表作。でも万人が同じ感想のエンタメなんて逆に糞だと思うの。レビューなんて信じずに、観に行けばイイと思うのです。
おー、マジかー、ドキュメンタリーかよ‼️❓
これで若葉さんにハマりました。
狭い世界
しがない一人の男の 狭い世界での別れ、出会い、日常を シュールにチ...
これぞ下北(?)
関西住みの僕からしたら下北ってこんな感じなのかと。
いわゆるサブカルチャー、アンダーグラウンドの要素が周囲に散りばめられていて凄く見応えがあって、下北への気持ちもより募りました!
主人公の猫背がまたいい味を放ってましたね。
シーンの中で最後、イハが青を見つめた理由が何か大きいものがあるかなと思いました。
実は恋してた?そうじゃないかもしれないですが。
とにかく深夜に視聴して深夜テンションで書いていますが、今泉監督をより好きになっちゃった大学生男でした笑 また見ます。
「街の上で」という名の軽演劇 再レビュー
前のアカウントが不明のため、記録管理のため、再レビューしたもの。
1 下北沢を舞台に、ひとりの青年に起きた数日間の出来事を描いた作品
2 この作品には二つの柱がある。一つ目は、主人公とその彼女とのもつれた恋愛事情の行方。 二つ目は、自主映画の作品に関わることになった主人公のリアクションと新たに得た人間関係。 このリアクション部分は結構面白く感じた。また、主人公の人物造形においても真面目かつ受身な一方、自意識過剰の性格が想像できた。
この作品の特徴は、下北沢のアパートや各種店舗(古書店、酒場、古着屋、カフェなど)の室内での人物の会話劇が中心となっていること。会話シーンでは人物は動きを止めていることが多く、カメラはカット割りをせず、会話する人物を横から捉えている。面白いのは、路上でのシーンがことごとく現実的には起こりえないシチュエーションにして、そこで繰り広げられる会話はとても奇妙であったこと。 全編を通じると、下北沢の街をいわば舞台の板にして、その上でシーンを変えながら会話による現代演劇を演じさせ、それをカメラで写しとったような感じがした。
3 この作品は演劇的であっても決して重いことはなく軽やかであった。また、奇妙な会話やシチュエーションがあっても致命的にならなかった。静かな会話のシ−ンをベ−スにしており映画のリズムのバランスは崩れはしなかった。そして、恋愛劇としてきちんと帰結出来ていた。これは今泉力哉の演出の力である。また、カフェのマスターが主人公に言う「文化はすごい」という言葉は、邦画のフロントランナーとなっている今泉の「映画文化を担って行く」という覚悟であったと思う。なにげない会話の中でジムジャームッシュやトリュフォ-の名を入れたのには今泉のセンスの良さを感じた。
4 今泉作品の馴染みの役者が主要な人物を演じていた。中でも主人公の若葉は現代的で繊細な若者を演じて「・・え?」という言葉とともに印象に残った。成田も存在感のある役どころであった。女優陣では、城定イハ役の人は、丸みのあるふわっとした雰囲気を持っており、若葉との恋バナのシ−ンでは画面を落ち着かせた。
最後にどうでも良い事であるが、古書ビビビの店頭の均一棚は定点観測したいほど魅惑的である。
いかにも今泉監督っぽい作品
会話がナチュラル。
今泉作品はこれに尽きる。
セリフの書いてる台本があるのだろうか?
大筋があって役者に任せているのか。
とにかく、セリフというより日常会話ように進むシーンのオンパレードでこれがすーっと入ってくる。
事件が起きてそこから展開という激しいものはなく、淡々と進んでいく。
ここが好き嫌いの分かれ目になるだろう。
私はこれが見たくて今泉監督作品を見ている。
起用された若手俳優たち。
目のつげところがいい。
まだインパクトは弱めでも、意志を感じるキャスティング。
この世代の若者たちじっと見るにはちょうどいい映画。
おじさんは勉強になります。
会話のあちこちに、真剣さがあるのかないのか、どこかで予防線を張っているのか。
はたまた激情に駆られた時の真剣度合いは、実に人間的で真っ直ぐ。
おじさん、おばさん世代になると打算があるが彼らにはその時その時を必死に生きている。
下北沢という若者の住みやすい街で起こった日常映画。
良かった。
隣で友達が話してるみたいな映画だった
下北沢って今泉監督の庭みたいなものなのかな
初鑑賞
2019年制作の映画も新型コロナの影響で延期になった
昨年の4月に仙台でも上映
観る予定だったが観れなかった
コメディーかな
いかにも低予算
でも悪くない
若葉演じる青がとっかえひっかえ多くの女性にもてまくる話ではない
監督と脚本は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『あの頃。』の今泉力哉
共同脚本に『ゾッキ』の原作者で漫画家の大橋裕之
舞台は下北沢
下北沢オールロケ
下北沢駅はあるが地図に下北沢はない
上北沢と北沢はあるが下北沢はない
理由はよくわからない
僕はセレブ感を感じる世田谷区はあまり好きではないがそれらとは別の意味で下北の小洒落た感は苦手だ
東京に住んでいたとき『刑事まつり』というオムニバス映画を観に一度だけ下北に行ったことがあるからあの雰囲気はわかっているつもり
下北なら下北半島の方が好きだな
古着屋で働く主人公・荒川青に若葉達也
青の元恋人・川瀬雪に穂志もえか
古書店の店員・田辺冬子に古川琴音
美大生で映画監督・高橋町子に萩原みのり
衣装スタッフ・城定イハに中田青渚
古着屋の客・朝子に上のしおり
ラーメン屋「珉亭」の客で風俗店従業員に村上由規乃
レコード屋兼カフェCCCの店長竹原に芹澤興人
CCCの客・美穂に美羽
朝ドラ俳優間宮武に成田凌
古着屋の青がカノジョに浮気された挙句にフラられたのちに女性監督に自主制作映画の出演を依頼される話
なんやかんやでなぜかよりを戻す2人
若葉達也映画初主演
なぜか若葉達也
成田凌友情出演
間宮はスターで青は素人みたいなものだしこの配役は良い
若葉演じるこういうキャラ好き
青は普段から下北沢からほとんど出ないという設定らしい
休日は成城と二子玉を行ったり来たりしかしない浜田雅功みたいだ
やっぱり古川琴音の表情はパンチ力がある
ルノアール兄弟の左近洋一郎演じるお巡りさんと青のやりとり好き
演技経験なんてないのに映画出演を依頼されてそれでも出たのに全部カットされるって悲しいなあ
不祥事を起こしたわけでもないのに
イハと青のエロトーク好き
特に相撲取りの件が好き
彼氏です彼氏じゃないというあの5人のやりとり好き
今泉監督の笑いのセンスが自分にはわりとあっているのかな
僕は若くもないし下北沢に憧れとか好意的なものはないので共感はできなかったが今泉監督作品はわりと好きな方なのでそれなりに楽しめた
あと映画comの今泉監督の写真ってなんであれをチョイスしたんだろう
他に適した写真いくらでもあっただろうに
本人の希望かな
定点で紡ぐ人の関係の広がり
穂志もえかさん
私、穂志もえかさん好き。
JUJUさんの『東京』のMVで一目惚れしちゃった。
って言うわりには、出演作をあんまり観られてないし、今作も今頃観ているのですが。
それでですね、穂志さんの演じた雪、可愛いんだけど可愛くないんですよね。
今泉監督の映画って、登場人物達が憎めない人って感じで、今作は特にそんな感じがするの。
だけど、前半の雪は憎めない人って感じではなくて、あんまり魅力的に見えなかったんです。
それでも後半になると、雪も不器用さが出てきて、青と釣り合う位に憎めない人になるんですよね。やっぱり可愛いの。
穂志さんが、パンフレットのインタビューで、
「今泉監督の映画の中には、不器用な人たちで溢れていてほしい」
って語ってて、雪もちゃんと不器用で魅力的だったから、ますます穂志さんを好きになっちゃった。
それから、この映画を二本立て上映の映画館で観たんだけど、お客さんの雰囲気が私には心地好かった。
映画がとても面白かったのあるけど、笑い声の中で良い時間を過ごせました。
口下手で言葉足らずな人間関係が映画を作っている
2021年 12月17日
映画館で見損ねたので、Netflixで鑑賞。
以前下北沢の近くに住んでいたこともあり、懐かしく感じました。
■映画全体の感想
映画は派手な展開はありませんが、若い男女にありがちな雰囲気が表現されていて楽しく鑑賞しました。
この映画は、下北沢への愛着が深い人ほど楽しみながら観れる映画なのだと思います。
下北沢あるあるが詰まった感じが伝わってきました。
■人間関係
下北沢の住民は比較的狭い世界で生きていて、意外とみんな繋がっているような描写でした。
とにかく登場人物がみんな言葉足らずでじれったい、、、
「ちゃんと喋れよ!!!!!!!」って何回も思いました笑
あと、深いこと言ってそうで、全然深くないこと言ってる感じが、「ぽいなぁ」と思いました。
■こういう人間の生っぽい姿を描いた映画が好きなので、今後も制作してほしいです。
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