「田舎モンが描く、夢みる、これがシモキタ」街の上で CINE LADAさんの映画レビュー(感想・評価)
田舎モンが描く、夢みる、これがシモキタ
下北沢のための映画だ。下北沢に住んだり、もしくは友人が住んでいたり。たまに遊びに出かけると(俺いまシモキタにいる!)なんてどうにもテンションが上がってしまうような人にとっては最高の映画だろう。つまり私のような田舎モンのサブカル好きには最高の映画なのだ。
今泉力哉監督は、そんな田舎モンの母校の後輩。我らがスターです。ゆるゆると淡々と若者の群像を描く今泉監督のスタイルは相変わらずで、その緩い時間の流れにまぐわう、有りそうで無さそうなのにシモキタなら何か在りそうな「事件」の展開が心地よい。
観る人の現状や過去や未来によって面白かったり詰まらなかったり意見が異なる代表作。でも万人が同じ感想のエンタメなんて逆に糞だと思うの。レビューなんて信じずに、観に行けばイイと思うのです。
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