「今泉力哉」街の上で Yさんの映画レビュー(感想・評価)
今泉力哉
エンディング本当好き。
好きなシーンはすごく好きだけど、嫌いなシーンも多くあった。「愛がなんだ」を見た時もそう思った。
好きとか嫌いとか、いわゆる恋愛のシーンは本当に良くて、あー、好きだなーって感じた。でもそうじゃない、形而上学的テーマって言うと少し大袈裟かもしれないけど、監督の思考が反映されているであろうシーンやセリフは、本当に薄っぺらく感じてしまって、これ要らないのになーって思った。
例えば、イハの家での、なんでいきなり苗字で読んだの?のところとか、ラストシーンのケーキ食べるところとかは、本当に好き。
街は変わって行くけど、、、とか、存在を否定してるじゃん、、、とか、そーゆうシーンは本当に嫌いだった。あと、衣装が私服と似てるとか、おじいちゃんが聞き間違えるとか、コメディシーンのクオリティがめちゃくちゃ低くて、別にこーゆうのやんなくて良いのにって思った。
かわいいヒロインってゆうところで言うと、本当に良かった。4者4様のキャラクターがあって、みんなそれぞれ魅力的なところがあって、それでいてすごくリアリティがあって、かわいかった。
「佐々木、イン、マイマイン」を見てから萩原みのりが好きだったんだけど、今回1番惚れたのはイハだった。中田青渚って初めて見たけど、めちゃくちゃ好き。
改めて思ったけど、この女優だったら絶対好きなんてあり得ないんだなと思う。キャラクターって、ビジュアルや、セリフや、表情に表れるけど、良くも悪くも映画の中で完結して、その女優本人には関与しない。好きな女優、俳優ってのと、好きなキャラってのは全く別なんだと思う。だからやっぱり、こんなにイハを好きになれたのは、監督のおかげなんだと感じた。
今泉力哉は、今後も、とにかくかわいいヒロインだけは期待できるなって思った。
「街の上で」は、その画が記憶に残ることはたぶんないだろうけど、でも、城定イハって言う、関西弁がかわいくて、すごく優しくて、めちゃくちゃ素敵な、大好きだった人は、永遠に僕の中に残り続けるだろうと思う。