「2002年9月3日」花と雨 えみさんの映画レビュー(感想・評価)
2002年9月3日
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俳優の笠松将さんを2020年に知り、彼のファンになってから、映画館でも観たし、配信コンテンツでも拝見したし、BluRayでも観てるけど、9月3日付近にはこの「花と雨」を意識的に観るようになった。
歌詞にあるように吉田の姉ちゃんの命日なのだ。
この「花と雨」の歌詞が主軸となった映画。
26歳と言う若さで生涯を終え、姉ちゃんの履歴書はそのまま進まない。
それを見てて零れ落ちる涙
ここがすごく印象的で、言葉を失う。
そこから自分の履歴書を書き出し、リリックになっていく。
冒頭や姉ちゃんが亡くなった日など雨が降っていて、亡くなった日の窓辺に赤い彼岸花が写る演出は美しくもあり淋しさもある。
まさに「花と雨」
言葉数の少ない吉田やずっと吉田の中で抱えてる葛藤と姉ちゃんの死を持って、突き動かされていく後半は短いけれど、必見だし、ここから吉田はリスタートされていく。
そんな映画にいつも心を動かされる。
以下は「花と雨」歌詞より
長くつぼんだ彼岸花が咲き
空が変わりに涙流した日
2002年9月3日
俺にとってはまだ昨日のようだ
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