ザ・バウンサーのレビュー・感想・評価
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今までと違うヴァンダム
良い感じに年老いたヴァンダムが主演。
バウンサーのトラブルから警察に弱みを握られ、金に娘にスパイにと結構板挟みなヴァンダム。
アクションは無骨でハード、派手さはなくクライムサスペンス色が強いです。
でもこれはこれで悪くないです。
こんな渋い芝居ができるようになったのですね。
そんな物語は裏切り裏切られ最後ににやっと辿り着いた光、それも少し物悲しかったように見えました。
でも今までと違うヴァンダムが見られましたよ。
派手さは無い
終始暗めな雰囲気の映画。特に盛り上がりも無い。
ヴァンダムはやはり老いもあってアクションにキレがないように感じるな。アクションシーンもそんなに見応えはないかな。
でもヴァンダム相変わらず渋かっこいいよ。
最善と思って選んだ選択肢が最悪の方向に向かうのが何とも言えない気持ちになる。
子連れ狼ヴァン・ダム、シブい
近年は『キックボクサー』や『ユニバーサル・ソルジャー』といった過去作の焼き直し版への出演を繰り返すジャン=クロード・ヴァン・ダムが、久々に故郷ベルギーが舞台の作品に出演。
このヴァン・ダムがとにかくシブい。
ワケありで寡黙なシングルファーザーの用心棒という設定が、年輪を重ねて円熟味を増した今の彼によくハマっている。
アクションシーンも、人気絶頂時のトレードマークだった180度開脚パフォーマンスのような派手さもなく、ひたすら無骨に殴る蹴る。ガンファイトもPOV視点のワンカット長回しの多用など、色々と試行錯誤の跡が見られる。
あらすじ自体はひねりがないし、明らかに低予算と分かるチープな画作りは如何ともしがたいものの、これはこれで新たなヴァンダミング・アクションとして評価したい一本。
ローテンション過ぎませんかね
嫁はおらず娘すら偽名で小学校に通わせる経歴不明の男が、トラブルに巻き込まれて警察の潜入捜査への協力を余儀なくされる話。
クラブの用心棒をクビになり、知人のツテでストリップクラブの用心棒を始めたら、オーナーのヤンは曰く付きで、クラブでのトラブルをネタに警察から潜入捜査を押し付けられるハメになるというストーリー。
少ない出番は協力を強要するばかりでいけ好かないけど、主人公の経歴のことにしてもヤンのことにしても潜入捜査に頼らずとも何だか結構有能な警察。
身元を隠している筈なのに聞かれると過去のことを正直に話しちゃうのは主人公の堅苦しい性格故か。
バトルロイヤルから始まり期待値は上がったけれど、アクションシーンはあまりなく、叩くのはサンドバッグばかり。ハードボイルドドラマ押しで、思っていたのとはちょっと違ったけど、これはこれで嫌いじゃないし、ヴァンダムらしいといえばらしい感じ。
判り易いストーリーに判り易い一捻りでなかなか面白かった。
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