「底の浅い映画になっていて残念。」ザ・ピーナッツバター・ファルコン HAJIさんの映画レビュー(感想・評価)
底の浅い映画になっていて残念。
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ロードムービーって撮り尽くされた感がある。その中で作るなら、もっとストーリーに深みを持たせる何かが必要だった気がする。障がい者と健常者が旅をしてお互いを受け入れて仲良くなって行く物語って、想像ができて正直つまらない。こちらの想像を越えていく何かが欲しかった。そして、人物の描き方がとても浅く、ほとんど過去が描かれていない。だから、あまり感情移入もできない。
主人公の青年の描き方もわりとあっさりしていて、ものすごくよく喋るし、軽薄だし、出だしの放火あたりの寡黙な青年とは打って変わってしまう。喋らない方が良かったのではないか?と思ってしまう。
この映画を観たことで、ロードムービーを今後観るのは止めようと思った。目新しいものが出てきそうもないから。
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