グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇のレビュー・感想・評価
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途中で眠ってしまった。
退屈なファーストシーンから30分後に眠ってしまった。 昨夜の眠りが浅かった所為なのか、夢の所為なのか・・・・ ぐっすり眠ったわけではない。 映画を観なかったわけではない。 ただ、ひたすら退屈な映画の場合、こうした状況が出来上がってしまう。 僕の場合は。 劇場で見ていたいた人は僕を含めて3人。 彼らは眠ってはいなかったように思う。 小池栄子の作り声セリフと大泉洋の交差しない会話には粋さはなかったし、音痴のデュオのようだった。 嘘の話を噓のまま終わらせてしまった方がまだましな映画になったような気がする。
何がいけないんだろう?
事前知識ゼロで見ました。 田島がキヌ子に惹かれていく描写、キヌ子が田島に惹かれていく描写が全く伝わってこなくて、女医とか占い師のセリフで「惚れている」とか言われて、え?そうなの?ってかんじで驚きました。イヤ、そういうのは演技で伝えるものであって、「セリフ=言葉」で説明するもんじゃないでしょ… 役者が下手なのか?でも大泉洋と小池栄子だしな… じゃあ脚本・演出がヘタクソなのか?長〜い原作を2時間におさめるために色々削ったのかな…ヘタクソだな、とかモヤモヤしながら見てました。 正直期待外れでした。
期待はずれ。
テレビでたくさん番宣してたからハードルが上がってしまったのかもしれませんが、あまり面白くなかった。占い師の言う通りにしなくて、事件にあい、記憶喪失になり、なんかのショックの拍子で思い出す。あまりにも子供染みた展開にはがっかりでした。途中から「早く終われ」と思ってしまったので星2つ。
情け無いんだけど憎めない
太宰治の未完の遺作を元に戯曲 って面白そうだなと思いましたが、 大泉洋が主演と聞くと、なんだ、、 とちょっと残念な印象。 良い役者さんなんですが、 彼が出てくると話の筋が判りそうに食傷気味で。 主人公の人柄が見えすぎてしまう。 小池栄子がガラガラ声で 男性顔負けの腕っぷしの強い女傑を演じてて 女優魂が凄いなと感心したので、プラス。 男まで担いじゃうシーンには感嘆しました。
愛に生きたシュウジ クリエイティブを生むKERA
この映画にはふたつのフィルターがあると思いました。
~ ひとつめのフィルター ~
【太宰 治 = 津島修治 を感じられるか?】
太宰は自分の身の上を落とし込んだ“私小説”のような
作品を数多く残しました。
父親との確立、自己の嫌悪と顕示欲…
妻子がいながら愛人と付き合っていたり
ついには女性と入水心中を遂げてしまったり…
実生活の、こと女性関係も題材に
取り入れていました。妻も、愛人も、同様に…
身を滅ぼした“破滅型作家”なんて言われてしまうも
そんな自分に嘘をつけない、不器用で人間臭い。
女性の厄介事を全部背負い込んでしまう…
そんな太宰の人間性をも含めて、
皆さんに親しまれている理由なのでしょう。
本作の原案『グッドバイ』も未完の遺稿ながら
太宰の私生活にまつわるような短編小説…
もはや短編だったのか長編だったのかも
分かりませんが、ひとつ言えることは
田島周二 = 津島修治 であったのだろう…
(※当初、映画用のお話を依頼されていたものを
新聞で連載予定していたとか。
でもどうなっていたのかは誰にも分かりません…)
~ ふたつめのフィルター ~
【 ケラリーノ・サンドロヴィッチ を感じられるか?】
鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以後KERAさん)が
未完なことをいいことに(笑)大胆なアレンジと解釈で
換骨奪胎を試みた意欲的な舞台演劇が本作の屋台骨!
ラブコメを基調としながらも、随所にはっとさせられる
巧みな仕掛けをほどこす手腕にうなってしまう!
とは言え、それは舞台演出込みでの印象。
わたしはKERAさんが手掛けた作品は、生の舞台をひとつ、
映像化になっているものをひとつだけしか観ていませんが
どれもエモーショナルでクリエイティビティあふれる
センスの塊のような舞台だと思いました。
本作の映画はやはり「舞台らしい」場面が
いくつかありました。
ふたりの言い合いだったり、
限られた空間での複数人のやり取りだったり、
誇張気味の表情や演技だったり、です。
これぞ!KERA作品!と言うべき場面展開はありましたが
観客に直に接して、感じてさせて
感性に訴えかけたり、想像で補完させたりといったものは
やはり舞台上で機能していたものなので
映画では多少インパクトが薄くなってしまっている感は
否めないのですが、それでも、
観劇初心者のわたしなんかでも
KERAさんらしさは感じられました。
そんなフィルターにかけなくても
十分に楽しめる映画だと思いますが
でも楽しんだもん勝ちっしょ!
「カンブリアの宮殿」(笑)・・みたいなお墓
戦後の混乱後の中から這い上がったあの時代の日本人のキチンとした品良い服装にむしろストーリーより最初から最後まで釘付けでした 老舗のテーラーが衣装提供・・なるほど納得ですね! それを着こなすキャスト達も実に時代にハマっていました ・・年齢層も比較的高めの客層でしたね 高齢化が益々進む昨今・・大人達が劇場を訪れ気軽に笑えて楽しめるこの様な邦画作品がもっと増えれば素敵ですね!
モボとモガのドタバタ喜劇でなんか惜しいんです。
邦画のレトロかつクラシックな雰囲気の作品は結構好きで、そこに大泉洋さんと小池栄子さんが出演しているとなるとハズレ無しな感じで、気になって鑑賞しました。
で、感想はと言うと、惜しい。
面白いんだけど、なんかいろいろ惜しいです。
作品のレトロ感は良いんですよね。
大泉さん演じる田島は小説雑誌の編集長で優男で恋多きモボ(モダンボーイ)。
大泉さんが田島をシャレオツかつ悩み多く純粋に演じられていて良い♪
降り幅の広い大泉さんはキャラを過剰に演じられる(演出される)事も多いので、控え目で女好きが面白い。
丸眼鏡が似合ってます♪
小池栄子さん演じるキヌ子が男勝りでパワフルかつたくましく戦後の動乱の時代を一人で生き抜いている。普段は化粧っ気も無いが、素はとっても美人さん。でも一人の時はお洒落に勤しむモガ(モダンガール)。雑に見えるけど、裏表が無く、純粋。
小池栄子さんの美しさと降り幅の広さが良い感じなんですよね。力持ちなのも素敵♪
松重豊さんが良い感じ。大正、昭和と駆けた文豪っぽくてシニカル。小粋な初老感が良いんですよね。
大泉さんと松重さんの掛け合いは楽しい♪
緒川たまきさん演じる未亡人の青木さんが二階から飛び降りてきたのにはビックリ。
橋本愛さん演じる画家の水原は綺麗。橋本愛さん、可愛くて綺麗です♪
テンポも良いし、雰囲気も良い。ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの原作だけあって演劇的な感じも良い。
そこに奥寺佐渡子さんが脚本を担当されて、ライト感覚の喜劇になってる。
楽しく映画を観れる要素は十分。
大泉洋さんよりも、小池栄子さんの活躍が嬉しい。
なんですが、やっぱりいろいろと惜しくてツッコミ所も結構ありますw
・素が美人さんのキヌ子が終始ダミ声で声を変えているのは何故?
動乱時代を逞しく生きる為にあえて声を変えてるにしてもちょっとやり過ぎで、どこまで続いて、いつ元の美しい話し方に戻るのか期待してたぐらいにマイナス点でキヌ子のダミ声が合わない。
ラストでは普通の話し方になってたけど、もっと早くから戻した方が良かったかなと思います。
また、愛人達との交渉時にちょこちょこニセ嫁と言うのがバレ過ぎの白状し過ぎw
ここを上手く騙くらかして、偽りの夫婦から、互いを意識しあって昇華するのが良いのでは無いかと。
・田島と濱田岳さん演じる清川を占い、恐ろしいまでに的中する易者が唐突過ぎる。
最初はなんかの仕込みか?と思ったけど、そうでもなく、だいたいどころか無茶苦茶ズバズバと当ててるw
それまでの伏線も何も無いままの登場で呆気に取られたと言うか、勿体無い。
これが演劇なら問題無いかも知れないけど、映画なら唐突過ぎます。
また、あれだけ嫁と娘に固執していたのに、占われてから一気にキヌ子押しになったしw
・田島が付き合ってた他の7~10名の女性は?
冒頭で愛人が十数名と言ってたのに、出てきたのが3名はちとはしょり過ぎでは。
奥方がそれぞれに手紙を書いたにしても、無かった事の様になってる。それなら“十数名いる愛人の中でも別れたくない程愛している女性は3名”と言う件りを付けた方が良かったのではないかな。
登場が3名では田島の恋多きプレイボーイっぷりが活かしきれてないと思います。
・田島を狙ったのは結局誰?
金をバラまきまくった事で強盗に教われたのは分かるとしても最初、犯人は清川かと思ったw
ちょっとこの辺りも唐突過ぎ。
・田島が売られた採石場からの展開が急過ぎ。
記憶を取り戻したのは良いとしても、記憶が戻って、売られて来たのにそんなに簡単に採石場を抜けられるの?
また、死んだとされ、田島の死体と思われた他人もサクッとスルーだったし。
・キヌ子が田島に向けて全財産をはたいて建てたでっかいお墓は田島への愛の証かと思われますが、キヌ子の田島への愛の変換の描写も殆ど無いし分かり難い。
キヌ子が田島をいつの間にか愛していたと言うのはフラグであっても、それが殆ど無い。
田島がキヌ子を愛している件りはあるのに。
それなら、あの戸田恵子さん演じる易者にキヌ子も占ってもらった描写を入れても良かったのではないでしょうか。
と、まぁいろいろと好き勝手書いてみましたw
でも、とても良い部分が多いので、気になる所は気になってしまうのですが、脚本を担当された奥寺佐渡子さんは「サマー・ウォーズ」「八日目の蝉」を担当された好きな脚本家さんですが、監督の成島出さんも「八日目の蝉」の監督さんで、最近では「ちょっと今から仕事やめてくる」を担当されていて、あの作品を観た時の同じ様な違和感と言うかむず痒さを感じられたのは偶然かな。
どちらにしてもなんか惜しい。
楽しめる要素はいっぱいあるのに、いろんな食材をふんだんに使ってるけど、仕込みと下処理が甘い様な感じ。
前半が割りと丁寧なのに、後半が急いでいて失速感が感じられる。ドタバタでまとめきった感じともっとドタバタしても良かったのではないかと思います。
…やっぱり惜しいなぁ。
あくまでも個人的な感想の1つですので、一意見として捉えて頂ければ幸いです。
違う太宰
最初に大泉君に愛人がたくさんいる? と驚いたけど、全然いやらしくなく 爽快でした 大泉は何をやっても彼なんだけど 全部違う人柄に見える不思議 なんなんだろうなぁ 小池栄子とのコンビも非常に良かった また一緒に何かをやって欲しいなぁ あの声はいらないですけど これ以外はすごく楽しい映画でした 登場人物全員愛せました
劇場からグッドバイ
近代コメディ!なのかと思いきや中身はかなりガッタガタ… コメディとして笑える箇所がかなり少ない。 田島とキヌ子が揉みくちゃになるシーンは個人的にツボりました。あとは奇声をあげるシーンは面白かったです。 人の死がコミカルに描かれてはいるのですが、あまり頭に入ってこない… なんとも言えぬくらい微妙でした。
太宰本人が見たら喜ぶかも
ケラリーノ・サンドロヴィッチこと小林一三が脚本、演出した芝居「修道女たち」を下北沢の本多劇場で観たのは2018年の11月だ。修道女たちの口癖が「悔い改めなさい」と「悔い改めます」で、「アーメン」の代わりが「ギッチョラ」である。何かが起きるとすぐに祈り、どうにもならないことがあるとまた祈る。祈ってばかりの修道女たちが哀れに笑えるコメディだった。 去年2019年の8月には日比谷のシアタークリエでケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本の「フローズン・ビーチ」を観劇した。こちらはそもそも脚本にかなりの無理があった。芝居は典型的な人物が典型らしく振る舞うことでダイナミズムが生まれて物語を進めるエネルギーとなるものだが、不自然すぎるリアクションが続くとリアリティが欠如してしまう。笑える場面はいくつかあってそれなりには楽しめたが、心に残るものが何もなかった芝居だった。 本作品も笑える作品ではあるが、やはり脚本が破綻している。途中までは太宰治の原作に忠実で面白いのだが、それ以降がいけない。原作の世界が急に壊れはじめ、サンドロヴィッチワールドに変わってしまう。太宰の、人間という存在そのものを笑うというスタンスが、下世話な楽屋落ちみたいな笑いにスライドしてしまったのだ。これはもう笑えない。 主演が飄々とした演技の大泉洋だからなんとか作品として保ったが、映画が役者の力量に頼るようでは心許ない。太宰の物悲しい笑いを期待した分、落胆も大きかった。ただ小池栄子の演技は見事で、声が汚い、細いのに怪力、驚くほど大食いで、しかもすごい美人という、太宰の無茶振りみたいな想定がこれほどハマる人も珍しい。巨乳というおまけもあって、太宰本人が見たらたいそう喜びそうだ。その想像が一番笑えた。
嘘つき珍道中
原作未読 戦後3年の東京で、青森に疎開中の娘と嫁を呼び戻す為に、複数抱える愛人と別れ様とする男と、彼に雇われた偽女房の話。 子どもから届いた葉書に感化され、家族を呼び戻す決断をした小説ロマンスの編集長。 しかし、彼には複数の愛人がおり、金で雇った美人の嘘女房と共に愛人のもとを訪れて、一人一人と別れていこうとするストーリー。 人は良いけど人にながされ、決断仕切れず優柔不断。未練たらたらな男と、それぞれタイプの違う愛人達とのふざけたやり取りに、その他の人物の茶々も入ってドタバタ感満載。 更には嫁との話や偽嫁キヌ子との話にも展開して行きぐちゃぐちゃにw かなり無茶な流れだしコテコテながら一応一捻りぐらいはあるし、安心してみられる懐かしの喜劇という感じでなかなか面白かった。
口笛吹こう 恋とブギのメロディー
人生とは、上手くいったり上手くいかなかったりの連続。どうしてこうもおかしく愛しい物語なの! 強引で楽しい超展開ラブコメディ。 太宰治の未完の遺作を基にした戯曲が原作とのこと。 いかにも太宰!と言わんばかりの前半から、一気に急カーブを回って加速していく後半。 予測できない人生のように振り回されて振り回されて、本当に楽しかった。 とにもかくにも、キヌ子なのである。 この作品の主役は誰が何と言おうと、キヌ子なのである。大好き。 勢いよく捲したてる彼女のファーストカットからもう完全に惚れてしまった。 逞しく、小汚く、金にガメつく、頭は悪く、品は無く…いじらしく、切なく、愛おしく、美しい人。 キヌ子がキヌ子なりの幸せを手に入れますように、と、そんな想いを持ってこの映画を観ていた。 恋をしなくてもいい、男と一緒になることが幸せと決まっているわけじゃない。 ただ、気を抜いて幸せを感じる時が彼女にも有れば良いな、と。 男とか女とか、そういう枠は一旦抜きにして。 彼女の仄かな想いは、揉み合いの際にしばし固まったあの一瞬で伝わってくる。 泥だらけのモンペ姿で働き回りつつ色とりどりの洋服を綺麗に持っているように、ガサツな振る舞いの中に宝物みたいにしまい込んだその想い。 好きな人に好きな気持ちをどう伝えて良いのかわからず、距離の近さからどうしようもなく、諦めて不器用に隠し持ってみせること、ちょっと思い当たる節もあるじゃない。 昭和の恋愛観が強いなと感じる部分も少しあったけれど、恋をする人間の心の内はいつの時代も変わらないのかもしれない。 対して、田島の存在感のユルさは気になった。 とにかくヘタレでだらしない、太宰治をさらに弱々しくしたような、所謂「モテるダメ男」。 田島の目的や想いがあんまりにもフラフラしているので、映画の軸も少しブレかけていたように思う。 まあそこを「キヌ子」というキャラクターの良さが挽回するので許せてしまうんだけれども。 そういうとこ!そういうところだぞ!なあなあにして好きにさせてしまうとこ!田島さんよぉ! 側から見たら相当不健全な集いのシーンが好き。 アイドルファンのオフ会みたいなテンションで語り合う様子がなんとも荒唐無稽で面白かった。 好きな人についておしゃべりするの、楽しいよね。わかりみが深いわ〜。 さりげなく長回すカメラワークが印象的。 元が舞台であることも意識しているんだろうか。 「グッドバイ」の言い方も劇場的で、一々グッと来るじゃない。 衣装の力を強く感じた。 男性陣も女性陣も全員素敵な衣装で、その人と成りが装いからダイレクトに伝わってくる。 着るものには人間性が出るなあと、改めて思った。 特に印象的なのは、清川の変貌。 ヨレヨレで裄丈の合っていないシャツをアームバンドで無理矢理留めていた彼。 彼が後半で着ていた白のスーツは強烈だった。 金を手にして生まれてしまった傲慢さを強調し、その変貌を哀れむような表情を持ったスーツだと思う。 衣装と言えば、一つ猛省していることがある。 私が映画を観る時の鉄則の一つとして、「お洒落をする」というものがある。 今日は久しぶりにヒールの革靴を履いて、お気に入りのブラウスにカラフルなスカーフを締めて、黒いワイドパンツとロングコートで格好良いイメージで着飾ってみた。 しかしキヌ子のファッションを目にした瞬間、激しく後悔することになる。 どうしてビンテージのワンピースを着なかったんだろう!!どうして大振りのイヤリングを付けなかったんだろう!! キヌ子は!あんなにかわいいワンピースを着て映画館に向かっているのに!! いや別に、今日の服装だって絶対に可愛いし気に入ってはいるんだ。 だがしかし、「久しぶりにワンピースを着ようかな」と思ったにも関わらず、ストッキングを履くのが面倒だな〜とパンツスタイルに甘んじてしまった。 そんな若干の後ろめたさがあったので、余計に悔しくて。 本日の教訓:衣装が良さげな映画を観る時は、作品に合わせた装いを怠らないこと。
小池栄子すごい
大泉洋なら面白いだろうと期待して見に行って、期待通り、いや期待以上の面白さにめちゃくちゃ笑いました。 だが笑ったのは小池栄子がサイコーに面白かったから。 正直、これは別に大泉洋じゃなくてもいいんじゃないか?と観終わってから思いました。 もっとイケメンの……例えば、竹野内豊とかそういう分かりやすく人を惹き付けるタイプの三枚目も出来る俳優さんだったらもっと面白かったかもなぁと思いましたが、まぁとにかく小池栄子サイコー!!!だったということです。 めちゃくちゃ綺麗に仕上がってるのに声と話し方は変わらないあのギャップに何度も笑いました。 こんなに笑った映画はいつ以来か覚えていないくらい久々です。
集中力がグッドバイ
メンズデーに何かという事で鑑賞
人間失格と共に連載中に入水自殺し未完に終わった
原作は太宰治…「人間失格HUMANLOST」は
コテンパンなレビューしましたけど
さて今度のはどうか
感想としては
説明不足の世界観
ストーリーに集中できない程の演出の不快さも相まって
清々しくつまらなかったです
原作は戦後の日本で雑誌編集長をやりながら闇市で金儲けも働き
愛人も抱える惚れっぽいが気も優しい田島周二(大泉洋)
そんな自分に嫌気が差し遠方の妻子とよりを戻すべく愛人に別れを
告げるべく作戦を練る中でかつぎ屋(地方から闇市に物を運んで売る人)
をしながら遊ぶときは一転おすまし美女に変身する永井キヌ子(小池栄子)に
代理妻を頼み愛人に別れを告げていく中で色々起こるストーリー
田島周二は優男風の俳優が合いそうなのでマジメっぽい大泉が
やるなら相当キャラを変えるのかと思いきやそのまんまでした
正直大泉では田島のヒモよりダメ男な感じが出ておらず
こう言っては何ですが安田顕のほうが合っている気がします
永井キヌコの小池栄子はこれが意味がわからない
力持ちの大食らいというキャラだからかあからさまにガサツな
ダミ声で演じさせているのですがこれがまぁ滑ってまして
元々小池栄子は声が太いのにそんなの必要ないし
場面によっては素に戻ってます
じゃあやるなよと
あと全体的に役者の演じ方が舞台のようで
ありえないテンションで大声でがなりちらす・叫ぶ
これがまあイライラしてきます
だんだん映画を作っているつもりがそもそも
あるのかどうか疑問に思えてくるほど
また原作は未完で結末を製作が足したことになって
いますが…なんか泉アツノみたいな占い師が
金運がどう女難がどういかにも登場人物の運命を
言い当て明示していきます
…これは原作にいたのか知りませんがただの説明キャラ
なのですが「これからこうなる」を説明する人を用意する
くらいなら冒頭のキャラクター説明をもっと細かくやるべきです
田島とキヌ子もそれぞれこういう人がいましたと言う説明は
あるものの関係性には触れないのに田島が一目惚れのように
キヌ子に惹かれたように演出しておいて
いきなり知り合いかのように話し始めたり意味がわかりません
ストーリーは全体的に浅いくせに説明不足
なんかもう話の筋は知ってるでしょう的扱いにも見えます
話が進みそうになるとギャーピーギャーピーわめいてイライラしてきます
濱田岳とかこういう演技ばっかであちこちで見るんで本当に嫌いになってきます
うるさい
根本的に
戦後という世界観で愛人との関係性が何か現代と何か違いがあるのかも特になく
なぜ舞台設定する必要があったのか分からないくらい話が浅い
愛人も数人しか出てきません(これは原作が未完だったからでしょうか)
映画で予算が付いたから戦後舞台設定にしたんでしょうか
他に注力すべき事がいくらでもありそうです
とにかくこの作品が言いたいことはよくわかりません
戦後のビジュアル演出は悪くないですが
ハッキリ言って主演の二人はミスキャスト
あんまり飲み込んで演じれていたとは思いません
小池栄子はグラドル出身としては恐ろしいくらい演技派なのは
わかります
大泉洋もはや日本を代表する俳優なのはわかっています
それだけにもっと出演作品を考えた方がいいと思います
個人的に太宰治原作映画に当たり無しです
だいたい。
これぞケラさん!って感じでした(笑) 舞台版は観ていませんが台詞の言い回しが舞台調で言葉のチョイスとかおもしろかったです! 結構笑えるシーン多くて声だして笑っちゃいました(笑) 大泉洋の器用さが際立ってます。ダメっぷりが最高に似合ってました! 小池栄子のダミ声演技はめっちゃ気になりましたけど舞台版のイメージなんですかね。ま、よくも悪くも印象には残りました。 緒川たまきが不思議な雰囲気で色っぽくて良かったです。 私は戸田恵子演じる易者が一番ツボでした(笑)「だいたい」占いで何でもズバリ的中させます!出て来た瞬間めちゃ笑いました! 私も宝くじ当てたいです(笑) まさに人生喜劇。楽しく観れます! 「グッバイ」じゃなくて「グッドバイ」ってとこもいいですね! いいアクセントになってました。
全134件中、81~100件目を表示