劇場公開日 2020年11月13日

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「感動映画の定番!駄作になる方が難しい」水上のフライト 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感動映画の定番!駄作になる方が難しい

2020年12月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

2020年映画館鑑賞127作品目

走り高跳びでオリンピックを目指す女子大生が交通事故で脊髄損傷
二度と歩けない体になり車椅子の生活を余儀なくされる
夢を奪われて絶望のどん底に沈むヒロイン
周りのススメで小学生の頃にやっていたカヌーを再開
紆余曲折あったが笑顔を取り戻しカヌーの腕前はどんどん上達
パラリンピックを目指して大会に出場する話

この内容ならどんな脚本家だってよっぽどの無能じゃなきゃ出来のいい脚本が完成する
脚本さえ良ければ監督や役者は楽だ
少なくともこの映画は及第点が約束されている

主演の中条あやみが思ったより良かった
彼女の芝居を観るのは初めてだがなかなか
美人に生まれたことを最大限に活かしている
モデルさんだけあって表情のバリエーションが良い
特に彼女の笑顔は太陽のようだ
性格があまり良くなかった設定がまた良い
カヌーだってかなり練習したんだろうな
すごいぞ中条あやみ

頑張れって言葉は良くないって意見もあるがこの映画を観たらいやいやそうじゃないぞと思う
頑張れって応援している人の思いも汲み取ってほしいね
一流のアスリートなら

ただタイトルに違和感を感じる
高跳びが空を飛ぶという感覚はまだわかるがカヌーで空を飛ぶって「は?」って思う
申し訳ないが理解に苦しむ

野川新栄