映画大好きポンポさんのレビュー・感想・評価
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日本アニメ的な演出とハリウッド的な演出のMIX
映画好きを舐めんな!!
これまで勝手に独りを選んだ主人公が、いざ好きなことを始めると何もかも上手くいくというご都合主義展開にうんざり。
監督になった途端、周りのみんなは良い人で彼は全く挫折なしに笑ってしまう。あれだけ人と関われなかった人間とは思えない。
それから何でもかんでも言葉で説明するくだりにはイライラしっぱなし。
それにしても、この世界観の中途半端さも意味不明。
つまらん!
〝幸福は創造の敵〟
日頃、応援している清水尋也さんが初声優ということで鑑賞しました。
キャラクターの絵柄的にお子様向け?と勘違いしてしまいがちですが…
いえいえ内容はまさにクリエーター向け?という感じ。
本格的なものづくりのノウハウが見られます。
私個人としては見逃さなくて良かったと心から思えた映画。
敏腕映画プロデューサーポンポさん。
彼女の製作アシスタントをしているさえない映画通の青年ジーン。
彼と一緒に自分も映画制作に加わった気持ちになった。
その上、自分が新しくやりたいことのヒントももらえたし自分という人間の本質みたいなものについて気づかせてくれました。感謝。
〝幸福は創造の敵〟
ポンポさんがジーンに贈る言葉の一つひとつが秀逸!
ポンポさん語録を作りたいくらい言葉が胸に届きました。
杉谷庄吾さんのコミック版にも興味津々です。
非支持。劇中劇の魅力不足。苦労話の既視感。
アニメである事やタイトルに騙されてはいけない!
この作品は映画が好きな人はきっと感動出来る
作品だと思います
アニメなんてと思う大人もいるでしょうが
中々の出来だと思います
始めはキャラ物のアニメかな? と思うのですが
ドンドン引き込まれていきます
ヒロインの演技力が周りのキャストから考えると
下手だな! と思うのですが、ヒロインの環境から
考える許容範囲になっていくのですが最後には
これで良いんだなと思ってきます
邦画の実写では安っぽく見えてしまうのを
アニメならではの表現で感動的かつ雰囲気を出していて
より感動を受けると思います
原作があるのでタイトルはどうしようもありませんが
映画を見る人を選んでしまうかもしれませんね
今公開している映画の中では群を抜いて
良い作品だと思います
まぁ、アニメを作る場合は綺麗事だけでは
上手く進まないので綺麗な所だけを見せてますが
これを観て映像の世界に飛び込みたいと思わせる
作品ではないかなと思います
う〜ん
元々、原作コミックが大好きで、その大好きなコミックが映像化されると聞き、ワクワクしながら封切り当日に行ってきました。
オリジナルキャラ追加という、一抹の不安を抱えながら…
前半から中盤にかけては、原作の通りに進み
原作では描かれていなかった、Meisterの撮影シーンを追加されていたり。原作の世界観が広がる演出がされていて楽しく観ることができた。
ただ、撮影が終わり編集の段階に入る所から大幅に原作から進路変更をしていった。
映像が足りないので映画が完成しない点。
原作では、ジーン君って作品を落とす事は1回も無かったのにキャラクター造形が変わってしまった。(わざと、完成品を差し替えた事はあったが)
次に始まる「半沢直樹」。
もう、オリジナルシーンが全体的に微妙
原作の世界観を映像に落とし込んで、広げていった中盤までと、それ以降で個人的には評価が全く変わる作品になってしまった。
原作厨と言われたらそこまでだが、やはり鑑賞前の一抹の不安は、その通りだったなぁ…と感じた。
原作の世界観を広げた中盤までと、全体の映像表現で星2にしているが、人にはオススメ出来ない
「実写」映画の内幕ものを「アニメ」で観る面白さ。技法と題材と作り手のエゴが交錯する90分!
映画撮影ものには、それだけで映画ファンの心を強くゆさぶるところがある。
古くはトリュフォーの『アメリカの夜』やゴダールの『軽蔑』、比較的新しいものだと『リビング・イン・オブリビオン』や『地獄でなぜ悪い』、もちろん『カメラを止めるな』も。ああ『全裸監督』だってそうか。
僕自身は映研に属したこともなければ、自主映画に関わったこともない一介の観る専ファンに過ぎないが、こういう内幕ものはそれだけで観ていてとても楽しい。
自己言及性、テーマと手段の混淆、イレコ構造の生む思索性。
くすぐられるシネフィルとしての仲間意識、共犯性。
何より、「映画についての映画」は、とことん監督にとっての私小説的な省察にしかなり得ず、そこそこ羞恥プレイめいた要素があって、その気恥ずかしさが観客にも伝染し、むずがゆくさせるのかもしれない。「映画の映画」は、撮ったことがない人間にも、何かしらのノスタルジィと懐かしさを共有させる不思議な装置だ。
『映画大好きポンポさん』は、そんな「実写映画の制作現場」を「あえてアニメというメディア」を用いて描いてみせた作品だ。
この「実写」を「アニメ」で、というのがおそらくなら本作のキモなのだろう。
そりゃあ原作が漫画なんだから、アニメ化して当たり前だろうと言う意見もあると思うが、意外に「実写」と「アニメ」には表現メディアとして大きな懸隔がある。実写の撮影裏話を「アニメ」でやるとなると、作り手はかなり自覚的に手法を取捨選択し、再構成する必要が出てくるのだ。
たとえば、『ポンポさん』では、技法としてはむしろ実写映画に近いカメラワークやモンタージュが多用されている一方、アニメ的なデフォルメや誇張されたレイアウト、非現実的なアクションは、思いのほか抑制され、限定的使用にとどめられている。これはじつに興味深いことだ。
とにかく、冒頭からラストまで、カット割りが異様に多い。
で、カット毎にパンしたりズームしたりぐるっと回ったりと、カメラの動きがひたすらうるさい。
その映像感覚は、「アニメ」的というよりは、間違いなく「実写」的だ。
私見をいえば、このみっちり濃縮されたカットが、息つぎする間もなく詰め込まれていく感じは、マーティン・スコセッシの中期作品にとても近い。と思って、鑑賞後にパンフを見たら、監督が好きな映画に『グッドフェローズ』をあげていて、ああやっぱりな!!と。
それから、本作ではスプリット・スクリーンや逆回し、早送りなど、いかにも気の利いた実写映画らしい仕掛けも多用されている(てっきりガイ・リッチー由来かと思ったら、監督いわく『127時間』が元ネタとのこと。ああ、ダニー・ボイルのほうか(笑))
要するに、本作はアニメ映画でありながら、「映画オタクのシネフィルが撮った実写映画」の外観を、ねちっこく追求し続けているのだ。
では作中、いちばん「アニメ的」な演出が観られるのはどこかというと、それはもうジーンくんが「編集」をするあたりのシーンにとどめをさす。ここでは思う存分、アニメ的な特殊効果と空想的なレイアウトが導入され、「アニメならでは」の画面づくりが追求されている。ここだけは、抑制を解いて「アニメっぽくやらないとうまく表現できない」部分だと制作陣が判断した、ということなのだろう。
でも総じて本作は、実写寄りのテイストを無理やり身にまとっている。それは間違いない。
だが一方で、キャラクターデザインや、演技の方向性、各キャラクターの動かし方などに関しては、思いがけないくらい「旧来的な萌えアニメ」のそれを踏襲している感じがする。
そりゃ原作準拠なのでは、といわれたらそれまでなんだが、あれだけ宮崎駿や細田守や新海誠や片渕須直ら、長編アニメ映画の監督たちが自作の作品から拭い去ろうとやっきになってきた「深夜アニメの臭い」を、なんだか当たり前のように(それも実写映画を模倣するつくりをわざわざとっている作品に)しれっと取り込んでしまう感覚は、やはりちょっと独特だと思う。
結果的に、本作は「いかにも日本のアニメっぽいキャラクターたち」が「妙に実写的技法にこだわって組み立てられた映画」の主演をつとめるという、初音ミクめいた「ひねり」を生じており、その奇妙なツイストが独特の味となっている(そのへんの感性は、もしかすると京都アニメーションに近いのかも)。
本作で特に重視される「編集」作業についても、実写とアニメで編集のやることにかなり差がある以上、「アニメという表現手段でこのネタを大きく扱うこと」自体、なかなかひねくれていると思う。
実写では大量のフィルムを「切り詰める」引き算が編集の大きな役割となるわけだが、アニメでその作業は作画の前段階となる絵コンテで先に済ませておくことなので、何十時間も後からカットすることは「絶対に起こらない」。アニメは設計図通りに、必要なものだけ作ることを基本とするからだ。
本作では、そんなアニメを用いて、撮りまくったフッテージを「捨てていく」実写映画編集マンの痛みと恐れと勇気を、いかにも「同業者として共感している」体で語っている。
この「ズレ」は、なかなか面白い。
とにかく、小気味よいテンポで、明るく前向きに描きだされるその内容は、青春群像としても、お仕事アニメとしても、じゅうぶん口当たりよく楽しめた。
テーマ性については、あまりストレートに出されると若干こっぱずかしいところもあったし(創作者にコミュ障や根暗やアスペが向いてるのも、実生活で浮かばれないほうがいいのも、当たり前すぎて真顔で語られてもちょっと引いちゃうかも。それ自分で言っちゃうんだみたいな)、オリキャラであるアランが作品にしっかりなじんでいたかというと疑問もあるが、原作未読の僕にとってはストレスの少ない、完成度の高いアニメだった。
原作改変は好悪の分かれるところだろうけど、作中のジーンが「自分」の尺で作品の核となる要素を判断し、切り詰め、さらには追加していった流れを「成長」として肯定するなら、同じことをやろうとした平尾隆之監督のチャレンジだって認めてあげたいと思う。
とくに文句があるとすれば、(これは『映画版SHIROBAKO』でも思ったことだが)肝心の作中作がちっとも面白い話に思えないところかなあ(笑)。
偏屈の老指揮者がアルプスで少女と出逢って再生するとか、そんな陳腐な話でアカデミー賞はさすがにとれねーだろっていう。てか、作中で周りに褒められている演出やアイディアの大半が、たいしてうまくいっているように見えないのもまあまあつらい。あれだけごり押しして撮りたかった追加撮影シーンについても、傍目にはそう「絶対不可欠な」シーンにはどうしても見えないのだが。他のみなさんは「ああ、たしかにこのシーンがあるとないとでは大違いだよな!!」とか、本当に思われたのだろうか?
あと、ここだけはちょっと真面目に文句を言っておくが、クラシックがらみの部分については、もう少し説得力が欲しかったし、もし原作準拠なのだとすれば、それこそちゃんと音楽監修をつけてきちんと改変してほしかった。
まず、モダン・オケでマーラーの交響曲第1番を振ってるような指揮者の勝負曲が、よりによって今は古楽演奏がメインの「マタイ受難曲」だってのは、普通に考えるとほぼありえないシチュなので、違和感はバリバリに大きい。なんだろう、僕の知らない有名な指揮者とかを念頭に置いているのだろうか? (そもそも、マーラーの「巨人」の演奏でフルートの出来を咎めるなら、それは第四楽章より第一楽章で発生するイベントのような。これもなんか元ネタがあるのか?)
たしかに「マタイ受難曲」はフルで演奏すると3時間かかる大曲なので、これを扱う演奏会はある種の「大イベント」ではあるのだが、ピリオド出身でもない大家が、自分のキャリアをかけてはりきって振るような曲ではない。あと、技術的にそこまで厳しい曲ではないし、力量のある歌手がそろえば形はつくので、指揮者とオケの心がどれほど離れていようと、翌日の新聞で叩かれまくるような演奏になるタイプの曲ではない。たとえば「春の祭典」や「トゥーランガリラ」が難しくて振れない、弾けない、というのとはまるで話が違うのだ。
「マタイ受難曲」のアリアが、「これが僕のアリアだ!」みたいな使い方をされてるのも、激しく抵抗を感じる。そもそもマタイにアリアは14曲あるし、アリアは楽曲の形式であって「アリア」と呼ばれる曲があるわけではない。それに、マタイのアリアと言われて、一般の音楽ファンがぱっと想起するのは第39曲の『憐れみたまえ、我が神よ』だと思うのだが、本作で採用されているのは(パンフでも確認したけど)第52曲の『わが頬の涙』である。この曲を指して「マタイといえばこのアリア」って言い方をふつうはしないし(本当に聞いたことがない)、そもそも「バッハのアリア」といえば、一般の人にとっては管弦楽組曲第3番由来の「G線上のアリア」のことだろう。だいたい、歌手の果たす役割が圧倒的に大きい独唱曲で、指揮者が「これが俺のアリアだ」って言うのも、かなりおかしい言い草だ。
このへんを適当にやっていると、「リアルな映画づくり」を描く映画そのものを害してしまうし、ひいてはジーンくんの才能にも疑念が湧いてしまうわけで、もう少しなんとかしてほしかった。
あと、どうでもいいことだが、劇中でビゼーの交響曲が鳴っていた記憶があるのだが、パンフの使用音楽に入っていないのはNaxosの音源を使っていないから? そんなことでいいのだろうか。
とまあ、文句も書いたけど、映画好きが観て、刺激を受ける作品であることには変わりない。
ぜひ、みなさんご覧になって自らの目で確かめてほしい。
最後に声優陣について。
小原好美は、さすがの貫禄。
「深夜アニメっぽい臭み」を残しつつ「実写映画に寄せる」という本作の基本コンセプトをまさに「声」で体現する存在として、作品を支えていた。
『月はきれい』でイモのぬいぐるみさすって偽ざーさん呼ばわりされてた子が、ここまで成長したかと感無量。この人は、シャミ子といい、藤原書記といい、ルンちゃんといい、ロキシーといい、自分に合う役をゲットすることに本当に恵まれている。
ジーン役の清水尋也は、初声優とは思えないくらいこなれた演技で違和感を感じさせなかった。ティム・バートン系のヤバさもきちんと出せていたし、抜擢は成功だったと思う。
ナタリー役の大谷凜香は、お世辞にも上手とはいえなかったけど、監督はあの声質が欲しかったんだろうなあ。たしかに、これはぐっとくる声だ。
なお、大塚明夫は大塚明夫って感じでした(笑)。
あと、ポンポさん、『ニュー・シネマ・パラダイス』が長すぎるっていってましたが、あれこそはまさに「(とあるシーンの)フィルムのカット」が作中で大ネタとして出てくる「映画についての映画」でありながら、「実際の上映時に、思い切った50分近いカットを行って映画が蘇った」好例(完全オリジナル版が173分、イタリア上映版が155分、国際上映版が123分。国内版が不入りだった結果、監督が泣く泣く後半をがさっとカットした世界公開版が、各国で空前の大ヒットを記録した)。本作の引き合いに出すには、ちょうどぴったりの映画だった。
あれ、ホント青年編以降はゴミみたいな内容だからなあ。
映画に携わる人々を描いたアニメ
映画に携わる全ての人々を描いたアニメは初めてでした。華やかな世界の裏側、映画が公開されるまでにどれだけの時間がかかるのか、お金がかかるのか、細かく描かれていてイラストのタッチが可愛いのとは裏腹な内容のギャップが良かったです。映画好きの私ですが、あまり裏側がどうなっているかを深く知ることはなかったので、こんなに大変なんだと初めて知りました。映画ってせっかく撮影したシーンを沢山カットされるとは知っていたけど、こんなにもカットするんだと...編集作業ってこんなにも大変なんだと感心しました。だからこそ90分に込めた内容の濃い映画なんだと知りました。
面白いが、
最大の評価点として主人公ジーンに纏わる一連の流れは面白かった。特に撮影終了直後の編集シーンは映画作りを体感することができたし、劇中劇の理解とジーンの心情の深堀りが重ねられる展開も飽きなくて良い。一ついうとすれば抽象的な編集シーンは合ってない挿入歌も相まってくどく、苦痛に感じられた。
しかしそれ以外のキャラはありきたりかつセリフも薄く、物語上の必然性もないためノイズといって差し支えないレベルだったのがマイナス点。ヒロインは声の演技が酷く、キャラも薄いのに無駄に多くのシーンに絡んでくる。
金髪は論外。最後のプレゼンも見るに耐えない。全体にこの映画のテーマを強調するために無理矢理つけられた外付けHDDのようなキャラだった。
総評としてビビッドなカラーと斬新な演出、よく動く作画で楽しい90分間を過ごせるのだけれどシナリオ面での粗が小骨の様に喉につっかかる映画だった。
本当にパケ買いしづらい作品
ずっと観たいと思っていたトゥルーノースを観に行って、いっぱい人が入っていくこの作品をみた初めての感想はオタクっぽいコアなアニメの映画版なのかなーくらいでした。
鑑賞した後にまず言いたいことは心の底からごめんなさい。
背筋ゾクゾクすること数回。意味不明の涙数回。
本当に謎多く、なんて素晴らしい映画だったことか。何がいいのか、どのシーンがいいのかなんて全くわからない。
感動とは言葉にしづらいものなんですね。
楽しい時は時間が早く過ぎ、辛い時は時間が長く感じるというのは嘘のようです。
90分程度の時間にこれでもかと詰め込んでいるように感じるのに、ほぼ無駄がない。めちゃくちゃに濃い時間を過ごし、終わった後は三時間映画を見たかのような満足感。
ポンポさんの言葉は実に的を得ており、反論の余地なく心に染み渡る。
映像や、臨場感を置いておいても映画館で暗闇の中大きなスクリーンに入り込んで観るべき作品です。
人生において何かを選択する時、それは同時に何かを捨てる時。
エンドロール中も誰一人席を立たず、余韻に圧倒される作品です。
自分はエンドロール立っちゃうタイプなんですが、トイレも我慢し見切りました。
言葉に出来ないとこんなめちゃくちゃな文章になりますが、本当に観て欲しい映画です。
入場者プレゼントの冊子…
おもしろかったと思う
わぁ、好き!
変なキャラ、変な色、変な劇中劇・・・
正直、何か色々変だし、主人公も冴えないし、内容もつまんなそう・・・強引な展開だしいきなり始まった劇中劇も見たくねー・・・などと思ってしまいました、始めは。
でも、終わってみれば、泣いて笑ったスッキリな90分でありました。
筋は単純明快、なれど、いろんな筋道を複雑かつ巧妙に絡み合わせることで、単純ならざるアニメになっていた気がします。深みを持たせつつ、非常に分かりやすく楽しませてくれる、素晴らしい作品でした。
いろんな小ネタも笑えたし、エンドのカットも笑えたなー。
題名もあまりイケてないと思うし、アニメのキモというべき絵そのものも全然いけていないと思ってしまうのですが、それがまた楽しさ倍増させていたのかなーと見終わって思えます。
とにかく楽しかったー
だから憧れるのさ
エンターテイメントを提供する仕事というのは憧れますしかっこいい仕事だと思います。
だが良いものを作るにはそれなりの犠牲もあるし中々リスキーな事です。
誰にでも出来る仕事ではありません。
だから憧れる!
ポンポさんの言う通りこういう仕事というのは普通の人では出来ません。
才能があり一般人よりぶっ飛んでる思考回路じゃないとこの狂気の世界にはついていけないですよ。
だから映画しかない主人公も悩んだりはしてますけどどんな犠牲を払っても無我夢中になって仕事が出来るのです。
演出面も元ufotableで働いていた演出担当の方が監督していたのでキャラクターもヌメヌメ動きますし遊び心を感じさせるシーンもあったりして飽きないですね。
是非映画好きの方やクリエイターを目指す人に見てほしいです!
タイトルと絵柄で敬遠しないでー!
映画好きが出てくる漫画は大体購入していますが、ポンポという名前に幼女っぽい風貌でどちらかというと映画作りを口実に全然関係ない話(パワハラとかオタクネタ延々語るとか)かなと思い込んで敬遠していました。
いや、これすごいちゃんと映画を作るということに向き合ってるじゃないですか。途中からなんでもないシーンでも映画作りに対する想いみたいのが伝わってきて常に目頭が熱くなって、ちょっとのきっかけで何度もポロッと涙が出ました。
映画が少しでも好きな人には是非見て欲しいです。帰りに本屋でスピンオフ含めて原作全巻買いました(笑)
しかし、まさか主演が「貞子」の唯一の面白いキャラであるファンタスティック☆カズマでお馴染みの清水尋也とは・・・。声優初挑戦とのことでしたが全くヒケをとっていませんでした。
"Myself" in the film. 映画制作を通した若者の成長譚でした‼️
最近アニメって面白いなぁっと思ってて色々と観るようになったのですが、なんとなく奇妙なタイトルに惹かれて観に行った本作。自分も映画大好きだし、90分だしちょっと観とこうかなっぐらいの軽い気持ちだったのですが、やー、これはスゴかったです。アクションもなく映画作りの編集をメインに持ってくる一風変わったアニメ作品なのにメッチャ面白かった‼️
映画作りのアニメってだけでも珍しいのに、普通映画作りのストーリーなら作品作ってるシーンとか俳優の描写に一番力を入れそうなのに、一番の見せ場を編集作業に持ってくるって構図がスゴいですよね。実写だったら地味過ぎて映画にならなさそう。カットする描写とかアニメだから成立する見せ方で、地味なはずの編集作業も動きがあるようになっていました。
またジーンの編集っぷりがもはや病的なのがリアルっぽくて良い‼️ってかやり過ぎて倒れるし。ホントに映画制作の現場では、こだわる監督はあんな風に自分の葛藤と体力との戦いなんでしょうね。編集作業やってる状況をあんな風に描ききったアニメってなかなかレアな気がします。追加撮影ってたまに映画ニュースに上がってたりしますが、あんなに大変な事だったとは⁉️今まであまり知らなかった映画制作の現場が垣間見えたかも?
原作を読んでなかったので、もっとタイトルロールのポンポさんが活躍する話かと思いきや、若手の成長譚だったのが意外でした。でも銀行でのアランのプレゼンのシーンは誰でも胸が熱くなりますよね?最後にニャカデミー賞まで取ってしまうのは上手く行き過ぎかなっとも思ってしまったのですが、総じて良くできた作品だったと思います。
しっかし、入場者特典でもらった書き下ろし前日譚コミックが「前編」でした。これは後々「後編」が入場者特典になるって事⁉️そういう作戦?これはもう一回足を運ぶべきか迷いますね😣
再鑑賞履歴
2021/12/11
全279件中、221~240件目を表示