「堕ちたら戦争屋」エンド・オブ・ステイツ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
堕ちたら戦争屋
戦場のライオンも政治家も。堕ちればただの戦争屋。まぁ、頻出ネタなんですけど、ノンフィクションとフィクションの違いは「大統領の命を狙うか否か」だけだったりして。
Angel has fallen が原題。堕天使ルシファーの事かなぁ。ルシファーは元大天使であり守護天使とする地域もあり。そういう意味では、マイクもジェニングスも「Angel」と言えない事は無いけれど、「Fallen Angel」はジェニングスや副大統領の事を指しているんだと思われます。で、マイクは守護天使ですよね。
もうね、圧倒的にクレイ・バニング爺ちゃんのカッコ良さ。時代的にはネイビーシールズと推測されるんですが、敷地内に侵入して来たマイクに向けたライフルは「Ruger Mini-14」の「Goverment Barrel」です。これ、米国の警察で使われているライフルですが、デルタフォースでも採用されていました。デルタフォースの設立は1977年、ベトナム戦争終結は1975年。どうせなら、ネイビーシールズ時代のM-1カービンあたりを持って登場した方が、レトロ感があって良かったかなぁ。
いずれにしてもクレイ爺ちゃん、頼もしいし、笑かすし、泣かすし、もう主役のバトラーを完全に喰ってます。いや、次作でも大活躍して涙を誘って大往生するところまでは既定路線?元特殊部隊のDaddyとか、おいしすぎる設定。孫を守って欲しい、なんて言われたら、そりゃ命も顧みずに行きますよ。
ただ、父子そろって暗所恐怖症なんですかね。怖くてちびりそうになってるのを、下劣な冗談にして誤魔化すのは止めなよw
あと、病院横のビルの屋上ヘリポートでヘリが吹き飛んだのはグレネード・ランチャー(40mm擲弾)をぶっ放したからです。マイクが抱えていたのはグレネードランチャー「M203 ショートバレル」と「M-4 A1 Carbine」のコンビ。
「Give upにも美学はある」と考えた男は、自らの「Never Give up」精神が人を救い、国を救い、世界を救って来た事を忘れている。あれね、この世に悪がある限り、「Never Give up」で立ち向かうしか無いんだよ、って言うアメリカ映画のテンプレストーリー。いや、テンプレストリーとは言いながら、あっさりとサクサクとお話が進み過ぎひん?と心配になったりするけれど。こういう映画を見る方も物分かりが良いから、このテンポの方が良い!
期待通り、ドキドキできて良かった。
(11/25 グレネードランチャー の機種修正。YouTubeで確認)
シーズン2でキムとパーマー大統領夫人は充分うざいので大丈夫です(何が)。
ちなみに女子はThe OCをみんな見てるなか、ひとり24ヲタを貫いておりました。
マイアミバイスってコリン兄さんが映画やってませんでしたっけ。
blooodさんも24ヲタでしたか?つまりキムとパーマー大統領夫人にイライラした仲間でしたか(笑)
アナ雪は私、予想に反してあまり響かなかったのですが、エルサが呼ばれる声だけ反芻してます。
やぎさんへ
コメントありがとうございました! クレイ爺ちゃん、人気沸騰中ですねw ライフル類のレポートは今回は控え目にしました。使われてる銃の種類が多過ぎて、特定するの無理w
momo8さんへ
擲弾(撃ち出すことを前提とした手りゅう弾と思えば良い)を発射するグレネードランチャーが分らないと、ヘリが吹っ飛んだ理由は????なんじゃないかと思いました。
で、明晩は、グレネードランチャーをぶっ放すエマ・ストーンを観に行きます!