「ドイツvsアルゼンチンの頂上決戦!」2人のローマ教皇 なおさんの映画レビュー(感想・評価)
ドイツvsアルゼンチンの頂上決戦!
あながち間違いではない。
Netflixオリジナルだが劇場公開しているところを求めてねじ込んで観た。これも『ROMA』のように、音響効果をちょいちょい仕込んでいるので、劇場で観て正解だった。
「もしもし、ボク○○。飛行機のチケット取りたいんだけど」
「あら、教皇様と同じお名前とはステキですね。どちらにお住まいですか」
「うん、本人です。住所はバチカン」
「イタ電やめろや」ガチャン
「えっ」
イタ電扱いされて自分で飛行機の予約ができない教皇…カワエエ。
観る前はお爺ちゃんたちの茶飲み話が延々続くならちょっと辛いかもと覚悟していたが、ベルゴリオ枢機卿のアルゼンチン軍政時代の回想シーンにも時間を割いており、そもそもお二方のやりとり自体も面白くて見てて飽きない。
ご本人にそっくりだというジョナサン・プライスに加え、悪人顔で結構ネタにされていたベネディクト教皇はアンソニー・ホプキンスなのでラスボス感も申し分なし。二人の会話シーンはなんかドキュメンタリー観てる気になるほど違和感がない。
最初は意見の相違で対立していたはずなのに、だんだんお互いを認め出したと思ったら、いつのまにかじゃれあいだして、ラストの仲睦まじさときたらもうね。その上そろってアカデミー賞候補とは…。
結論:ドイツ優勝。
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