「人は異なる価値観に融通を効かせて営みを続ける」2人のローマ教皇 tbgohさんの映画レビュー(感想・評価)
人は異なる価値観に融通を効かせて営みを続ける
クリックして本文を読む
期待以上に面白かった!
主人公は全く価値観が違う二人の老人だ。
信仰が同じ宗教家であっても、二人の溝は深い。
それ位、人の価値観が合致することは早々ないものだ。
しかし、物語の展開とともに、お互いが歩み寄る過程が楽しめる。
この映画では、二人が距離を縮める過程で神の存在が大きく寄与した。
世の中の大半の人は自分の価値観に融通をつけながら、
日々を過ごしているのではないだろうか?
職場であれ、家庭であれ、恋人であれ、100%価値観が合致すればいいのだが、
我慢や譲り合いはあるはずだ。
しかし、価値観のズレがあっても何か共有できる軸があれば、
融通をつけながらうまく共生できるのだと感じた。
その軸は、宗教なのかもしれないし、もっと素朴な要素なのかもしれない。
日々の悩みやモヤモヤを解消してくれるような素晴らしい映画かもしれない。
コメントする