「近年最高のコメディ映画」エクストリーム・ジョブ のぶきちちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
近年最高のコメディ映画
おもしろ〜〜い!(語彙力)
韓国映画特有のウェット感も無く、カラッと美味しくあがった傑作コメディ!
老若男女全てにオススメできる、単純におもしろい、スッキリ楽しい気分で帰れるステキな映画!
本当にオススメ!ちょっとでも気になったら是非見てください。絶対笑えます。
映画館で「あ〜、おもしろい」って口に出して7回ぐらい言いました。
解体間近の麻薬捜査班の落ちこぼれ5人組が、ひょんなことから韓国の国民食フライドチキン屋に扮する事になる。
この設定がまぁ、上手く機能するする。
お店が繁盛すればするほど、刑事としての本分と、飲食業のプロとしてのプライドがせめぎ合う感じとか、客が増えすぎたのであり得ないほど値上げしたのに、それが逆に受けて全国チェーン化しちゃうあたりとか、ギャグ映画は本当に、一つ一つのセリフや演技の間が外れて一回でもお客が我に返ったらお終いなんですが、狙いどころ全てを、キチンと当て続ける手腕はお見事!
奥さんや娘にも愛されながらも舐められる、うだつの上がらない捜査班 班長役の中村勘三郎(似)が実にイイ!哀愁と信頼感を同時に演じきり、前半の駄目っぷりが後半に抜群の形で生きてました。
一人生真面目な尾行係の椎名桔平(似)や、ノーメイクな感じが逆に素の魅力となっていた、不機嫌なヒロイン役の人も、コメディセンスが抜群。
無理に笑わせようとせずシチュエーションと間で笑える空気を見事に醸成します。
血気盛んなだけの若手の子も良かったんですが、なんと言っても、セコくて少し抜けているが抜群の料理の腕を持つ、刑事にして料理長役の阿藤快(似)が、歴史に残るコメディスターぶりを発揮!
ホットファズでのサイモンペグに匹敵する存在感で笑える怪演を見せ、気づいたら応援せざるを得ない名演でした。
敵役のエスパー伊東(似)と片桐仁(似)も、実に良かった。激強女性ボディガードも流行りをキチンとおさえていて実に良い。
負け犬達の下剋上映画として、理屈抜きの素直な笑いと、最高のカタルシスが得られます。
ダメ軍団達が実は!に無理がなく、素直に応援出来るので、「あー、おもしろかった!」で笑顔で映画館を出られます。
コメディもホラーもシリアスも、完全に日本映画は負けですねぇ。予告編見てても見たくなる映画が何本もある。
日本映画の予告編はただただ苦痛…
あぁまた、時間を超えるのね、あの世の声を聞くのね…、難病か、ひと夏の恋なのね…
おっさん狙いの郷愁映画も勘弁…
がんばれ日本映画、手放しで褒めさせて!
コメディ映画としては、近年最高の1本!
是非見てください〜!
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