劇場公開日 2020年6月12日

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「家族で鑑賞したら全員凍り付くこと間違いなし!だけど面白い一作。」グッド・ボーイズ yuiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0家族で鑑賞したら全員凍り付くこと間違いなし!だけど面白い一作。

2020年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あまり引っかかりのない題名がもったいない!次の展開どころか次のセリフすらも予想できない、怒濤のジェットコースター・ムービー。

丁度時間が空いたので、というかなり適当な理由で観たため、事前には全く期待をしていませんでした。解説見ても、小学生対象の映画みたいだったし。だが中身は…、小学生に見せたらダメ!絶対!な内容がてんこ盛り。

冒頭でビールチャレンジが始まったので、え、これは子供に見せたらダメなんでは?と思っていたら、怪しい人物やアイテムが次々と登場して、観ている側の道徳心はあっさり崩壊してしまいました。PG12指定に安心して、家族で鑑賞したら凍り付くこと間違いなし。過激度で言えば、『メリーに首ったけ』(1998)と同程度かな。

ただ、配役の人種構成にかなり気を遣っていたり、描写も児童ポルノをギリギリのところで回避しているなど、作りは意外に真面目。監督は本作が長編デビューとなるジーン・スタプニツキー。初めての長編でここまでの力量を示すとは素晴らしい。今後の作品が楽しみです。

そしてドタバタ喜劇で終わると思いきや、『IT』のドラマ版を思い起こすような、ちょっと泣かせる結末となっていて、これまた意外。

yui