「笑えてちょっと下品で純粋でキラキラな作品です♪」グッド・ボーイズ 松王○さんの映画レビュー(感想・評価)
笑えてちょっと下品で純粋でキラキラな作品です♪
予告編を観て、なんとなく面白そうなのと肩の力を抜いて観賞出来そうな感じだったので観賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白い♪
それ以上でもそれ以下でもない結構お下品なコメディですが、ちょっと青春映画でもあります。
主人公のマックスがパーティーに誘われ、そこで行われるキス大会で好きな女の子とキスをしたいが為に参加をするが、それまでにいろんなドタバタな小事件が起こり、それを中の良いルーカス、ソーの「ビーンバッグ」でいろいろと解決(対面)する。
ほんと他愛もないと言えば他愛もないですが、何処か微笑ましい。
小学六年生と言う、限りなく子供でありながら、大人の扉がチラチラと開いたりして、なんとなく背伸びもしたくなるお年頃だけど、何かあったら親に叱られて、親を頼りにしてしまう。
ソーの部屋におマセな妹が侵入してくると思わず"ママー!"と声をあげて助けを呼ぶのなんて微笑ましいし爆笑w
でもそれがなんか懐かしいし、ちょっと郷愁漂うんですよね。
キスパーティーまでの間は前哨戦的な感じですが、子供にとってはなかなかな大事件。
口の悪いスラング言葉はアメリカンコメディの真骨頂。
教育上よろしく無くても、それが面白いし、それが皆大好きなんですよねw
"ビールなんてあんな苦いモノよく飲めるなぁ~"なんて子供の頃に思っていましたが、今は毎晩の様に求めるが如く飲んでるんですから、そんなのを観ると"思えば遠くへ来たもんだ"となりますわな。
セックスとはなんぞや?と知りたくても知らないから、ネットで調べたら、思う以上に破壊力のある動画が出てきて、口アングリで思わず悲鳴。
なんか面白そうでなんかに使えそうな大人のオモチャの数々にも知ったかぶりの勘違いでいろんな事に触れていくし、いろんな事に応用していく。
子供の適応力と想像力に呆れながらも感心して、笑えてしまいます♪
残念なのは、中盤辺りがちょっと間延びしていた感じなのと、マックスが大好きな女の子とのエピソード的なのが殆ど無い。
必要以上に盛り上げる事はないけど、ちょっと少なすぎて、映画としての盛り上がりに少し欠けるかな。
メッセージ的なのも特に無いし、テレビドラマみたいな感じの淡々とした流れではありますが、物凄く楽に観れましたし、久し振りに笑えました。
でも、マスクをしてるから、結構息苦しいかったかなw
昔の古いドラマで「毎度おさわがせします」と言うのがありましたが、あれのもっとマイルドでもっと下品な感じでw、冒険を抜いた「グーニーズ」、旅をせずにちょっと下品な「スタンド・バイ・ミー」みたいな感じですかねw
ソーの夢を追い求める事にストップをかける性格やルーカスの両親の離婚なんか、結構大事件と言えば大事件だし、子供心には重い話。
でもそれを3人でなんとか乗り越えよう!とする姿が美しい、羨ましい。
バカな事をしながらも、困難も一緒に乗り越えていく仲間との絆がなんか良いんですよね。
結構拾いモノの良いスマッシュヒットな作品かと思いますので、割りとオススメですよ♪