「犬って良いよね〜犬好きにはたまらない。」エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
犬って良いよね〜犬好きにはたまらない。
邦題からレーサーの話中心かと思いきや、レーサーである主人の家族を見守る犬目線で語る映画。犬の声がケビン・コスナーなのが渋い。人間の心を持ちながら、静かにずっと寄り添うエンツォ。主人の恋人、やがては妻に嫉妬しながらも、家族の一員になり、その娘も見守る表情が素晴らしい。妻の死後、義理の両親と娘の親権を争うという思わぬ方向に傾くが、裁判も無事終わり、物語の終盤へ。エンツォは死んでしまうが8年後、フェラーリのF1ドライバーになっていた主人にファンとして近づいてきたのがエンツォという男の子。生まれ変わりか!?というハッピーエンド。立ち向かう勇気さえあれば雨はただの雨と語ったエンツォの言葉が良い。常に我慢強い主人も素晴らしい。
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