「良質の良ホラー」スケアリーストーリーズ 怖い本 callさんの映画レビュー(感想・評価)
良質の良ホラー
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舞台が昔なのはスマホはじめ数々の科学的な武器で対応できない理由となって良いものです。
ホラー特有でよくあるのは被害者の叫び顔がドアップになるシーンですが、個人的にはこれがあまり好きではありません。
もっと化け物がどれだけ怖いかを描写してほしいのです。
どれだけ怖いかの描写に「ほら、被害者がこんなにこわがっているの!」以外の表現手段があっても良いと思います。
それぞれのクリーチャーも充分に怖い。
充分に怖いけど、ただただ単発で出てきて役割をはたしたらもう出てこないので何だったのだろうと思う。
ハロルドのようにしっかり描写されていれば物語としてすとんと話がついたかもしれない。
でも、ホラーモノに限ってはストーリーに落としどころとか複線回収とかいらない。
ただただ怖ければそれでいいのです。そういう意味でホラーシーンが秀逸な良い映画でした。
でもお化けとカーチェイスとかいりますかね。物理攻撃で対処できてしまうのはどうなんだろう……。
というのは和ホラーが好きだからこその感覚なのかもしれません。
ところでどうしてアメリカ映画はいじめっこがこんなにギャングっぽいんでしょうかね。
やはり警察機能がロクに稼働していなかった時期だからなんでしょうか。
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