積むさおり

劇場公開日:

積むさおり

解説

バツイチ同士の夫婦を主人公にした異色の中編サスペンス。互いにバツイチで結婚5年目を迎えたさおりと慶介。ある日、いつものように犬の散歩をしていたさおりは、積まれた枝の前に見たことのない奇妙な穴を発見し、思わずその穴をのぞいてしまう。そこで不可思議な体験をしたことをきっかけに、さおりに耳鳴りが起こり、夫の生活音、笑い声など夫が立てるちょっとした音にも敏感になってしまう。夫や仕事に不満を感じることのなかった平穏な日々から一変、気づかぬうちに積み重なっていた鬱屈が、幸せだった夫婦の生活を崩壊させていく。妻役を「冷たい熱帯魚」「沈黙 サイレンス」の黒沢あすか、夫役を「クライングフリーセックス」の木村圭作がそれぞれ演じる。監督は黒沢の夫で、特殊メイクアーティストとして数多くの作品に参加する梅沢壮一。

2019年製作/40分/日本
配給:「積むさおり」製作委員会
劇場公開日:2019年11月2日

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(C)「積むさおり」製作委員会

映画レビュー

3.5よくあること。

2021年12月30日
iPhoneアプリから投稿

夫が退職して、一緒の時間が増えて、ストレスから体調不良になる奥さんがいると、社会問題になってましたな。それを思い出しました。

愛しているはずなんだけど、自覚情状もないまま蓄積する夫へのストレス。この奥さん旦那に優しいなって、思ってたら、本当は我慢してたんですね。無意識に。そうでしょう。無理はいけません。一緒に暮らすって、ストレスを抱え込むことなんだね!

それにしても、くちゃくちゃ食べる音とか、唾を飛び散らすとことか、洗濯物を裏返しのまま突っ込むとか、わかるわー!

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ゆう

1.0『積みゲー』と『詰みゲー』

2019年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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いぱねま

4.0ほじくりほじくり

2019年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

うわーー結婚したくねええええーーー!!!
地獄!地獄!ファック!結婚!家庭!クソ!
でも、なんだかんだ、夫婦って良いものなのかも。いい関係って築けるものなのかも、やっぱり結婚したいかも、結婚したかも。

バツイチ同士の夫婦、結婚5年の記念日を目の前にした妻を突如襲う、潜在的不満の爆弾。

家のものごとを妻に丸投げし、行儀が悪く、人の迷惑や負担を考えず、声が大きく、生活音が大きい夫。
とにかく不快感と嫌悪感を積みまくり煽りまくる彼に、もう死ぬほどイライラした。
悪気のない無神経な精神攻撃にもうズタボロ。

的外れでしょーーーもない気遣いも苛つく。
わかる、わかるよ。一応想ってくれてるんだよね。
しんどい。

おそらく今までは気にしていなかっただろうそれらに気付き始めた妻さおりに起きる変化、その表現方法が面白かった。
気になりだすと止まらない嫌悪、過敏になる聴覚。
対象の人への負の感情が強いほど、その人から出る音や振る舞い全てが嫌になる。わかるわかる。

溜まりに溜まった鬱憤を存分に感じてからのほじほじタイムは最高に最低で、最高に興奮した。
ぶっ飛んだ造形とヌルヌルネチャネチャとウンチをぶち込んでくれて嬉しかった。
こういうの気持ち悪くて気持ち良くて大好き。本当に好き。ウンチのやつ大好き!

心理スリラー的に物語は進むけれど、このまま終わるわけないだろうなーと思っていたらやはり。
特殊造形の方が造る映画の良さをしっかり味わえた。
どんなものを食べて生きたらこんな発想が生まれるのか。

会話してこ、指摘してこ、発散してこ。
ラストは意外なところに落ちてくれて、ホッとしたようなザワザワしたような。
でももしかしたら、次の日に部下をフォローするのかも。いや、絶対するだろうな。

他人と好き合って一緒に暮らして、夫婦になって家族になって、ってどんな感覚なんだろう。
どうして人は結婚するんだろう。
なんてこともふと考えてしまった。結婚って何?
二人がバツイチだというのも気になる。
以前の結婚生活はどのように終わっていったんだろう。

ネットでこの手の妻の叫びはよく見るけれど、こうして改めて見せられるととんでもない。
家の中でふんぞり返って好き勝手しちゃう人たち、身を引き締めてこ。
私は一人暮らしだから関係ないや!自分の怠慢は全て自分に還ってくるからね!やったー!

この映画は目を閉じて観ても理解できるんじゃなかろうか、と思うほど聴覚に訴えかける演出が強い。
しかし、黒光りした夫のビジュアルの効果はものすごいし、クライマックスは視覚と脳味噌にバチバチに刺さるし、やっぱり観て聴いて楽しい作品だった。

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KinA

3.5貯蔵

2019年11月12日
iPhoneアプリから投稿
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U-3153

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