2分の1の魔法のレビュー・感想・評価
全33件中、1~20件目を表示
兄弟愛
................................................................................................
昔は魔法を使える者がいたが、今の時代はラクな方に流れて誰も使えない。
主人公はエルフの高校生の少年。ゲームオタクでガサツな兄がいた。
そして少年の16歳の誕生日にこれを渡せとの、死んだ父の遺言が遂行される。
そこには呪文が書かれた紙と、魔法の杖があった。
それを唱えれば24時間だけ父親が復活するらしい。
兄が唱えたが失敗、そして少年が唱えると父の下半身だけが復活。
それを何とかするために2人の冒険が始まる。ここからはRPGみたいな感じ。
結局魔法を唱え直すためのアイテムをゲット、ラスボスも倒す。
しかしその混乱の中で、父と直接話せたのは兄だけだった。
少年はそれを遠くから見ただけ。でも少年はそれで良かった。
会って父にしてもらいたいことは、全て兄が普段からやってくれてたから。
それに気が付き、改めて兄を敬愛するようになる。
................................................................................................
劇場で見た。兄弟愛の話。ところどころで涙ぐんだし、いい話やと思った。
映画って、それを見てる時に感情移入できればそれでいい。
でも現実問題としてはどう?この兄みたくバカでガサツな人って割といる。
多分、兄弟として身近にいたら、ウザいだけなんちゃうんかなあ(場)
いくら自分への愛情がその根っこにあったとしても、
マイペースかつ短絡的過ぎて、それに四六時中巻き込まれるのは地獄やし、
兄のせいで好意を持つ人と仲良くなれないシーンもあったし、うーん・・・。
結末に夢がない
父との思い出が一つもない主人公がたった一度でもいいから父に会いたくて魔法を使う。
それが物語の発端なのにラストは主人公は遠くからほんの一目見るだけ。
それすらも途中で岩が崩れてまともに見ることもできない。
父と兄との和解や、父の代わりに主人公にはずっと兄が居てくれたというのはわかるし、そこに関してはいい話だと思うけれど、ほんの一瞬でもいいから抱きしめあうぐらいはして欲しかった。魔法があっても夢がないと感じてしまいました。
他の部分に関してもコメディ部分に関しては場面場面楽しめましたが、「羽のあるものは空を飛ぶために」「馬の脚は走るために」そしてそれに喜びを感じるという部分があり、良く言えば自身のルーツとありのままを愛せよなのでしょうが、逆に言うと生まれた時点で生き方を強制されているようにも感じてなんとなく嫌で私は楽しめませんでした。
兄弟の友情ものって意外と珍しい?
PIXARで男兄弟が主人公って珍しくないですか?
いつにもまして特殊な世界観で、ユニコーンがゴミ箱漁ったり、ネコみたいに縄張り争いの喧嘩したり・・・PIXARの作る世界観は本当に独特で飽きません。
序盤はお兄ちゃんのキャラにちょっともやついて、少々エンジンがかかり切らない印象がありましたが、そこはPIXAR。
空中浮遊の魔法のところでは、兄弟と同じく手に汗握り、目的達成のために愛車を手放す兄の判断に思わずぐっときて、そして、兄が自分を支えてきてくれたことを弟が自覚するシーンではちゃんとウルっときて・・・
やはり抑えどころが分かっているな~という安心感、
今までのちょっとした小ネタ的要素が伏線的に回収される気持ちよさ、さすがです。
映像もきれいですが、今回は映像メインではないですかね。
弟・母・マンティコアの戦闘力とか順応力とか、あの世界において何が普通で普通じゃないのか分からないので、細かいところは突っ込みません。ライブ感重視です。
これだけ引っ張った「父」が現世に戻っての収穫が「魔術師名」と「ハグ」だけって、ちょっとあっさり?な気もしましたが、
もう新しい恋人のいる母親とか思うと、いいバランス感覚だったのかも。
病室の父親にちゃんとお別れ出来なかった兄→お別れのハグできて良かったね、の感動に、
実はそのハグは弟のためにっていう被せ。おしゃれすぎる・・・。
いまのアニメ映画市場的にはちょっと地味?なのかもしれないけど、
やはりPIXARともいうべき完成度で個人的には非常に満足でした。
最後に、やっぱり一番好きなのはお兄ちゃんが愛車をレクイエムかけながら岩に突っ込ませるところです。かっこよすぎ。
一人っ子の自分には刺さらなかった
うーん……。
一人っ子だからか、自分にはあまり刺さらなかった。
俗に言うヴィランズの舞台装置感が強く、オチも完全無欠のハッピーエンドではない。
無難に面白い映画という印象ではあった。
ピクサー的冒険活劇
ディズニープラスにて鑑賞
CMみて絶対面白くないよなあと思い完全スルーを決め込んでいた作品
全然思っていた作品ではなく、めっちゃ冒険活劇してた笑
あらすじは、魔法が消えかけた世界で杖をプレゼントされた少年が父親を復活させようとするが失敗してしまい下半身だけ復活させてしまい24時間以内に完全に蘇らせようとさせる。
初めは少しグダッているが妖精とのカーチェイスのシーンから怒涛の展開
見てて飽きない
アクションシーンも流石のアニメーションで迫力も満点である
またトムホの声が主人公にピッタリでいい感じであった。
ストーリーは大味なのでそこまでだが見ていて楽しくピクサーはこんなん感じでいいと感じる作品である。
また見終わった後もスッキリした気持ちになれる。
足だけの父親がシュールでもう少し役回りがあればよかったかな
個人的には最後のところで父親と全く顔合わさなかったのは珍しい展開だなと感じた。
まあ家族愛というよりかはアクション映画のイメージ
トイストーリーとか好きな人は楽しめる作品だと思うのでぜひ〜
想像以上にハラハラドキドキ
あまり期待しないで見たら、なかなかよかった!空気の読めない破天荒なお兄さんが、話が進むにつれだんだん弟想いの頼りになるお兄さんに印象が変わっていき、最後は固い絆で結ばれる兄弟になった。ラスト、お父さんと再会できたシーンは泣きそうになってしまった。
2分の1
ディズニー+で初鑑賞。
ストーリーは
かつては魔法に満ち溢れていた世界が科学の発展によって魔法が廃れていった。
現代で暮らしているイアンと兄のバリー。
亡き父の遺したプレゼントの魔法の杖と魔法の使い方を記したメッセージを見て父を復活させようとするが復活したのは下半身のみ。
上半身を復活させる為に魔法の石を探す冒険に出る。
といった感じだけど、
序盤は色んな種族が人間らしい暮らしをしている世界観に少し違和感を感じてのめり込めなかった。
魔法で父親を復活させたあたりから少し流れが変わり中盤辺りから盛り上がって来た印象。
少しずつ魔法を使えるようになったり、少々鬱陶しく感じていた兄でも振り返ればいつも兄に助けられていた事を思い返したり、
主人公の成長が見えるのは良かった。
クライマックスの完璧に魔法を使いこなすシーンもカッコよかった。
父との対面を諦め兄に譲るのも良かったと思う。
見終わったあとはほどほどに面白かったと感じるけど
あまり子ども向けとも言えないし、
感情移入のしにくさや予想の範囲内の展開で
他のピクサー作品と比べると物足りなさを感じてしまった。
この世界には、満ちている。冒険と、愛と魔法。(そしてVOD)
私事ながら、この2月からギガを使い放題プランに。
で、私もやっと遂にNetflixやディズニープラスなど動画配信サービスに加入。
Netflixはauから通知が来るらしく、それまで待ち。ディズニープラスの方は上手く加入出来たと思ったら…、
やれDアカウントが必要だの、やれこのアカウントでは視聴出来ないだの、訳分からん! 何だかイライラしてきて、もうイイヤ!(#`皿´) ヤ~メた!
この二つ以外の動画配信は、数ある中から悩みに悩み、選んだのは、U-NEXT。
国内の動画配信では最も老舗らしく、その信頼感と、何と言っても惹かれたのはタイトル数。
洋画、邦画、アニメ、海外/国内TVドラマ、バラエティー、漫画、書籍、さらにはアダルトまでありとあらゆるジャンルを揃え、21万タイトル以上!
月額料金は他の動画配信よりちと高いけど、ここに決~めた!
どんな作品があるか検索していたら(確かに色々いっぱいあるぅ~!)、本作を発見!
昨夏、ディズニー/ピクサー作品でありながら何となく劇場鑑賞をスルー。リリースされるも、配信や販売のみで、あれれ、見れないまま…。
だったので、ラッキ~♪
…と、どーでもいい前置きが長くなってしまいましたが、感想はここからです。
かつてこの世界は不思議に満ちていた。
冒険、幻の動物、未知なる力、そして魔法…。
が、時が流れ、科学などで暮らしが豊かになるにつれ、それらは消え失せ…。
もっと栄えていたかもしれない魔法世界。
文明社会とまだ少しの魔法が入り交じり。
“もしも、魔法が使えるようになったら?”…某国民的アニメの劇場版を思い出した。
主人公はエルフの兄弟。
弟イアンは内気な性格で、自分に自信が持てず、魔法にも半信半疑。
兄バーリーは陽気な性格で、魔法が消えかけた世界で魔法オタクのトラブルメーカー。
普通だったら、イアンが魔法を信じるオタクで、バーリーが魔法など信じない今時チャラ男だが、この性格設定は面白いと思った。
イアンは16歳の誕生日、母親から亡き父親の遺した魔法の杖を貰う。
自分が産まれる前に死に、会った事の無い父親。一度でいいから、会いたい…。
そんな思いで杖を使ったところ、魔法に目覚め、父親が甦った!
…失敗して、下半身だけ。
完全に甦らせるには遥かなる山奥にあるという魔法の石を手に入れなければならない。しかも、期限は一日。
イアンは不安いっぱい、バーリーはワクワクの、冒険に出発するが…。
魔法が消えかけた世界でも、やはり待ち受けていた困難の冒険。
マンティコアの酒場! 暴走族妖精が急襲する高速道路!
街を通り抜けると、本当に『インディ・ジョーンズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』風。様々なトラップ、危機!
でも一番の困難は、兄弟の絆、自分自身の成長。
とにかく何をするにも引っ込み思案なイアン。
トラブルメーカーとされているのは兄バーリーの方だけど、時々イアンが臆病過ぎて事態をややこしくしている時も…?
言うまでもなく、性格は真逆。慎重派と自信家。
それ故時折ぶつかり合う。喧嘩も…。
でも、兄弟(姉妹)が居る人なら絶対分かる筈。
それが、兄弟/姉妹ってもんだ。
それにこのバーリー、ちょっと面倒臭い時あるけど、とっても弟思い。イアンからしたら父親代わり。
イアンも内気な一人っ子だったら成長出来ていなかっただろう。
性格は違うし時々面倒臭いし、でも優しい兄が居てこそ。
兄弟の絆も。自分自身の成長も。
旅にはもう一人、同行者が。
2分の1の父親。
上半身は作り合わせのサングラスや服でふらふらふらふら不安定怪しいが、
足でトントン叩きながらコミュニケーションする様は、兄弟を優しく見守ってる“眼差し”を感じる。
旅に出た兄弟を追う母親はさながら肝っ玉母さん。
家族愛。
サブキャラでユニークだったのは、マンティコアと暴走族妖精たち。
ユーモアあり、アクションやスリルあり、冒険や楽しさあり、そして感動…。
これぞディズニー/ピクサーの“魔法”。
…だけど、ディズニー/ピクサーのベストの“魔法”ではなかったかな。
確かに悪くはなかった。楽しかった。
ラストの父親が伝えたかったメッセージも感動した。
でも何だか全体的にこれまでのピクサーの傑作群と比べると、イマジネーションもオリジナリティーもちょっと見劣り。
ピクサーはいつもそれらに期待しているのだが、今回は良くも悪くも安全パイといった印象を受けた。
ただ…
クライマックスに登場するドラゴン。
本作を飾る一番大きな見せ場だろうが…
動機はどうあれ、呪いの力でドラゴンを出現させて街を騒動にしたのはこの兄弟なのに、最後はお咎めナシのめでたしめでたしハッピーエンドなの…??
再三言いますが、
決して悪くはなかったですよ!(>_<)
吹替で鑑賞。
志尊淳と城田優が上手い!
母親役の女芸人がドヘタ!
劇場鑑賞やレンタルにこれまでこだわってきたけど、
気軽に見れる配信も悪くないね。
次は何を見ようかな~♪(^^)
Well-madeな工芸品: いろんな意味で無駄のない
最寄りの映画館では、今週で上映終了なので、慌てて鑑賞しました。
結論を言うと、見逃さなくて良かったです。
Pixar作品全般に言えることですが、練られた脚本に感心しました。
イアンはちゃんと成長するし、最大の目標だったはずの父親の復活のチラ見もおしゃれ。
物心つくまえに失った父より、ずっと傍にいてくれた兄の大切さに気づき、父との再開を譲る展開が秀逸。
母子家庭で育った自分には、目頭が熱くなる感慨深い作品でした。
🎬
主要キャストの違和感のなさにも驚きました。
見た目もまんまの春菜は、まさにママ。
城田優も彼の顔を想起することなく、お兄さんのキャラに没頭できました。
志尊くんのナイーブさも、イアンにピッタリ。
🎥
ただ、1点気になったのは、作品に無駄がなさすぎること。
他愛もない台詞が、終盤でキッチリ回収されるし、とにかくよく設計されている。
でも、その高すぎる完成度はまさに工芸品で、アーティスティックな荒々しさには欠けていた。
同時期に観た作品としては、突っ込みどころの多いけど「Tenet」の方が、圧倒されました。
美しき兄弟愛
観たいと思いつつ、機会を逸してようやく鑑賞。
作品としては、さすがにピクサー、安心して子供から大人まで楽しめる内容。魔法をテーマにしながらも、家族愛が根底には流れている。
映像もクオリティは高く、背景も美しく、表情や動きにも、リアリティを追求し、ストーリーを盛り上げていると感じた。
特に、父の下半身だけのコミカルな動きの中にも、上半身の表情まで想像でき、伝わってくる描写力は、さすがです。
ストーリーとしては、弟のイアンが、亡き父の面影を追いつつも、実は、兄のパーリーがいつも温かく包んでいた事に気づかされていく兄弟愛が描かれている。そこに愉快な魔法やインディージョーンズ的な冒険ファンタジーが、演出を加えている。
今回は、字幕での上映会場が近くになく、吹き替えで鑑賞。志尊君と城田さんは、なかなか上手でしたが、春菜さんの母役は、チョット違和感を感じた。字幕でトム・ホランドやクリス・ブラッドの声優としての魅力を感じでみたかったのが正直なところ。
全体的にはイマイチだけど〆方は好き
ピクサーブランドの美しい映像やカラフルなキャラクター、トムホランドとクリスプラットという二大MCUスターの共演、オクタヴィアスペンサーの素晴らしいボイスパフォーマンスなど、ある程度の満足度はありつつも、いまいち楽しみきれなかったのが正直な感想。
キャラクターのビジュアルが可愛くなくて魅力を感じなかったり、展開に意外性がなかったり。
でも、最後に2人が辿り着く答えが良かったです。お父さんがいなくてもいつもお兄ちゃんが側にいてくれたことに気付けた弟と、お父さんへの想いと後悔を抱えて生きていた兄のお父さんとの本当の別れ。
前向きなピクサーらしいメッセージでした。
半分、浅い
魔法でお父さんを完全に甦らせるならともかく、一日だけの復活のために生死を賭けすぎではないか?そのせいで兄弟が命を落としたら、家族にとっては元も子もない。
舞台設定が現実世界ではなく、既にファンタジー要素満載のラインアップなので、魔法のありがたみが半減する。お兄さんが魔法の反動か何かで小さくなったところで、もともと五月の蝿のように小さくうるさいヘルス・エンジェルスもどきの連中がいるので、大したことじゃないみたい。
「インディ・ジョーンズ」を彷彿させる洞窟内の冒険や瓦礫の合体怪獣など、過去の映画的な記憶のつまみ食いが散見され、全体にあまり熟考されたストーリーではないように思えた。
予告から想像した以上
予告でこんな感じかな、と思っていたがそれ以上の上を行った展開。
ただ、前半から母役のセリフに違和感があり、エンドロールで納得、シュレックじゃねーよ。あいつでなければ、もっと良かったのに残念。話題性だけで声優は決めて欲しくない。お願いします🤲
しっくりこないかも
何がしっくりこないかって、「他人に迷惑をかけてばかりの人物が、反省するなり罰を受けるなりすることもなしに全肯定」って展開。魔法や探索に関しては「実はお兄ちゃんが正しかった」で良いけれど、それとは別に人様に迷惑をかけたらダメでしょ……なんて部分が気になっちゃう俺、日本人。
そこ以外は普通に楽しめました。
主人公が報われない…
平日朝イチ上映とは言え、まさかディズニーPixarの新作で、スクリーンの前に私一人しか座っていないとは。
『ムーラン』も配信に回っちゃって、これから映画館もさらに大変だ。
ただ、今回の作品はさすがにノれなかった。
主人公は兄貴の趣味と意向に終始振り回されて、その結果お父さんにも会えず。
その冒険の中で父親としてみたい事は「兄貴が与えてくれた」みたいな納得をするけど、ソレはソレじゃない?
兄貴のメチャクチャっぷりの理由も凄くあっさり説明されるけど、それも「…だからと言って好き勝手やっていい理由にはならないよね?」って感じ。
お母さんとマンティコアが伝説の剣を買うシーンも、何だか嫌な感じだし。
お母さんの彼氏は敵なんだか味方なんだかよく分かんないし。
下半身だけ復活させたお父さんの扱いも雑だし。
あと、他の方も書いてるけど、お母さん役のハリセンボン春菜は、まあキャラクターに似てるから採用されたんだろうけど、明らかに声優としてはレベルが低い(それ自体は本人のせいじゃなくて、キャスティングした側に問題がある)。
とにかく、主人公以外のキャラクターに対する違和感が強過ぎて全然共感できないので、ずっと主人公が哀れに思えてならなかった。
24
onward
大切なものはすぐそこにあって、亡き父親とやりたいことはいつもそばにいた兄が叶えてくれていた。
一見地味に見えるような本作ですが、ディズニークオリティ しっかり心温まりました。
43歳の誕生日前日にこれをチョイスしたオッサンが語る。(激しくネタバレ)
予告編でガンガン流れていた例の曲はエンドロールでちょろっと流れます。そこまで雰囲気壊さないので良いかと。
さて、この映画。
ピータージャクソンが撮ると本編9時間、外伝5時間とかかかりそうな映画を、うまくコンパクトにまとめた作品となっている。
始まりは亡き父を思い、色々プライベート、友人関係、兄弟関係はうまくいかない少年が、徐々に成長する話かと思いきや、裏主人公の兄貴が良い。
はたから見て、問題児としか思われて煙たがられていた兄が、実は弟思いで、他人に対して理解があり、思いやりがあるものも不器用なだけだったという話は、他のピクサーではなかなか描れなかった部分で、最後の気付きのシーンで、43歳になるオッさんの涙腺崩壊。
隣にいた連れも軽く引くくらい泣いてしまった。
そうだよそうだよ、みんな分かってくれていないんだよ!!!
※僕は何かしら抱えているらしい…
愛車を西部劇風のテーマ「大きな犠牲」がかかる瞬間は最高に良い。途中パンクして結果馳せる駿馬の如く空高く舞い上がる訳だが、怒りのデスロードですら泣かなかったのに、この愛車の自己犠牲(というか生贄)のシーンは泣けた!
※あれ?歳のせいか涙腺緩くなったかな…
長い旅を終え、2人がドラゴンと対峙するのだが、このドラゴン、吠える時に軽く学校のチャイムが鳴るのも憎いし、学校のマスコットキャラのほのぼの顔があそこに収まるデザインも秀逸。恐ろしいシーンの筈なのに、素晴らしいなと感心する限り。
数多くの難関を乗り越え、魔法使いとして開花した主人公は、望んでいた父との再会を兄に譲るわけだが、このまま父と話せなかった演出が僕は大好きで、ご飯3杯はいける。
瓦礫の隙間から遠巻きに父の面影を見届けるあのシーンの神々しさよ。
消えてしまった父を見届けて、兄は弟を父からの伝言だと抱きしめる。
ベストハグオブザイヤー!
43歳のおじさんもう無理です。無理です。卑怯です。
こうなるって大体わかっていたけど、わかっていたけど、無理です。
43歳の誕生日前日、つまり42歳の最後の日にこの映画で涙の総決算。
この歳でも感情が揺さぶられる人間で良かった。
さて、この映画、裏テーマでケンタウルスおじさんが新しく家庭に馴染むってのもあるのだけど、それに絡んで道中で人文をした婦警2人のうち1人が「私も彼女に受け入れられる云々」発言があり、レズビアンだという事で、数カ国で宗教上上映禁止になったそうで。
今の日本は色々抱えている問題はあるけれど、この映画を映画館で観る事ができる我々はまだ少しだけ幸せなのかも知れない。
p.s. 僕の好きなピクサーのシーンはカールじいさんのオープニングです。
う~~~ん。(笑)(笑)
お兄ちゃんのキャラが面白くて。
その引っ張り感とそれでいてサクサク、タンタンな感じで。
ポジティブな感じとパワフルな感じで最初は笑えて。
徐々にアクション的な。
コンパクトな展開で。
そこがまた皮肉な感じでいいような。(笑)(笑)
コンパクト、タイニー、アドベンチャー、コメディ、アクション、ファミリー的な感じでした。(笑)(笑)
ブルーが多くて、暗い画面ですが、(笑)(笑)
なんか暗さの中に明るさがあるような。(笑)(笑)
全33件中、1~20件目を表示