劇場公開日 2019年12月7日

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「“リンドグレーン”はどこにいる?」リンドグレーン Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5“リンドグレーン”はどこにいる?

2020年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何を書いてもネタバレになってしまうような単純な話。

予告編の冒頭にあるように、老いたリンドグレーンの元に届いた少年少女のファンレターが読まれるので、かろうじて“リンドグレーン”であることが示唆されるのみ。
作家になる手前で終わってしまい、作家になる経緯は不明。
後年に書く作品の着想がどこから来たのか、どういう少女時代を送ったのか、といった“作家性”とも無関係だ。

当時の保守的な「教会」や田舎のコミュニティのあり方と、そこからはみ出して自立して生きる女性を描いた作品とは言える。
しかし、それだけでは映画にならないと思う。
映画になったのは、主人公が“リンドグレーン”だからだが、我々が知りたい“リンドグレーン”はどこにもいないのではないだろうか?

Imperator