「ラストが実にショボ過ぎた。」シグナル100 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが実にショボ過ぎた。
教師に自殺催眠術を掛けられた高校生生徒36人の物語。100個の禁止項目があり、それをしてしまうと自殺してしまうと言う。催眠術を解くには最後1人の生き残りになるしかないとの事。
最近の出演映画ではヒット連発の橋本環奈主演。
100個の禁止項目(シグナル)が宗教性・道徳性もあり中々面白い項目に。
瀬戸利樹くん、アンタNEWSの手越に似ているって言われないかい?
グロテスク部分は別映画の深作欣二作品「バトル・ロワイアル」(以下バトロワ)に似ている部分は有るものの、あちらは「殺し合い(攻め)」、こちらは「自殺し合い(ならない様に守り)」と視点が違う事で(フィクションだと理解し)ある程度は映画として楽しめていたのだが、途中から方向性が崩れ始める。
崩れ始めた原因は一つのシグナル。
7人に〇〇○れると、やられた側が自殺?
このシグナルへは宗教性・道徳性を感じず「普通の殺し合いゲームに方向転換かよ💦」と興ざめし、そこからラストまでテンションが上がらなかった。
そこに恋、片思い、嫉妬、友情など絡ませてくる訳だが、バトロワの青春の甘酸っぱさに勝てる訳が無く、あえなく物語は終了。
後半になればなるほど、なんだかな〜⤵︎⤵︎
あっそうそう、一つのシグナル以外にも更に興ざめしてしまったものがラストに。
要らん、ショボ過ぎ、出ないでくれ、死んでてくれ😭www
この映画はテーマが薄い。
バトロワや「パージ」の場合、殺し合いの裏に社会の闇があり考えさせられるテーマがあるだけに、こちらはラストのせいでイチ変人によるただの殺人を楽しむ&欲望を満たすゲームに😓
これが監督と取り囲む人々(脚本家等)の力量の差だと思う。
まっ、R15+の残虐性がある作品なのは確かです。
(私としては嘘でも催眠ビデオシーンは観せたくないな)