「薄味」みをつくし料理帖 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
薄味
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某大混雑映画は混んでるのが嫌なので
後回しにして気になってた空いてそうなのを
ということで観賞
「復活の日」「セーラー服と機関銃」など
時にはハリウッドに負けんぞと感じる情熱で
一世を風靡した角川映画
奇人変人と言われながらヒットメーカーだった
角川春樹の監督としては最後の作品(らしい)
このシリーズは作品が初見ですが
感想としては
(角川に)世話になった俳優大集合の豪華さ
表現力に富む主演女優陣
料理が添え物になりがちな展開
役者ごとにテンション違いすぎ
演出が冗長でダレる面も
といった感じでした
上方で仲良しだった澪と野江は大洪水に運命を変えられ
それぞれ行方もわからないまま江戸で料理を通じて
再び成長した姿で会う二人…
映画は幼少期から始まりますが
ほぼいきなり江戸に飛んでしまうので
澪がどうやって料理の才能を見出したのか
といった部分がかなり端折られていました
ドラマでは一回ごとに料理を軸に話が進む
パターンが合っている感じでしたが映画になると
あからさまにダイジェスト感が強くなる感じ
予算もかかっているのかかかってないのか
あんまりわからん感じで
つる屋のセットは非常に作り込んでありましたが
それ以外は同じような橋付近や
吉原は特にあさひ太夫の部屋周辺だけばかり
だったような
雰囲気はなかなか良かったですが
起こってる事よりいちいち演出が長ったるく
観ていてだんだんダレてきてしまったのは残念でした
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